2014年01月11日いまやドラマはWOWOWの時代。。。

カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」

 去年の7月に「中島孝志の聴く!通勤快読」で紹介した『震える牛』(相場英雄著)が連ドラとしてWOWOWで放送されたとご紹介しましたね。

 ようやくDVDが発売されました。もち、即、拝見。わたし、基本的に放送中、連載中には見ない読まないことにしてるんです。すべて揃って一気に見たり読んだりすることにしてんの。

 警視庁捜査一課の田川信一刑事は病気のために継続捜査班に異動を命じられた。発生5年。未解決の「中野駅前居酒屋強盗殺人事件」。犯人を「金目当ての不良外国人」と特定。

 これがおおまちがい・・・てなところから始まるんですけどね。



 映画では短すぎてダメっすね。やっぱ連ドラじゃないと。こういう本格的な内容は地上波では無理でしょうな。だって、スーパーやファミレスなんか絶対にスポンサーにならんでしょ。放送してもらったら困ることばかりだもんなあ。


 SCは自分が殺してしまった地方の商店街と同じ末路を辿るね。目玉テナントが抜けて、業界2番手、3番手のテナントが入ったところで客足は戻らない。本業のスーパーは儲かっていない。利益率はたかだか1%。

 では、どこでカバーしているのか? モールを展開するSC事業は30%以上の利益。この事業は不動産開発業と同じ。常に大規模店舗を開発し、売上を本体のスーパー事業に注ぎ込まねばならない。有力テナントを誘致して賃料と売上に応じた歩合、マージンの徴収で儲ける、というビジネスモデルですね。

 スーパーと同じように開発し尽くせば商売のサイクルは行き詰まります。そんなモールに見切りをつけた大手スポーツ店やアパレルは独自出店攻勢を強めています。

 スーパーは既存店売上高をプラスに維持し続けようと安売り競争が激化する一方。この安売り競争で業界全体が疲弊し切っているから雇用も減る一方。人件費が真っ先に圧縮されているのが現実なんすよ。

 SCMが進出することで税収が増えると期待した自治体は空振り。儲かるどころか、上下水道や道路整備に巨額の先行投資をしたから大赤字。でありながら、SCMに撤退されたらシャッター街と廃墟だけが残るわけ。

 この前ご紹介した『タネが危ない』で、もうなにも食べていいかわからなくなってる上に、肉もこうではねえ。。。中国を笑えませんなあ。

 昨日のブログにちょいと書いたけど、地上波テレビ局はあまり安易なドラマばかりつくってると地盤沈下は止められないでしょうな。視聴率が取れるのはすべて過去のシリーズ。ドラマはWOWOWにすべてやられますな。