2016年07月04日鶴岡八幡宮の大祓。。。

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 6月30日は日本全国「大祓の日」「夏越の祓」でしたね。
 罪咎穢れの塊でもあり、煩悩の子でもありまして、私にとって日曜学校と年2回の大祓は欠かせないんです。

 ここは、1063年、源頼義が奥州平定の後、鎌倉に帰り、ご加護を祈願した石清水八幡宮(一六勅祭社。石清水祭は日本三大勅祭)を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりです。その後、頼朝が1180年、現在の地に遷した、というわけです。

 毎年、初詣の参拝客数は明治神宮とトップを争ってますね。参考までに私はどちらも参拝しますが。。。ま、鎌倉は毎月3〜5回は来てますんでね。



 平日(木曜日)ですが小町通りは観光客でいっぱい。中国語が飛び交ってます。馴染みの和菓子屋さんではフランス語。まさか大祓には来ないでしょう。


1日4回あります。最後がいちばんいいと思うな。涼しくなってますからね。

 大祓は神職がずらり揃ってみなで執り行います。私も参加して祝詞を詠み上げます。外国人観光客がたっくさん。

 「ニホンジン ナニ ヤッテルンデスカ?」
 「ワタシタチノカミサマ ワタシタチにカワッテ ツミトガウレイヲ トリサリタモウ」
 
 そういうもんなんでしょうな。
 

舞殿前に用意された茅の輪です。

 茅輪神事は「茅の輪くぐり」とも言われてます。茅(かや)とは茅萱(ちがや)菅(すげ)薄(すすき)の総称で、輪をくぐり越えて罪や穢れを祓い心身が清らかになるようお祈りするものです。

 昔、素盞鳴尊が旅の途中で、蘇民将来、巨旦将来つう兄弟の処で宿を求められました。弟の巨旦将来は豊かな生活をしていたのにそれを断り、兄の蘇民将来は貧しいけれども厚くもてなした。その後、素盞鳴尊は再び蘇民将来を訪れ、「悪病が流行したら茅で輪をつくって腰につけていれば病気にかからないぞ」 とお教えになります。

 「蘇民将来」と書いた紙を門に貼ると災いを免れる、と伝わっています。もちろん、帰りにお祓いの印として剣札(お札)を頂戴しました。別途、お願いしていた「おはらひさん」も頂戴しました。


左の奥で大祓の儀が行われます。300人くらいの参拝者が祝詞を唱和してますから外国人は不思議に思うでしょうな。

神職に続いて茅の輪を∞マークでくぐるんです。

「おはらひさん」です。

 鎌倉という街は夜が早いんです。観光客もシルバーが多いので朝早く夜早い、ということでしょう。寺社町神前町はそんなもんですよね。

 だからふだんは30人くらいが行列してる人気カレーハウスにもすんなり。あれれ、さっき、私の前にいた人だ。やっぱ、みなさん、ここで食べて帰るんだなあ。




普通盛りでもライスは550グラム。ほとんどの人は小を頼みます。

キウイがなってるんだよなあ、この店。

 バンコク帰りで高熱を出してから1カ月間、石清水、宇佐、そして鎌倉は鶴岡と三大八幡さんに参拝することになりました。ご縁に感謝。

 原原メンバー、ぴよこちゃん倶楽部メンバー、スピ研メンバー、通勤快読メンバーを代表して、この神事に参列させて頂いております。石清水、宇佐、鶴岡、神宮、出雲、宗像等々への寄進もすべて代表して執り行っておりますので、ご縁のある皆さん方は、神さんが味方してくれてるんだ、とお考え頂ければ幸いです。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「すべての疲労は脳が原因」(梶本修身著・集英社・756円 )です。