2003年09月08日踊る大総裁選 再び
カテゴリー価値ある情報」
案外まともな亀井さん
世論調査によると、圧倒的な小泉さん有利です。もちろん、自民党総裁選の話です。
候補者である亀井、藤井、高村の各氏は本日、総裁告知日でひな壇にそろい踏み。
「えっ、こんな人いたの?」という地味な候補者もいるし、「ハナから無理だろうな」という人もいるし、「穴かも」と感じさせる人もいます。
記者会見を見る限りでは、小泉さんには現役総理という力強さがありました。けど、相変わらず、話はスローガン調で実体がありませんね。
この人、ポーカーの名手だと思うよ。最後の最後まで手を明かさない。ブラフの連続で、周囲の期待、勘違いをエネルギーにして進む人。さぞかし、財務省の役人はやりやすいでしょう。
以外に、亀井さんの主張はすっきりしていて、説得力がありました。
この人、許永中との人脈で、きなくささ、うさんくささが足を引っ張って残念。山拓さんと同じ臭いがしますよ。
小泉さんと対極に位置し、目立ちはするけれども、いきなり、ここまで大きく振れることはないでしょう。
デフレのままでいい?
小泉さん以外の候補者の意見を聞いていると、「適材適所(官僚を使いこなせる人)・責任の明確化」「解散権をいたずらに行使しない」「デフレ(経済再建)対策優先」ということです。
こんなことぐらい、わたしでも言えますよ。
高村さんなど、「税収が少なくなる中、歳出を減らすなんて、マクロ経済学では言語道断!」と言ってました。けど、ケインズですら、「金利1パーセント以下ではどんな経済政策も意味を持たない。経済学は死ぬ」と表現してるんですね。
デフレ経済を止めようと懸命なのはわかりますが、わたしは理解できません。
というのも、こんなことして、バブル潰しと同じ羽目になるんじゃないですかね。
日本人はデフレ経済を反対してない、と思います。物価が下がる、お金が価値を持つ。これはいいことでは?
「資産デフレで担保割れしているから困る」という人は、買い換えができないだけで、資産デフレになろうがどうしようが、住宅ローンは変わりません。資産インフレだったら、売るつもりだったんでしょうか。住宅って、そういうものではないでしょ。
困るのは、デフレではありません。デフレのおかげで物価が下がって生活がしやすいでしょう?
デフレがなくなったら、リストラがなくなるの?
なくなりませんよ。リストラはすでに経営用語になってしまいました。景気が良くても、今後、リストラは常識です。
デフレがなくなったら、賃下げに歯止めがかかるの?
かかりません。企業は儲かればベアもある。儲からなければベアはないんです。デフレとは関係ありません。
デフレがなくなったら、住宅ローンの利下げがあるの?
ありません。この2日にも金融公庫の利率が上がり、金融機関は右ならえで上げました。
デフレの理由は、需要が少ないこと、供給が多すぎることが原因なんです。だれも買いたくないのに、「売りたい」という人がたくさんいれば、そりゃ、「ディスカウントしまっせ」となるのは当たり前です。
だから、デフレ退治には需要を増やすか、供給を減らすかのどちらかしかないんです。
需要を増やすには、お金持ちがバンバンお金を使える仕組みを作ることです。これは政治でいくらでも工夫できるでしょ。
供給を減らすには、ダメな会社、サービスをどんどん淘汰するしかないんです。でも、再生産業機構がゾンビ企業を蘇らせて、頑張ってる企業の足を引っ張ってるんですね。
この産業再生機構は地域の地盤沈下を防ぐだけにとどめておいて、首都圏の企業には不要ですよ。
世論調査によると、圧倒的な小泉さん有利です。もちろん、自民党総裁選の話です。
候補者である亀井、藤井、高村の各氏は本日、総裁告知日でひな壇にそろい踏み。
「えっ、こんな人いたの?」という地味な候補者もいるし、「ハナから無理だろうな」という人もいるし、「穴かも」と感じさせる人もいます。
記者会見を見る限りでは、小泉さんには現役総理という力強さがありました。けど、相変わらず、話はスローガン調で実体がありませんね。
この人、ポーカーの名手だと思うよ。最後の最後まで手を明かさない。ブラフの連続で、周囲の期待、勘違いをエネルギーにして進む人。さぞかし、財務省の役人はやりやすいでしょう。
以外に、亀井さんの主張はすっきりしていて、説得力がありました。
この人、許永中との人脈で、きなくささ、うさんくささが足を引っ張って残念。山拓さんと同じ臭いがしますよ。
小泉さんと対極に位置し、目立ちはするけれども、いきなり、ここまで大きく振れることはないでしょう。
デフレのままでいい?
小泉さん以外の候補者の意見を聞いていると、「適材適所(官僚を使いこなせる人)・責任の明確化」「解散権をいたずらに行使しない」「デフレ(経済再建)対策優先」ということです。
こんなことぐらい、わたしでも言えますよ。
高村さんなど、「税収が少なくなる中、歳出を減らすなんて、マクロ経済学では言語道断!」と言ってました。けど、ケインズですら、「金利1パーセント以下ではどんな経済政策も意味を持たない。経済学は死ぬ」と表現してるんですね。
デフレ経済を止めようと懸命なのはわかりますが、わたしは理解できません。
というのも、こんなことして、バブル潰しと同じ羽目になるんじゃないですかね。
日本人はデフレ経済を反対してない、と思います。物価が下がる、お金が価値を持つ。これはいいことでは?
「資産デフレで担保割れしているから困る」という人は、買い換えができないだけで、資産デフレになろうがどうしようが、住宅ローンは変わりません。資産インフレだったら、売るつもりだったんでしょうか。住宅って、そういうものではないでしょ。
困るのは、デフレではありません。デフレのおかげで物価が下がって生活がしやすいでしょう?
デフレがなくなったら、リストラがなくなるの?
なくなりませんよ。リストラはすでに経営用語になってしまいました。景気が良くても、今後、リストラは常識です。
デフレがなくなったら、賃下げに歯止めがかかるの?
かかりません。企業は儲かればベアもある。儲からなければベアはないんです。デフレとは関係ありません。
デフレがなくなったら、住宅ローンの利下げがあるの?
ありません。この2日にも金融公庫の利率が上がり、金融機関は右ならえで上げました。
デフレの理由は、需要が少ないこと、供給が多すぎることが原因なんです。だれも買いたくないのに、「売りたい」という人がたくさんいれば、そりゃ、「ディスカウントしまっせ」となるのは当たり前です。
だから、デフレ退治には需要を増やすか、供給を減らすかのどちらかしかないんです。
需要を増やすには、お金持ちがバンバンお金を使える仕組みを作ることです。これは政治でいくらでも工夫できるでしょ。
供給を減らすには、ダメな会社、サービスをどんどん淘汰するしかないんです。でも、再生産業機構がゾンビ企業を蘇らせて、頑張ってる企業の足を引っ張ってるんですね。
この産業再生機構は地域の地盤沈下を防ぐだけにとどめておいて、首都圏の企業には不要ですよ。