2003年12月15日中東はこれからも複雑怪奇です

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逮捕!

 フセイン元大統領が拘束されました。

 どうやら、身内のチクリで見つかったとか。しかし、見つかった状況といい、その立場といい、違いはありますが、わたしが連想したのは「ああ、これ、オウムの麻原と同じじゃないか・・・」ということでした。

 麻原は教団施設内に特別隠れ場所。そこにお金をしこたま入れたまま、隠れていたのが見つかりました。

 一方、フセインは七千五百ドルの所持金。それにほとんど穴蔵。窮乏生活がしのばれますよ。

 このニュースは当然、テレビ好きの将軍様もご覧になっていたことでしょう。

 「明日はわが身」とつくづく感じていたことでしょうな。

 フセイン逮捕で、ドル高です。金融筋はこのニュースですぐにドル高円安のポジションにしたでしょう。同時に株はあがる、とくに輸出関連はあがると踏んだと思います。

 アメリカにとっても、小泉さんにとっても、これ以上の朗報はないでしょう。とぢらも手詰まりでにっちもさっちもいかなくなってましたからね。

 「フセイン拘束!」

 これはオセロの一発逆転にも匹敵する「事件」でした。




テロの不安はまだ続く

 もちろん、これでイラクが沈静化するわけではありません。

 もう、映画「ダイハード」も真っ青のアルカイダですから、イラク暫定統治機構によるフセイン裁判中にも、どんな手を打ってくるかまったくの未知数です。

 「中東の情勢は複雑怪奇」

 かつての平沼騏一郎内閣と同じにならないように祈るばかりです。

 国内にはテロの不安がじわじわと・・・来てますね。わが家の家族など、都心には出かけないようにとおふれが出ております。

 都内に用事を頼むと、「危険手当!」といって2割増しに取られます。「忘年会に行って来る」というと、費用の同額のペナルティを取られております。

 テロの危険は家計にもひしひしと押し寄せているのです。

 しかし、テロリストにしてみれば、日本ほどやりやすく、また効果のある標的はありませんな。平和呆けした日本人は、一朝、ことあれば、過剰反応して、一歩も外を出なくなるかもしれません。

 地震に加えて、テロの不安。

 いよいよ、安全は金では買えない。みんな仲良く生きていることがどれだけ崇高なことなのかを再認識する絶好の機会ですな。



 それにしても、やわらちゃん。あの子、意外とブランド好きですねぇ。全身、ブランド漬けなのに、だれにも気づかれない。顔とスタイルで妙に得してると感じるのは、わたしだけでしょうか。