2002年08月12日そして、だれもいなくなった

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田中真紀子氏、墜つ


 とうとう議員辞職となりました。

 もちろん、田中真紀子さんのことです。貴人にとっては、「メンツ」という仮面はなかなか脱げないものなんでしょうね。

 「プライド」と言い換えてもいいかもしれません。稀代の天才政治家角栄の娘として生まれて、闘いに戦ってきた人です。メンツとプライドだけを頼りにここまで来たのかもしれません。

 他人に依存することができない性格を作ったのは、政界というあまりにも人間臭い集団を長年、見てきたえいでしょうか。

 巷では「再起を期す」という噂で持ちきりですが、再起をどうやって期せるんでしょうか。逮捕されるかもしれないんですよ。

 ここはご子息に地盤を譲って、かのセッチー母子の如く、子息をバックアップする名マネジャーとなってはいかかでしょうか。

 でも、ご本人はまだまだ現役バリバリのようですから、しょせん、ムリな話かもしれませんね。


中国を笑えるか!

 ところで、議員辞職をしたことで秘書給与疑惑も一件落着。これで逮捕を免れたと勝手に思っているのではないでしょうね。

 民主党の山本議員は獄の中ですよ。辻元清美さんは塀の上ですね。

 厳しい法律違反を冒しても、勝手に辞職してしまえば、なんらお咎め無しということでは、何のために警察、検察が存在するんでしょうか。

 彼はチンピラ代議士だから逮捕、この娘は影響力無しだから不逮捕。こっちは影響力が大きすぎるから、またまた不逮捕。

 法律ではなく、世間の風、政界の風を読んでは、風見鶏の如く、その場でクルクル変わる。

 これが法治国家でしょうかね。貧乏人でも金持ちでも、バカでも利口でも、やったことによって、明文化された法律によって是非が判断される。これでなければ、公平な社会ではありません。

 日本はいつから中国みたいに人治主義になったんでしょうか。いや、最初からずっと人治主義で来てたんでしょうか。