2014年05月24日出雲原原道中記。。。

カテゴリー中島孝志の原理原則研究会」

 出雲原原は毎月土曜日開催なんすよね。博多から36人乗りプロペラ機で出雲縁結び空港に到着。
 快晴ばかりなんで、「とんでもなく揺れますよ」「ベルトは絶対しといてください」「でないと脳震盪起こしますから」と脅かされてますが、いまだその経験はなし。

 今日は鰐淵寺に見参する予定。できれば、そのあと、石見銀山に。。。

 午前11時に出雲市駅到着。レンタカーで30分。浮浪山鰐淵寺に到着。いいっすねえ。はぐれ雲みたいで。

 ここから延々と歩きます。

 その昔、あの武蔵坊弁慶が18歳から3年間修業した寺ですわな。深山幽谷。出雲は山国だということがよくわかります。


鰐淵寺です。

川沿いの登り路を延々と歩きます。

弁慶さん松江生まれだかんね。黒田官兵衛で知られる姫路の書写山圓教寺、比叡山。平家滅亡後は再び鰐淵寺。大山寺から一夜で運んだ釣鐘は国の重要文化財。

山道で思わず踏みそうになったチビ蛇。全長10センチないわな。

 智春上人が浮浪の滝で修行中に誤って滝壺に落とした仏器。鰐がえらに引っ掛けて奉げたという伝説。推古天皇2年、智春の開山とされていますが、正確な時期は不明。そのくらい古いつうこと。
 円仁(慈覚大師)が出雲を訪れたときに天台宗に転じたらしいっす。

 後白河法皇『梁塵秘抄』には「出雲の鰐淵や日の御碕」と収録されてます。
 この山相では修験道のメッカになってたんとちゃうかな。

 さて、石見銀山に参ろう・・・と日本海の海っ縁をドライブ。絶壁の連続。対向車が来たらどないすんねん。しっかし路が細い。途中、ようやく山側に折れる。するとさらに細い細い路。気づくと、いつの間にか、出雲大社の横に出てました。そういうことなんか〜。

 で、石見銀山に行く途中、「道の駅キララ」なるものを発見。全国の道の駅を見て回ってますからね。ここは寄らない手はありまへん。

 う〜ん。典型的な地方に良くある失敗パターンではないかしらん。ま、だれもがやりそうなミスですけどね。道の駅レベルじゃなくてデパートやショッピングモールでもよくやりまっせ。

 あくまでも想像ですが、既得権者最優先。リスク回避最優先の品揃え。スーパー以下。どこが道の駅なん? せっかく漁港を背後に抱えているというのに冷凍物。しかも空港のほうがまともな品は並んでまっせ。

 ま、そのうち、だれも来んようになりまんな。


高速道路によくあるPA・SAてなとこかな。

ブラックラーメンは意外といけまっせ。テレビチャンピオンの「なんつっ亭」のパクリ? あっこの大将は黒ラーメンで有名な人吉の好来ラーメンで修行してたもんな。

こんな店。

 全国を見て歩く楽しみは生きたマーケティングが勉強できるところでしょうかね。創意工夫でいくらでも集客できまっせ。頭使わんで金ばかり使っとると消えてなくなりますな。

 サプライズとインパクト。お客さんが喜ぶコンセプトは世界中同じですな。