2016年09月04日老舗の洋食屋さん「コトブキ」(伊勢佐木町)

カテゴリー中島孝志のB級グルメ探検隊」

 忘れないうちに、10月28日から1泊2日あるいは2泊3日イベント「鵡川柳葉魚寿司・小樽手打ち蕎麦・余市ニッカ工場・札幌超穴場バーもろもろあるんだかんねツアー」ですが、私は10月28日(金)東京(羽田)空港発09:05発⇒札幌(新千歳)空港着10:40着後、トヨタレンタカー(新千歳空港すずらん店・空港から車で10分くらい)に寄ります。
 7人乗り。相乗りご希望の方は11時30分頃にはレンタカー屋さんにいると幸いです。千歳空港からお迎えのマイクロバスに乗ると便利っすよ。いずれにしても1台では足りませんので相談しましょう。

 なお、泊まりは初日は小樽、2日目は札幌です。半日のみ、1日のみの参加も熱烈歓迎です。メルヘンよろしくね。今月末で締め切ります。


 ここ、70年以上の歴史があんのよね。昔は24時間やってたんだけどね。デフレ不況もあってか、朝は早いけど、夜遅くまではやんないの。

 伊勢佐木町は昔は銀座と匹敵する街だったんだけどね。どういうわけか、いまや格差社会。隔世の感がありまんな。ここまで差を付けられるか、もはや、いまや昔の街ですわな。

 この前、野毛の天麩羅屋で一杯やってたら、シルバーカップルが「この近くに○○という甘味屋さんありませんか?」と店の若いバイトに聞いてるわけ。
 「わかりません」「しりません」
 てなこと答えてたんで、「もう、それ、ないよ」と教えてあげたのよね。
 「いま、タバコ屋だけ残ってんのよ」
 残念そうな顔して出て行ったけど、たぶん、若い頃、ザキがまだ銀座に匹敵してた頃、来たことあんだろな。もしかして、2人でね。

 奥から古いおばちゃんが出てきて、「そうそう、あそこ、タバコ屋だけね、いま」。
 「古いね。いまどき、だれも知らないよ。甘味屋のときからタバコ売ってたもんなあ」
 「そうそう、覚えてる」
 「黒澤明の『天国と地獄』にチラッと映ってたんじゃない? 古いわなあ」
 オヤジさんも苦笑してたね。この店も出てたかもなあ。老舗だからね。

 この映画、山崎努さんが圧倒的な演技してたもんなあ。デコスケに追われてザキを逃げ回るわけね。1963年の映画。半世紀以上も前だもんね。やっぱ古いわ。

 で、この洋食屋さんはもっと古い。名物はソーセージナポリタンなんだろうけど、ポークソテーにしてもカツ丼、カツカレーにしても、バツグンの揚げ加減。しかも、カレーは昔の味なのよ。スープではなく、ルーの粘度が少し高いのね。

 懐かしいねえ、まったく。


生ビール、ハイボール、濃いめのハイボールと追加。



いいカツ使ってるんだよね。

サラダがわりのグラタン。

 今日は暑いんで、ビールにイカフライ食べたかったわけ。昔、ギリシャで食べたイカリングが忘れられなくてね。イカの種類が違うからか、やっぱ地中海のイカリングは美味いよなあ。

・店名:コトブキ
・価格:安い
・場所:伊勢佐木町

 さすがに全部は食べられません(つうか、食べちゃダメでしょ)。「もったいない」ではなく「身体を考えて」という時代なんだよなあ。
 多種類を少しずつ食べたいわけで。洋飲茶スタイルがホントはええんだけどね。