2016年11月17日トランプ勝利を総括する視点。。。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
忘れないうちに・・・いよいよ土曜日から「ぴよこちゃん倶楽部」(第2期)のスタートです。メーリングリストを更新しました。
メンバーにはゲスト講師、テーマ、会場地図等をメールしました。講義の後には、講義データ等々もメーリングリストで流します。そこそこボリュームがありますので、ケータイで参加を申し込んだ方はPCメアドとかiPadメアドをお知らせください。
のど元過ぎれば熱さを忘れる、、、たしかにねえ。ただいま世界中で「トランプ旋風」が吹きまくっておりましてね。
マーケットはトランプショックで悲喜こもごも。
おいおいおい、金融機関は軒並み減収減益なのに株価だけはグングン上がってるわけでね。
ま、あちらもダウは史上最高値を更新し続けてるわけで、円安トレンドで18000円台はいまや射程距離。18日のトランプとの会談次第では2万円まで見通せるかもよ。
金価格は一転、下落トレンド。けどさ、だからこそ、いまがチャンスだと思うんだけどね。
さて、日本のメディアはいつもの節操の無さで「トランプ最高!」とやんやでございます。けど4年後にはまた選挙があるわけよ。今回、総得票数ではヒラリー勝利。大統領選は選挙人による投票で決まるシステム。1票でも多い候補つうか党つうか、これが総取りできちゃうわけでね。
つまり、今回は「スイング・ステイト」をギリ上回ったトランプが薄氷でなんとか勝利した。でも、4年後の票田はいとも簡単にひっくり返る可能性のほうが大きい、つうこと。ここを押さえておかないと、「想定外」「予想外」とバカな弁解を繰り返すテレビのコメント屋に成り下がってしまうな。
ここらあたりは、昨日、名古屋原原の「まくら」の「まくら」で、そして今日は大阪原原で、またまた明日はオーラスの博多原原(今回だけはオープン講義なのでだれでも無料で参加できまっせー)でもお話すると思うけどね。
ま、浮き世の義理で相談事をあれこれもちこまれてくそ忙しい中、ちょいと閃いてしまうととことん調べないと気が済まない、貧乏性。でも、こんな視点で眺めると面白いよ、つう提案がしたいわけさ。
今回の結果はこうなのよ。で、下は「いままでならばこうなるんだけどなあ」つう既存の勢力地図。
トランプは共和党の牙城=中西部とか南部といった「田舎者の集まり」=保守的で頑固で男性優位で銃大好きのオヤジたちの州。まあ、ここでは勝つっしょ。けどね、今回は激戦激戦大激戦のフロリダ、オハイオにくわえて、「勝てるはずないっしょ」つうペンシルバニア、ウィスコンシン、ミシガンで「まさかの勝利」なのよね。
でね、「まさか」のひと言で終わらせたらパンピーなわけで、とことん掘り下げてみなあかんわな。とくに「ぴよこちゃん倶楽部」のメンバーはそうでっせー。癖付けせなあかんわな。
2つの地図を並べてみましょう。はい、青の陣地に赤入る!アタックチャンス!
人生には上り坂、下り坂、そして「まさか」という坂がある、つうフレーズは小泉純一郎つうアメリカのパペット首相がよくしゃべってましたけど、実は、ジパングの松藤民輔さんのほうがずっと昔から使ってましたよ。
でも、「まさか」ってのは実は必然でしてね。必ず理由があります。原因なのか、それとも目的であり手段なのか、つう区別はありますけどね。
どうしてこの地域でトランプは勝てたのか? 逆に言うと、ヒラリーは負けたのか?
そもそも、この地域では「民主党大統領候補選」でもヒラリーはサンダースに負けてるのよ(質問に答えてるうちに思い出したわけ)。早い話が、民主党のサンダース票がヒラリーではなく共和党のトランプに流れたってこと。。。これが「隠れトランプ派」の真実でんねん。
「デトロイト」に原発がありそうに思えてならんのです。
デトロイトゆうたら、ミシガン州の州都ですわな。GMがああなる前には「強いアメリカのシンボル」「製造業の中心地」「古き良きアメリカの故郷」だった処ですよ。
それがいまはどうか? 破産したんでしばらくはホームレスがはびこってたけど、カネのない町にアウトローは居着きません。地価も大暴落。結果、若い起業家たちがどんどん集まってきたわけ。元もと物づくりは得意な人たちが多かったわけでね。
音楽だってそうっすよ。ヒップホップの大スターもここだわな(「Lose Yourself」はアカデミー歌曲賞受賞!)。そうそう、エミネム。母親役のキム・ベイシンガー大好きなんだよなあ。
デトロイトの連中はNAFTAに怒りしか覚えてないっしょ。同時にそのダイナミック・バージョンであるTPPには大反対。道理でトランプもヒラリーも反対なわけよ。選挙参謀はよくご存じ。
つまり、全米でこのデトロイトこそが「スイングシティ」だったのよ。
デトロイトの反響が5大湖周辺に拡散した結果、トランプは29州で勝利できた。つまり、トランプを勝たせたのは絶望感で爆発しそうな白人労働者たちなんだよね。
東西はヒラリーが取ってるの。けど「アメリカ」は東西にはありません。この意味わかる?
参考までに、トランプは長老派。日本で言えば、ICUですかね。ヒラリーは言わなくてもわかりますわな。あのタイプはメソジスト派に決まってますよ。軍隊とかミッションスクールをたくさんつくってきた人たちです。日本の大学で言えば青学とか関学とかがそうでしょ。立教はアングリカンですし。「天使にラブソング」でいつもハレルヤってるのはバプティスト派。関東学院とか西南学院とかがこれですわな。
トランプはフランシスコ教皇に物言いつけられて大喧嘩。ま、最後は謝罪したけど。
世界中でアメリカ人ほどキリスト教にある意味、依存してる国民はいません。エバンゲリオンつうか福音派が激増してますけど、プロテスタントがやっぱ強い。で、プロテスタントは「天は自ら・・・」という主義。だもんで、投資家とか経営者とか、反オバマケアには親和性があるわけ。
仕事を奪われたくない、まともな暮らしがしたい・・・根の部分ではEU以上に「難民拒否」ですよ。難民がつくった国のくせに難民の足を引っ張る。自由と平等は既得権者だけのもの。コスモポリタンとはほど遠い連中。だから、戦前、日本人は強制収容所で労働を強いられ、耕した土地も奪われたわけです。
それにしてもヒラリー選対は油断したなあ。「完勝だ!」と思い込んでたのか、投票ソフトに工作しなかったよね。ツメが甘いから、8年前もオバマに負けるんだよ。
まあ、「初耳」という方がいらっしゃるかもしれませんが、原原メンバーには「常識」のことばかり。こういう話はテレビや新聞雑誌ネットを隅から隅までチェックしても載ってません。
詳しくは原原で○秘情報を突っ込んでお話します。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「政府はもう嘘をつけない」(堤未果著・864円・KADOKAWA/角川書店)です。
メンバーにはゲスト講師、テーマ、会場地図等をメールしました。講義の後には、講義データ等々もメーリングリストで流します。そこそこボリュームがありますので、ケータイで参加を申し込んだ方はPCメアドとかiPadメアドをお知らせください。
のど元過ぎれば熱さを忘れる、、、たしかにねえ。ただいま世界中で「トランプ旋風」が吹きまくっておりましてね。
マーケットはトランプショックで悲喜こもごも。
おいおいおい、金融機関は軒並み減収減益なのに株価だけはグングン上がってるわけでね。
ま、あちらもダウは史上最高値を更新し続けてるわけで、円安トレンドで18000円台はいまや射程距離。18日のトランプとの会談次第では2万円まで見通せるかもよ。
金価格は一転、下落トレンド。けどさ、だからこそ、いまがチャンスだと思うんだけどね。
さて、日本のメディアはいつもの節操の無さで「トランプ最高!」とやんやでございます。けど4年後にはまた選挙があるわけよ。今回、総得票数ではヒラリー勝利。大統領選は選挙人による投票で決まるシステム。1票でも多い候補つうか党つうか、これが総取りできちゃうわけでね。
つまり、今回は「スイング・ステイト」をギリ上回ったトランプが薄氷でなんとか勝利した。でも、4年後の票田はいとも簡単にひっくり返る可能性のほうが大きい、つうこと。ここを押さえておかないと、「想定外」「予想外」とバカな弁解を繰り返すテレビのコメント屋に成り下がってしまうな。
ここらあたりは、昨日、名古屋原原の「まくら」の「まくら」で、そして今日は大阪原原で、またまた明日はオーラスの博多原原(今回だけはオープン講義なのでだれでも無料で参加できまっせー)でもお話すると思うけどね。
ま、浮き世の義理で相談事をあれこれもちこまれてくそ忙しい中、ちょいと閃いてしまうととことん調べないと気が済まない、貧乏性。でも、こんな視点で眺めると面白いよ、つう提案がしたいわけさ。
今回の結果はこうなのよ。で、下は「いままでならばこうなるんだけどなあ」つう既存の勢力地図。
トランプは共和党の牙城=中西部とか南部といった「田舎者の集まり」=保守的で頑固で男性優位で銃大好きのオヤジたちの州。まあ、ここでは勝つっしょ。けどね、今回は激戦激戦大激戦のフロリダ、オハイオにくわえて、「勝てるはずないっしょ」つうペンシルバニア、ウィスコンシン、ミシガンで「まさかの勝利」なのよね。
でね、「まさか」のひと言で終わらせたらパンピーなわけで、とことん掘り下げてみなあかんわな。とくに「ぴよこちゃん倶楽部」のメンバーはそうでっせー。癖付けせなあかんわな。
2つの地図を並べてみましょう。はい、青の陣地に赤入る!アタックチャンス!
人生には上り坂、下り坂、そして「まさか」という坂がある、つうフレーズは小泉純一郎つうアメリカのパペット首相がよくしゃべってましたけど、実は、ジパングの松藤民輔さんのほうがずっと昔から使ってましたよ。
でも、「まさか」ってのは実は必然でしてね。必ず理由があります。原因なのか、それとも目的であり手段なのか、つう区別はありますけどね。
どうしてこの地域でトランプは勝てたのか? 逆に言うと、ヒラリーは負けたのか?
そもそも、この地域では「民主党大統領候補選」でもヒラリーはサンダースに負けてるのよ(質問に答えてるうちに思い出したわけ)。早い話が、民主党のサンダース票がヒラリーではなく共和党のトランプに流れたってこと。。。これが「隠れトランプ派」の真実でんねん。
「デトロイト」に原発がありそうに思えてならんのです。
デトロイトゆうたら、ミシガン州の州都ですわな。GMがああなる前には「強いアメリカのシンボル」「製造業の中心地」「古き良きアメリカの故郷」だった処ですよ。
それがいまはどうか? 破産したんでしばらくはホームレスがはびこってたけど、カネのない町にアウトローは居着きません。地価も大暴落。結果、若い起業家たちがどんどん集まってきたわけ。元もと物づくりは得意な人たちが多かったわけでね。
音楽だってそうっすよ。ヒップホップの大スターもここだわな(「Lose Yourself」はアカデミー歌曲賞受賞!)。そうそう、エミネム。母親役のキム・ベイシンガー大好きなんだよなあ。
デトロイトの連中はNAFTAに怒りしか覚えてないっしょ。同時にそのダイナミック・バージョンであるTPPには大反対。道理でトランプもヒラリーも反対なわけよ。選挙参謀はよくご存じ。
つまり、全米でこのデトロイトこそが「スイングシティ」だったのよ。
デトロイトの反響が5大湖周辺に拡散した結果、トランプは29州で勝利できた。つまり、トランプを勝たせたのは絶望感で爆発しそうな白人労働者たちなんだよね。
東西はヒラリーが取ってるの。けど「アメリカ」は東西にはありません。この意味わかる?
参考までに、トランプは長老派。日本で言えば、ICUですかね。ヒラリーは言わなくてもわかりますわな。あのタイプはメソジスト派に決まってますよ。軍隊とかミッションスクールをたくさんつくってきた人たちです。日本の大学で言えば青学とか関学とかがそうでしょ。立教はアングリカンですし。「天使にラブソング」でいつもハレルヤってるのはバプティスト派。関東学院とか西南学院とかがこれですわな。
トランプはフランシスコ教皇に物言いつけられて大喧嘩。ま、最後は謝罪したけど。
世界中でアメリカ人ほどキリスト教にある意味、依存してる国民はいません。エバンゲリオンつうか福音派が激増してますけど、プロテスタントがやっぱ強い。で、プロテスタントは「天は自ら・・・」という主義。だもんで、投資家とか経営者とか、反オバマケアには親和性があるわけ。
仕事を奪われたくない、まともな暮らしがしたい・・・根の部分ではEU以上に「難民拒否」ですよ。難民がつくった国のくせに難民の足を引っ張る。自由と平等は既得権者だけのもの。コスモポリタンとはほど遠い連中。だから、戦前、日本人は強制収容所で労働を強いられ、耕した土地も奪われたわけです。
それにしてもヒラリー選対は油断したなあ。「完勝だ!」と思い込んでたのか、投票ソフトに工作しなかったよね。ツメが甘いから、8年前もオバマに負けるんだよ。
まあ、「初耳」という方がいらっしゃるかもしれませんが、原原メンバーには「常識」のことばかり。こういう話はテレビや新聞雑誌ネットを隅から隅までチェックしても載ってません。
詳しくは原原で○秘情報を突っ込んでお話します。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「政府はもう嘘をつけない」(堤未果著・864円・KADOKAWA/角川書店)です。