2002年11月18日小泉総理の憂鬱

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困れば困るほど、実は有利


 ちょっと、とち狂ったかな。

 えっ、何のことかって?

 政府ですよ、政府のこと。

 竹中さんも小泉さんも、「金融再生政策」に対して、銀行がやいのやいのと自民党の守旧派を抱き込んで圧力を掛けてきた時、「よし、これでまた前の構図に戻れるぞ」と内心、喜んでたはずですよ。

 だって、いまや、悪者は銀行ですものね。銀行が反対すればするほど、国民は「もっとやれ、もっとやれ」と応援しますものね。小泉内閣のエネルギーは、国民の支持だけなんです。

 こうなると、道路公団がやいのやいのと言ってくればくるほど、エネルギーを盛り返しますよ。

 いまの日本では、守旧派=すべて悪者、革新派=水戸黄門。こんな図式ですからね。


野党が日本を潰す

 でもね、困ったことがあるんです。

 小泉さんが強がれるのも、自民党が不安定である、ということが大前提です。

 ところが、いまの野党を見てください。ガタガタでしょ?

 民主党は幹事長人事で決定的なミソをつけ、社民党は拉致事件の報道後、なんの役にも立っていなかった、いや、それどころか、反動でさえあったことがわかりました。となると、あとは自由党か共産党か。

 いずれにしても、野党第一党がこの体たらくでは、自民党はいまや敵なし。解散も怖くない。となると、敵は本能寺、小泉内閣ということになります。

 補選でこんなに野党が負けるとは、小泉さんも頭を抱えたと思いますよ。

 野党の体たらく。だから、日本の政治はダメなんです。あと、一人か二人。鈴木宗男さんのような人に出てきてもらわないと、野党は盛り返せません。いや、もう手遅れだな。自己倒壊してますものね。

 野党の弱体化。これって、構造改革の足を引っ張りますよ。それどころか、北朝鮮との交渉から金融問題の解決まで、すべてに影響します。日本がダメになる時、それは自民党がダメな時ではなく、健全野党が無くなった時なんですね。