2015年07月14日東京セレソンデラックスの芝居「夕」

カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」

 はまってます。宅間孝行さんの芝居。もう全部見ちゃいます。で、芝居でやってないのはDVDとか本とかでチェック。

 29歳の時。当時、出版社のサラリーマンしてたとき、同じ芝居、27回観たことあるんです。劇団ふるさとキャラバン。『村は三三七拍子』という芝居ですね。パンフレット表紙の推薦文は、私と横澤彪さん(当時フジテレビ・ゼネラルプロデューサー)の2人で書きました。

 横澤さん初演出の芝居「横澤版ベニスの商人」も4回観ましたね。初日、いちばん最初に出たとき、外に横澤さんがいたのね。

 「中島さん、観てくれたの?」
 「あと3回は来ますよ」
 「来ない、来ない」

 行ったの。あと3回。で、毎回、感想をメモって届けました。だって、横澤さん、私が主宰するキーマンネットワークつう勉強会のゲスト講師を無料で引き受けたくれた恩人ですからね。

 ですから、宅間さん脚本・演出の芝居もたぶんすべて観ちゃうと思います。はまりやすいタイプですから。

 この芝居。懐かしさプンプン。そうそう、そんな感情、あったな〜昔のメモリーを起動してくれる芝居ですね。

 舞台は80年代の長崎。全編九州弁。これがよかよか。よかですもんねえ。


特典映像、大爆笑しまっせ。テレビで放送したらええのに。。。

 ボディコン、DCブランド、校内暴力、おニャン子クラブ。長崎の海の家兼民宿あいかわには「キングギドラ」と怖れられるヤンキー3兄弟がいるわけ。

 明るくて、人なつっこくて、優しくて、おバカなやんちゃの次男坊「もっちゃん」は薫に恋心。けど、薫はもっちゃんの親友が好き。で、もっちゃんに思いを寄せてるのは薫の親友の夕。夕はもっちゃんの幼なじみ。

 わかるなあ。。。

 幼なじみって二通りあんのよね。あまりにも近すぎて男と女になりないケース。それとあまりにも近すぎて、つうか、筒抜けで、好きと言えないケース。幼なじみだから「告白」できないわけ。友達が恋人に進化しないんだよなあ。。。

 初恋ってのはそういうもんなんだろうね。レモンの味なのよ。

 で、だれもがそんな思いをしたことがあると思う。初恋は・・・カルピスの味でもあるわな。

 甘酸っぱいからさ。

 笑って泣ける日本最高のフェスなんだろうけど、この芝居、女性にはウケると思うな。私? 良かったですよ。とっても。けど、『DUET』『くちづけ』があまりにもはまってしまったので。。。そうそう、第15期の東京原原は宅間さんの芝居観劇もプログラムに入れてますからね。メンバーはお楽しみに。

 で、この芝居は去年やりました。内山理名さん、上原多香子さんに、高橋光臣さん、藤吉久美子さん、南海キャンデーズの静ちゃん等々を迎えてね。

 DVDは初演時のキャストで演じられています。永井大さん、木下智恵さん、いとうあいこさん。。。ですね。

 2時間25分たっぷり満喫できますよ。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「立ちそばガール!」(イトウエルマ著・講談社・1296円)です。