2016年07月05日盛り上がらない選挙やの〜。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 明日から名古屋、大阪、博多と原原行脚です。また、東京原原が来週12日で修了なんですが、ただいま、在校生から入会を検討されている皆さん向けに、「原原おいでよおいでよ推薦文」なるものが多数寄せられています。ま、来週水曜日から逐次アップしたいと思います。

 さて、田舎じゃ、選挙つうと血が騒ぐ人が多いらしいですね。お祭りですもんね。

 しかし都市圏では、候補者の名前連呼は端迷惑なだけでして。当事者も今回はぜんぜん盛り上がらんなあ、と体感しとるのではないかしらん。

 つまらんつまらんつまらん。

 参院選もつまらんけど、都知事選はどないなってまんねん。
 崖から飛び降りる? それじゃ「マタイ伝」のガダラの豚ではあ〜りませんか?

 小粒な候補者ばっかでつまらんつまらんつまらん。

 横浜市民なんすけど、都知事つうのは経済規模ではフランスよりはるかに大きい関八州の責任者ですからね。小泉進次郎さんとか橋下徹さんは出馬せんのかね。待ってるんだけど。。。

 英国の茶番劇がリーマンショックか大恐慌かと大騒ぎ。こちらも急速にしらけちゃって、離脱派を扇動した張本人は消えちゃうし、どうなっとるんかいな。株価も為替も元の木阿弥。ありゃ、いったいなんだったのかね。

 英国にしてもすんなり離脱しないみたいだしぃ、こんだけ経済がシュリンクするんだ、とEU加盟国の人たちも離脱したらどうなるか、よくわかったはず。

 「ああ、まったくくりそつだ」と思ったのは、イランのホメイニ革命でやんす。79年、パリに亡命してたホメイニ師を押し立てて、イラン国民が英米傀儡のシャー・パーレビを追放して、イスラム共和制国家を打ち立てた、つうもの。

 この革命、そもそも師のカリスマ性や宗教的指導力に期待する人々が起こしたものではありません。たんまり上納金を英米に搾取され、王族は利権漁りに没頭。で、圧倒的多数の庶民は貧困層に落ちるばかり。

 不満が溜まりに溜まって、政権をぶっつぶせ、パーレビを追放しろとばかりに、壊すことしか考えなかった。革命後のイランがパーレビ時代より良くなったかどうかわかりません。

 でも、おれたち、歴史あるペルシャ人だかんね。英米なんかに支配されたくないかんね。おれたちの原油はおれたちのものだかんね、つう被害者意識の裏返しだったのでは、と思うのです。

 英国のEU離脱劇にしても、ドイツとフランスにあれこれ命令されるより、わが道を行く、と望んだわけで。英国国民党が第1党なんだからさ。これから「いいとこどり」はできなくなるのは百も承知。スコットランド、北アイルランド、さらにはロンドンまでが、英国から離脱するかもしれないけど。

 離脱派は年金、福祉、雇用等々の「既得権益」を、言葉も通じない異教徒に侵害されたくない。あいつら入ってきたら、おれの1ボンドが横取りされる、つう猛烈な「被害者意識」があったと思う。

 けど、そのおかげでスコットランドが大英帝国から離脱することになりそうです。これ、もっと大きな「既得権益(=北海油田の利権)」を失うことを意味すんだけど、気づいてるのかな。

 小さな損得に固執して大きな損得が目に入らない。
♪ああ、小市民〜〜♪


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「みんなが知らない超優良企業」(田宮寛之著・講談社・907円)です。