2014年06月26日時間切れで言い忘れたこと。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 先週の原原ですけど、つまり「ロシア、中国、朝鮮半島の真実について語ろう・・・」つうテーマで講義した件ですけど、大阪では8割ほど話せたと思うのですが、名古屋と出雲では時間切れ。で、ラスト15枚のパワポが未消化だったと思います。

 で、いま、集団的自衛権云々でいろいろ注目されるなか、ここだけは共通知識として押さえておきたいのでご紹介しておきます。


領土、領海、領空です。

領空と防空識別圏はちがいます。。。

 防空識別圏はご存じの通り、各国ともご自由にどうぞ、というものです。ですから、たいてい隣国同士かぶってます。だって、防空識別圏つうのは「こっから入ったらあかんど。イエローカードやからな」とスクランブルをかける領域だからですね。

 で、領土、領海、領空とはなにか。「こっから先は一発撃墜。レッドカードだかんね」つうものです。

 つまり、レッドカードにならんようにイエローカードを相手国に知らせる範囲のことなんです。もち、このままだと領空内に入っちゃうよ、気をつけてねとはっきり認識させるよう曳光弾を発射したりして知らせます。

 当然、どこの国でも領空よりも防空識別圏は広くなりますよね。

 ところが日本が領土だかんね、と主張してきている範囲はどうなってるのでしょうか? はい、防空識別圏の外にあります。北方領土、竹島。。。どういうこと?

 日本政府が決めたのではなく、米軍さんが線引きしたからですよ。英米という国は地球に線引くのが大好きなの。

 いま集団的自衛権だ個別的自衛権だなんだかんだと議論してますけど、すべてのキモはここにあります。米軍がすべてを決めていること。いざ戦争となっても、自衛隊はすべて米軍のソフトウエアに押さえられていること。
 ホントに独立するなら、ドイツのように全軍を動かすソフトウエアを日本独自で開発しなければいけません。でないと、リビア戦争のときのイギリスの二の舞になってしまうのがオチです。

 では、自衛隊が独自ソフトを開発しようとしたらどうなるか? アメリカは許さないでしょうね。内政干渉どころの話ではありませんけど、適当にスキャンダルを仕掛け、金が動くマスコミを使って、首相交代となるでしょうね。ウクライナやグルジア、キルギスのようにね。

 彼らは原爆2個も落とした前科がありますから、「いつか必ず復讐される」と思いこんでますからね。

 こんな準備もしてないで集団的・・・の議論もないのですが、ことはそれだけ緊急を要しているのでしょう。
 朝日新聞は韓国有事を想定して記事を書いてますが、アホかです。有事はいつも中国ですよ。それに朝鮮半島が巻き込まれているわけでね。韓国が戦火に巻き込まれても米軍はなかなか動かない、と思いますよ。シリアでもそうでしたでしょ。かといって、日本はもっと動かない。動けない。在韓邦人、在中邦人は見捨てられます。

 これからどうなるか? 日本のホントの敵はだれなのか? アメリカのために戦火に巻き込まれる危険性があるのに、なぜ日本は突き進もうとしているのか? 真意はどこにあるのか? 原原で詳しくお話したいと思います。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか』(加瀬英明著・ベストセラーズ)です。詳細はこちらからどうぞ。