2016年07月16日難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く。。。

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 昨日、天皇陛下の生前退位を「元首側からのマグナカルタ」と表現しましたけど、どうも理解がいまいちのようで。。。

 あのさ、「生前退位」つうことは皇室典範にはプログラミングされてないわけ。だから改正せんとあかんわけ。
 基本的なことですけど、戦前、大日本国憲法と皇室典範は同格。つまり、皇室典範は独立してまして、大日本帝国憲法の一部ではなかった。わかりますか、この意味?

 戦後、天皇陛下は「人間宣言をした」とメディアは触れ回りました。へえ、そんな法律どこにあんの? 条文はどこに書かれてんの?

 天皇陛下は田中義一内閣への不満で内閣総辞職をさせてしまったことを反省されて、「立憲君主制の王」としてふさわしく(君臨すれども統治せず)と振る舞い始められたんです。唯一の例外が終戦の御前会議。だれも会議をリードしなかったからね。

 ま、だからといって、「ポツダムジャパン下で制定された日本国憲法が悪い!」とは言いませんよ。これはこれで完全にハーグ陸戦協定違反ですから。

 ミズーリ州出身の青い弁護士資格を持つ軍人に慌ててまとめさせたもんね。日本の実情とはそもそも合いません。ヤンキーが知るわけないもん。でもマッカーサーは気に入った。「東洋のスイス」をつくりたかった閉所恐怖症の臆病者は大賛成。

 こんなアホな憲法でも世界一賢い日本国民はいったん吸収して、使えないもんは吐き出し、使えるものは残し、さらにバージョンアップして自家薬籠中のものにしてしまいました。さすがですよ。

 んなことができたのも、天皇陛下がいらっしゃったから。原原ではむかしむかし講義したかなあ。アメリカの著名教授が「GHQのご威光あればこそ」とアピールしてたけど、んなこたあるわけないっしょ。世界中のどこでアメリカが現地統治に成功したことあんのよ? どこもないっしょ? どうして日本だけがすんなり言うこときいたのよ。

 日本だけが例外。なぜか? 天皇陛下がおられるからでしょ。「そうせよ」と身をもって示されたからでしょ。

 戦後、昭和天皇も偉かった。正月の四方拝なんて空襲警下の中でもされてたんですからね。けど今上天皇がされてきたこと
いま、されていること。これは偉大ですよ。いまでも新嘗祭ほかありとあらゆる祭祀、儀式が365回以上もあるんですよ。このほか国事行為でしょ。公務の間、美術館めぐりに夢中だった賎民とちがって桁違いに多忙なわけ。

 その天皇陛下が傘寿を超えられるまで退位をこぼされなかった。周囲は早く気づかなくちゃ。もういいっしょ。もう十分でしょ。西行法師ではないけど、かたじけなさに涙こぼるるですわな。

 「マグナカルタ」といった真意をお考えください。

 いま、「生前退位」と言って、このタイミングでだれがいちばん困るか? どうして困るのか? それを考えれば、元首側からのマグナカルタであることがわかると思うな。

 もっと勉強しましょ。歴史と人間を・・・。皆さん、原原で一緒に勉強しようよ。

 
 「話し上手は聞き上手」といいますけど、聞くというより学び上手なのかもしれませんね。他人から学ぶのが大好き。そういう姿勢が大切ですよ。

 耳学問大好き。読書大好き。旬の情報に敏感。「ねえねえ、これ、知ってる?」つう会話が好き。

 雑学おおいに結構です。情報ってのはどこかで必ずつながってますからね。つまり「複雑系」なんすよ。くっだらねえひと言が実はおっきな宝の山であることはいうまでもありません。

 私、講演、聴くの大好きなんです。一応、講義やセミナーなんてしてますから、話のプロといえばプロですけど、だからこそ、人の話を聴くのが大好き。落語も好き、トークショーも好き。で、講演も好き。

 で、ぼんやり聴くことはありません。じゃ集中してるかといえばそんなこともありえません。つうのも、たとえば、この前、教会で神父さんの話を聴いてる時も、ケータイでピコピコピコピコ。メールしてたわけじゃないのよ。

 バチカンに話題が移り、『ナショ・グラ』制作編集の映像を見せてくれたのね。で、買っちゃおうと思ってケータイでアマゾンに。すっと、あれ、こっちのほうがおもしろいかも・・・てんで、やっぱ『ナショ・グラ』制作編集『DVDBOX聖書の謎を追え』、それと『Lux in arcana(秘密の光)』(バチカン制作)を発見。

 つまり、他人の話を聴いて次から次へと連想つうか、発見があると単純に嬉しいわけ。で、ここからが大切ですけど、ビール1本の追加より本1冊の追加のほうが絶対に得だと思うのよ。
 いま読まないと永遠に読まない。いま買わないと永遠に買わなくなる。
 本との出逢いこそ「一期一会」。つうか、インテリジェンスって、こういういったり来たりの作業の中で邂逅するものだし、発酵するものではないかしらん。

 進化とか進歩、成長ってのは大切ですし、深く深く掘り下げてる成熟した人も素敵ですよね。いつも新鮮な視座と視点を持ってる人との会話ほど楽しいものはありません。魅力的なトーク、魅惑的な話、悪魔的な雑談てのもそうですよね。

 メルマガ「中島孝志の読む! 通勤快読 宅配便」というサービスを開始しております。

■「聴く!通勤快読」にはないメリット・・・。
1.メルマガですから深夜零時になれば放っておいても配達しますのでいちいちアクセスする必要がありません。
2.ご購読には、クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ペイジー、ウェブマネー、ドコモケータイ払い、auかんたん決済等々、好きな方法をご利用いただけます。
3.「聴く!通勤快読」は月額1500円(消費税別)ですが「読む!通勤快読」は月額1000円(税込み)です。
4.メルマガに返信すると中島孝志に届きます。ご感想やご意見、ご質問などのやりとりができます。

 もちろん「聴く!通勤快読」はスマホ、タブレット、PCに簡単にダウンロードして、中島孝志の微妙〜な解説をたっぷり聴くことができます。こればかりは「読む!通勤快読 宅配便」では体験できません。なかには私の物まねができる方が何人もいらっしゃるとか。。。しかもしかも「聴く!通勤快読」は、創刊以来この7年間に紹介した本をすべて無料で視聴できます。めちゃお得でしょ。

 コンテンツの中身は「聴く!」「読む!」ともに新聞やテレビ、雑誌では絶対入手できない情報=インテリジェンスのオンパレードです。。。

■コンテンツの内容
1.経済、投資、政治、経営、ビジネスを中心に、歴史やノンフィクションも広くカバーしています。
2.最新ベストセラー7割、ロングセラー2割、いち押しのユニークな本1割。
3.単なる書評ではありません。著書ですら窺い知れない「プラスαのインテリジェンス」をお届けします。
4.中島孝志独自の定評ある情報人脈をベースに、御用メディアでは報道しない(できない)「価値ある情報」を提供します。
5.月〜金の平日深夜0時に更新します(土日祭日+2月28日はお休み)。
6.月間25冊。年間300冊。1冊当たり40円。
7.経済分析、経営のヒント、仕事のヒント以上に、感動&元気をお届けします。

 「音声で聴いてる時間がない」という方、「カード決済が嫌。コンビニ振込ならいいんだけど」「安いほうがいいな」「感想も届けたいしぃ」という方は「読む!通勤快読」をご活用ください。

 どんな内容か、まずはサンプルをご覧頂けると幸いです。
 メルマガ「中島孝志の読む! 通勤快読 宅配便」をよろしくお願いいたします。

 ま、面白ければそれでいいっしょ。人生どんだけ楽しめたかで決まるわけで。