2016年08月07日「生前退位」は常識だった。。。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
忘れないうちに、今日は「黄金の卵を産む!ピーピーぴよこちやん倶楽部」があります。メンバーはご参集ください。代理出席も叶ですからね。今日のテーマは資産運用の超すごいアイデア・・・です。ご期待ください。
会場はいつもの渋谷ではありません! 神田ですよ! で、懇親会は日本橋です。お間違いのないように!
記
■開催日:8月7日(日)午後1時〜5時。
■会 場:TKP神田駅前ビジネスセンター ミーティングルーム 5Dです。
■懇親会:午後6時〜。
■懇親会場:「カフェ・エメヴィベール」のプライベート・ルーム (セミナー会場から徒歩5分。あの「COREDO室町」のめっちゃ美味しいフレンチでっせ〜)。
さて、天皇陛下より、明日、生前退位について「お気持ち」を表明されることになってますね。もち、安倍首相も続いてコメントすることになるでしょう。
「生前退位」について、メディア等々の調査では「8〜9割」という圧倒的高率で国民は賛意を示しているようです。ま、当然でしょう。
天皇陛下が自ら「ご意向」を表されることなど普通ありえないことで、3.11とか熊本地震とか未曾有のイベントがあったときくらいのものでしょうからね。
で、いつものようにメディアも御用コメンテーターもご存じないのでお話しておきたいと思います(実は、歴史的にも深い意味がありますが、それは原原でお話します)。
生前退位とはご譲位にほかなりません。でしょ? つまり、皇太子へのご譲位を意味します。これはワンセットですよね。
すなわち、天皇陛下はご譲位されたあと、太上天皇(=上皇)になられるわけです。「上皇」という言葉はポピュラーですよね。後白河上皇とかね。
で、生前退位について大騒ぎしてますが、明治維新の前、つまり、江戸時代、より正確にいうと皇室典範が発布される前までは、生前譲位が「普通」だったんです。というよりも、生前退位でないほうが「尋常ではない」という状態だったんです。
ところで、「初の生前退位」はどなたかご存じでしょうか? これ、夏休みの宿題にしましょう。9月の原原で正解をお伝えしましょう。
ヒントは、当時、天皇という称号がありませんので大王でしたけど。
では、天皇という称号ができてからではどなただったでしょうか? これも宿題です。
で、問題はこちら。
どうして生前退位が普通だったのでしょうか? 逆に言うと、生前退位でないほうが尋常ではなかったのでしょうか?
天皇は祭祀の王です。天下泰平と五穀豊穣をお祈りする王ですよね。
神道であろうがなかろうが、いちばん避けるのは「穢れ」です。国運に支障があっては困るんです。だから「禊ぎ」「祓い」をしつこいくらい、徹底的に、頻繁に、行っているわけです。儀式ではならさらですよ。
で、平安時代以降、ご在位のままの崩御は避けられるようになりました。かといって、避けられるものではないですよね。そこで、もし崩御されたとしても、されてないことにして、譲位を先に行ってから、「上皇の崩御」として公表するのが「通例」だったんです。
これ、「如在之儀」というんですよ(ウィキペディアにも載ってないのよね、えへん)。
一億国民が悲しみにくれるより、「天皇即位」というお祝いで日の本を明るくするほうが大御心にもかなうのではないか、と思いますね。
参院選で予想通り、与党が圧勝しました。というより、野党が勝手に転げ落ちました。次の衆院解散総選挙で息の根が止まると思いますが、いま、日本がすべき喫緊のテーマは憲法改正は改正でも「憲法9条」ではなく「憲法1条」ではないか、と言い続けてきました。
日本国憲法第一条:「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。」
象徴天皇と国民主権です。しかし、天皇陛下は世界中どの国をご訪問されても元首として迎えられています。これが現実です。
「天皇陛下と帝王とローマ法王と君主と大統領・・・だれが序列1位?」というクイズを原原で出題したことがありますね。歴史的、文明的に考えると、答え一発です。
天皇陛下は元首です。法律で明確に定まっているわけではありません。まさに「伝統的支配の正統性」「カリスマ的支配の正統性」(マックス・ウエーバー)というヤツですよね。
その地位は国民の総意で決まった・・・わけではありません。んなことあるはずがありません。
日本国憲法はPJ憲法と揶揄されてきましたが、法的には、大日本帝国憲法の改正として制定されているわけですよ。で、独立していた皇室典範を取り込んでいます。
GHQは日本弱体化のために天皇と皇室の力を徹底的に削ぎ落とそうとしました。結果は半分成功、半分失敗です。
狡猾なマッカーサーは皇室離脱を強要して、将来、日本に禍根を残そうと懸命でした。
大日本帝国憲法にはっきりと記されているように・・・。
「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」(第一条)
「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ」(第四条)
「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」(第十一条)
天皇は元首とはっきり明記されています。
天皇陛下にすべてを押しつけず、国事は政治が担当するのは当然です(日本国憲法第四条でも明らか)。しかし、その地位は国民云々ではありません。
歴史です。古代から連綿と続く歴史がその地位を決めているのです。
神話? 神話こそ歴史ではないでしょうか。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教・・・国家という国家の成立はすべて神話が支えていることを忘れてはいけません。
科学的でない? 科学で国づくりができるはずありません。憲法がその地位を担保する対象ではそもそもないのです。「時間」という文脈の中で形成されてきたのが「この国のかたち」ではないかと思います。
さて、明日、どんなお気持ちを表されるのでしょうか・・・。
会場はいつもの渋谷ではありません! 神田ですよ! で、懇親会は日本橋です。お間違いのないように!
記
■開催日:8月7日(日)午後1時〜5時。
■会 場:TKP神田駅前ビジネスセンター ミーティングルーム 5Dです。
■懇親会:午後6時〜。
■懇親会場:「カフェ・エメヴィベール」のプライベート・ルーム (セミナー会場から徒歩5分。あの「COREDO室町」のめっちゃ美味しいフレンチでっせ〜)。
さて、天皇陛下より、明日、生前退位について「お気持ち」を表明されることになってますね。もち、安倍首相も続いてコメントすることになるでしょう。
「生前退位」について、メディア等々の調査では「8〜9割」という圧倒的高率で国民は賛意を示しているようです。ま、当然でしょう。
天皇陛下が自ら「ご意向」を表されることなど普通ありえないことで、3.11とか熊本地震とか未曾有のイベントがあったときくらいのものでしょうからね。
で、いつものようにメディアも御用コメンテーターもご存じないのでお話しておきたいと思います(実は、歴史的にも深い意味がありますが、それは原原でお話します)。
生前退位とはご譲位にほかなりません。でしょ? つまり、皇太子へのご譲位を意味します。これはワンセットですよね。
すなわち、天皇陛下はご譲位されたあと、太上天皇(=上皇)になられるわけです。「上皇」という言葉はポピュラーですよね。後白河上皇とかね。
で、生前退位について大騒ぎしてますが、明治維新の前、つまり、江戸時代、より正確にいうと皇室典範が発布される前までは、生前譲位が「普通」だったんです。というよりも、生前退位でないほうが「尋常ではない」という状態だったんです。
ところで、「初の生前退位」はどなたかご存じでしょうか? これ、夏休みの宿題にしましょう。9月の原原で正解をお伝えしましょう。
ヒントは、当時、天皇という称号がありませんので大王でしたけど。
では、天皇という称号ができてからではどなただったでしょうか? これも宿題です。
で、問題はこちら。
どうして生前退位が普通だったのでしょうか? 逆に言うと、生前退位でないほうが尋常ではなかったのでしょうか?
天皇は祭祀の王です。天下泰平と五穀豊穣をお祈りする王ですよね。
神道であろうがなかろうが、いちばん避けるのは「穢れ」です。国運に支障があっては困るんです。だから「禊ぎ」「祓い」をしつこいくらい、徹底的に、頻繁に、行っているわけです。儀式ではならさらですよ。
で、平安時代以降、ご在位のままの崩御は避けられるようになりました。かといって、避けられるものではないですよね。そこで、もし崩御されたとしても、されてないことにして、譲位を先に行ってから、「上皇の崩御」として公表するのが「通例」だったんです。
これ、「如在之儀」というんですよ(ウィキペディアにも載ってないのよね、えへん)。
一億国民が悲しみにくれるより、「天皇即位」というお祝いで日の本を明るくするほうが大御心にもかなうのではないか、と思いますね。
参院選で予想通り、与党が圧勝しました。というより、野党が勝手に転げ落ちました。次の衆院解散総選挙で息の根が止まると思いますが、いま、日本がすべき喫緊のテーマは憲法改正は改正でも「憲法9条」ではなく「憲法1条」ではないか、と言い続けてきました。
日本国憲法第一条:「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。」
象徴天皇と国民主権です。しかし、天皇陛下は世界中どの国をご訪問されても元首として迎えられています。これが現実です。
「天皇陛下と帝王とローマ法王と君主と大統領・・・だれが序列1位?」というクイズを原原で出題したことがありますね。歴史的、文明的に考えると、答え一発です。
天皇陛下は元首です。法律で明確に定まっているわけではありません。まさに「伝統的支配の正統性」「カリスマ的支配の正統性」(マックス・ウエーバー)というヤツですよね。
その地位は国民の総意で決まった・・・わけではありません。んなことあるはずがありません。
日本国憲法はPJ憲法と揶揄されてきましたが、法的には、大日本帝国憲法の改正として制定されているわけですよ。で、独立していた皇室典範を取り込んでいます。
GHQは日本弱体化のために天皇と皇室の力を徹底的に削ぎ落とそうとしました。結果は半分成功、半分失敗です。
狡猾なマッカーサーは皇室離脱を強要して、将来、日本に禍根を残そうと懸命でした。
大日本帝国憲法にはっきりと記されているように・・・。
「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」(第一条)
「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ」(第四条)
「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」(第十一条)
天皇は元首とはっきり明記されています。
天皇陛下にすべてを押しつけず、国事は政治が担当するのは当然です(日本国憲法第四条でも明らか)。しかし、その地位は国民云々ではありません。
歴史です。古代から連綿と続く歴史がその地位を決めているのです。
神話? 神話こそ歴史ではないでしょうか。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教・・・国家という国家の成立はすべて神話が支えていることを忘れてはいけません。
科学的でない? 科学で国づくりができるはずありません。憲法がその地位を担保する対象ではそもそもないのです。「時間」という文脈の中で形成されてきたのが「この国のかたち」ではないかと思います。
さて、明日、どんなお気持ちを表されるのでしょうか・・・。