2003年04月21日戦争より怖いもの

カテゴリー価値ある情報」

新手の細菌兵器の登場


 SARSの猛威に世界中が震撼としています。

 アジア諸国では、イラク戦争よりもこちらのほうが話題は大きかったのではないでしょうか。

 中国では北京市長と衛生大臣のクビが飛びました。

 日本人にも感染者がいるという北京の発表ですから、そのうち、上を下への大騒ぎとなることは必至でしょう。もしかすると、テポドン、ノドンよりもおっかないですね。

 新型の細菌兵器です。


地球レベルで免疫力が低下している?

21世紀になって、どうしてこんなものが出てきたんでしょうか。

 衛生観念のない国ならいざしらず、香港や広東省は知りませんが、ガムを捨てただけで百叩きのむち打ち刑のあるシンガポールでしょ。過度のきれい好きで、細菌を自然に殺すだけの免疫力がなくなってしまったんでしょうね。

 ところで、これを防ぐ方法はいまのところ、ない模様です。

 マスクで防御する。ビタミンCとEをたっぷり摂る。身体を温める。栄養を摂る。睡眠をとる。早い話が、心身ともにきちんとして免疫力を高めるしかないということですね。

 罹ったら、対処療法しかありません。だから、予防医学、健康がいちばん大事なんですが、肝心のこれがどうも・・・。

 戦争、テロ、貧富の格差、不透明な経済、民族と宗教的対立、政治のインチキ・・・地球レベルで免疫力が弱まることばかり。このSARS、他人事ではありませんよ。

 「この連休に香港に旅行なんだ」

 大丈夫です。こういう脳天気な人間にはSARSは手も足も出ないと思います。