2016年06月16日今日は何の日? 嘉祥の儀です。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 今日はなんの日? 実は、もっと早く紹介する予定だったのですよ。ホントは6月10日に買い込んでたんで、翌日にはブログにアップするつもりだったんですよ。

 けど、あれやこれやとありましたでしょ。

 間に合ってよかったですよ。1日過ぎてたらねえ。話にならんわな。

 えっと、今日は「嘉祥の儀(かじょうのぎ)」なんす。ホントは旧暦なんだけど、まんま新暦で6月16日を「和菓子の日」としてるんですね。和菓子屋さんは。。。

 モノの本に寄りますと、「仁明天皇がこの年を嘉祥と改元し、群臣に16種類の食物を賜ったことに始まる」とありますけどね。

 これじゃなんのことだかわからんわな。

 旧暦の6月は「水無月」というわな。梅雨が終わって水がない、つうわけじゃなくて、「水の月」つう意味ね。田圃に水がたっぷり満ちている様子ですよ。

 新暦6月つうと田植えのシーズンでしょ。たいてい神社でも「御田植祭」がありますよ。住吉大社は4月ですけど、6月は香取神社とか伊勢の伊雑宮とかがそうですね。

 で、こういう梅雨前後ってのは、低気圧ですから気分もなんとなく晴れない。物憂げ。だりぃ。疲れる〜てやつ。食べ物は傷みやすいから食中毒にもなりかねない。雑菌が繁殖しちゃうから食べ物には要注意の時季なわけ。

 いまはそうでもありませんが、少なくとも明治までは、いちばん病気になるのは梅雨から夏ですよ。食あたりね。水に当たるのもそう。昔は塩素なんて入ってないからね。

 ものは考え方ですけど、水道を塩素殺菌するようになって、日本人の寿命は格段に上がります。幼児死亡率が格段に減ったからね。

 水を原因とする病気が多いのよ。だから、6月は「夏越の祓(なごしのはらい)」があるわけ。

 さて、仁明天皇つうと嵯峨天皇のお子さんでしょ。つうことは。空海、最澄の頃の人ですよね。つまり平安時代の前半。当時、和菓子(洋菓子なんてないけど)を食したところ、すこぶる体調がよくなった、つうんで、室町以降、宮中行事が武家にも広がっていくわけ。

 ま、暑気払いてなことかな。夏となると、冷や麦。気分が重たい梅雨時にはさっぱりした菓子てなことかな〜。



 で、虎屋さんに行きますと季節限定でありますよ。当たり前だけど。

 ホントは16種なんですね。で、それも予約すればあるんでないの? ま、3個で十分でしょ。和菓子屋さんでは7種用意する処もあります。「七嘉祥」ですな。

 で、和菓子では「水無月」というネーミングは多いですよ。それこそ透き通るような水菓子みたいなんを食べてみたいですな。


虎屋といえば「かき氷」。イチゴは銀座店。横浜店はアイスミルク。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「この国の根幹の重大な真実」(菅沼光弘、池田整治、板垣英憲、ベンジャミン・フルフォードほか著・ヒカルランド・1960円)です。