2016年11月29日出雲はやっばり神の国だった。。。
カテゴリー中島孝志の原理原則研究会」
忘れないうちに・・・今週末の「ぴよこちゃん倶楽部」ですが、ゲスト講師が渡米前にレジメをおくってくれたんすけど、昨日、帰日され、電話。「全面的に作り替えたから差し替えてくれる」。これがなかなかいいのよ。トランプノミクスが完璧に予測されてます。お楽しみに。。。
なお、当日の鶴我懇親会(赤坂)参加者はいまのとこ25名です。お時間のある方はどうぞいろいろお話しましょう。続く「年忘れ!素人対抗歌合戦(表参道)」は35名の参加です。暑さ寒さも利上げまで。めちゃ楽しみましょ。。。
今月は神在月。11月10日から16日までの1週間は、八百萬の神々が出雲大社へ集われ、様々な縁結びの神議り(=会議)をなされる神在祭の諸祭事が賑々しくお仕えされました。
で、出雲原原のオーラスは12-13日というど真ん中に開催してしまいましてね。ホテルはないわ。店はどこ行っても満員だわ。どころか、参拝するにも超行列なのよ。
地元のメンバーたちが驚いてました。1日5000人ですからね。無理ないわなあ。
さて、東京と大阪のメンバーが来雲。凄いですよ。マイカーとバスです。信じられます? ホテルは地元世話人にお願いしてむりやりとってもらいました。ホテルオーナーに頼み込んだわけ。でないと、空いてないのよ。このシーズンは。
で、せっかくなんで、出雲のいろいろを散策。私、何回も行ってますけどね。
「紅葉狩りしまひょ」と鰐淵寺。弁慶が若い頃修行したお寺さんです。前は人っ子一人いなくてチビ蛇君が1匹。思わず踏み潰そうになったっけ。
紅葉シーズンでめちゃ混み。いつもならマイカーで寺の駐車場まで入れるんだけど、このシーズンは麓で送迎バスに乗り換えないと行けません。バスは満員だけど何台も出てるんで便利。
出雲大社参拝の前に腹ごなし。ちょうど昼時です。
「手打ち」は名ばかりという店もある中、平和そば本店は若大将が誠実に打ってます。安倍総理もここで食べてましたね。
カツ丼が有名なのよ。
さあて、出雲初見参メンバーもいますから、あちこちの神様めぐってみまひょ。
出雲大社は有名な二礼四拍手一礼です。参考までに宇佐八幡、石清水もそうです。なお参考までに出雲大社は5月14日の例祭(勅祭)では八拍手ですから。
みなさんよー知っとりまんなあ。本殿の大国主大神の神座は西を向いてるわけね。
「どうして西向いてるの?」
いろいろ説はありますけど、そもそも鳥居くぐっても拝殿も本殿も正面にはありませんわな。どこ向いてたっていいわけ。まあ、西は稲佐の浜。あちらが主役ですわな。
あのね、古神道にとって神殿なんてあってもなくてもいいの。元もと神社なんかなかったんですから。祀りごとをするとき、一時的に設営しては、すぐ取り壊す。つくっては壊す。壊してはつくる。だから常世なんでね。
遷宮にしたって、神宮、大社、神社、宮がないのが普通で、神宮なら20年ごと、上・下賀茂神社なら21年で遷宮なんてね。遷宮が「異常事態」と勘違いしてるようですけど、そもそもそんなものないのが「正常」ではないか、と私は考えとりまんねん。
ハコモノつくるって仏教の影響ですもんね。日本のヘタな行政みたいでね。古神道はソフトウエア、ヒューマンウエア最優先なのよ。ハードウエアなんて刹那的なものどうでもええねん。
大きなご神木を囲い、幣垂れ下げて、注連縄を張り、そこを神様の依代としてるとこたくさんありますよね。神社なんてないでしょ。元もとはあれが基本。
「ゆく川の流れは」・・・鴨長明。あれが神道本来の姿勢だと思うよ。
東に比べて西の十九社は参拝客が少ないの。みなさん、参拝疲れかな。
因佐神社です。『出雲国風土記』には「伊奈佐乃社」と記されてる古社です。ご祭神は建御雷神。
建御雷神といえば、天照大御神の命で天降り、稲佐の浜で大国主大神と国譲りの話し合いに反対する大国主大神の次男坊・建御名方命と力比べ。負けた建御名方命は諏訪大社から出ない、と約束。ですから、神在月でも建御名方命は出雲には来ないのよ。鹿島神宮のご祭神でもあります。
出雲大社上の宮。ご祭神は素盞鳴尊、八百萬神。神在月には全国の神々が集まってこられます。
外国人が行列でした。しかし、みな、よー知っとるなあ。ツアーコーディネーターが引率してたけどね。
日御碕神社。日沈の宮。ご祭神は天照大御神です。
神の宮。ご祭神は素盞嗚尊です。
日御碕沖には海底遺跡があるらしいです。遺跡を裏づける専門的調査はこれからですけどね。この海底神殿を発見した岡本哲夫さんにいろいろお話を聴けたのが嬉しいなあ。出雲の世話人曰く、「いつもいないからほとんど会えない」とのこと。
ありがたいねえ。ここに来なかったら会えなかったわけだもん。
岡本さんはダイバーなのね。で、ショップも経営してます。出雲原原メンバーの若き長老Kさんとダイバー仲間。で、ダイビングスポットを調査してたら、階段はあるし、玉砂利を敷いた参道はあるし、滝もあるし、祭壇はあるし。玉砂利が敷き詰められたトンネル、ウミガメの形に並ぶ亀石など、不思議なパワースポットを発見。
これは潜るしかないっしょ。。。
伊勢神宮は日の本の昼を護る宮ですが、日御碕神社は日の本の夜を守る宮ですからね。この役割分担も日本らしくていいっすねえ。
「光あれ、といって昼ができた。」と創世記にありますが、「闇をつくった」とは書いてないのよ。光=昼ができた結果、必然的に夜が生まれることになった、つうわけでね。
「神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた。神はこれらを天のおおぞらに置いて地を照らさせ、昼と夜とをつかさどらせ、光とやみとを分けさせられた。」(創世記)つうわけ。
元もと、「光」と「闇」という概念はゾロアスター教が最初のようでね。光と闇がそれぞれの時代を支配する。けど、「光の神=善神」のほうが数も多くて、最期は「闇の神=悪神」が敗北する、というプログラムなわけ。
日本は光も闇の世界もそれぞれ神様が仲良く御守りくださるので安心して暮らしなさい、というわけです。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「老衰死 大切な身内の穏やかな最期のために 後編」(NHKスペシャル取材班編著・1,404円・講談社)です。
なお、当日の鶴我懇親会(赤坂)参加者はいまのとこ25名です。お時間のある方はどうぞいろいろお話しましょう。続く「年忘れ!素人対抗歌合戦(表参道)」は35名の参加です。暑さ寒さも利上げまで。めちゃ楽しみましょ。。。
今月は神在月。11月10日から16日までの1週間は、八百萬の神々が出雲大社へ集われ、様々な縁結びの神議り(=会議)をなされる神在祭の諸祭事が賑々しくお仕えされました。
で、出雲原原のオーラスは12-13日というど真ん中に開催してしまいましてね。ホテルはないわ。店はどこ行っても満員だわ。どころか、参拝するにも超行列なのよ。
地元のメンバーたちが驚いてました。1日5000人ですからね。無理ないわなあ。
さて、東京と大阪のメンバーが来雲。凄いですよ。マイカーとバスです。信じられます? ホテルは地元世話人にお願いしてむりやりとってもらいました。ホテルオーナーに頼み込んだわけ。でないと、空いてないのよ。このシーズンは。
で、せっかくなんで、出雲のいろいろを散策。私、何回も行ってますけどね。
「紅葉狩りしまひょ」と鰐淵寺。弁慶が若い頃修行したお寺さんです。前は人っ子一人いなくてチビ蛇君が1匹。思わず踏み潰そうになったっけ。
紅葉シーズンでめちゃ混み。いつもならマイカーで寺の駐車場まで入れるんだけど、このシーズンは麓で送迎バスに乗り換えないと行けません。バスは満員だけど何台も出てるんで便利。
出雲大社参拝の前に腹ごなし。ちょうど昼時です。
「手打ち」は名ばかりという店もある中、平和そば本店は若大将が誠実に打ってます。安倍総理もここで食べてましたね。
カツ丼が有名なのよ。
さあて、出雲初見参メンバーもいますから、あちこちの神様めぐってみまひょ。
出雲大社は有名な二礼四拍手一礼です。参考までに宇佐八幡、石清水もそうです。なお参考までに出雲大社は5月14日の例祭(勅祭)では八拍手ですから。
みなさんよー知っとりまんなあ。本殿の大国主大神の神座は西を向いてるわけね。
「どうして西向いてるの?」
いろいろ説はありますけど、そもそも鳥居くぐっても拝殿も本殿も正面にはありませんわな。どこ向いてたっていいわけ。まあ、西は稲佐の浜。あちらが主役ですわな。
あのね、古神道にとって神殿なんてあってもなくてもいいの。元もと神社なんかなかったんですから。祀りごとをするとき、一時的に設営しては、すぐ取り壊す。つくっては壊す。壊してはつくる。だから常世なんでね。
遷宮にしたって、神宮、大社、神社、宮がないのが普通で、神宮なら20年ごと、上・下賀茂神社なら21年で遷宮なんてね。遷宮が「異常事態」と勘違いしてるようですけど、そもそもそんなものないのが「正常」ではないか、と私は考えとりまんねん。
ハコモノつくるって仏教の影響ですもんね。日本のヘタな行政みたいでね。古神道はソフトウエア、ヒューマンウエア最優先なのよ。ハードウエアなんて刹那的なものどうでもええねん。
大きなご神木を囲い、幣垂れ下げて、注連縄を張り、そこを神様の依代としてるとこたくさんありますよね。神社なんてないでしょ。元もとはあれが基本。
「ゆく川の流れは」・・・鴨長明。あれが神道本来の姿勢だと思うよ。
東に比べて西の十九社は参拝客が少ないの。みなさん、参拝疲れかな。
因佐神社です。『出雲国風土記』には「伊奈佐乃社」と記されてる古社です。ご祭神は建御雷神。
建御雷神といえば、天照大御神の命で天降り、稲佐の浜で大国主大神と国譲りの話し合いに反対する大国主大神の次男坊・建御名方命と力比べ。負けた建御名方命は諏訪大社から出ない、と約束。ですから、神在月でも建御名方命は出雲には来ないのよ。鹿島神宮のご祭神でもあります。
出雲大社上の宮。ご祭神は素盞鳴尊、八百萬神。神在月には全国の神々が集まってこられます。
外国人が行列でした。しかし、みな、よー知っとるなあ。ツアーコーディネーターが引率してたけどね。
日御碕神社。日沈の宮。ご祭神は天照大御神です。
神の宮。ご祭神は素盞嗚尊です。
日御碕沖には海底遺跡があるらしいです。遺跡を裏づける専門的調査はこれからですけどね。この海底神殿を発見した岡本哲夫さんにいろいろお話を聴けたのが嬉しいなあ。出雲の世話人曰く、「いつもいないからほとんど会えない」とのこと。
ありがたいねえ。ここに来なかったら会えなかったわけだもん。
岡本さんはダイバーなのね。で、ショップも経営してます。出雲原原メンバーの若き長老Kさんとダイバー仲間。で、ダイビングスポットを調査してたら、階段はあるし、玉砂利を敷いた参道はあるし、滝もあるし、祭壇はあるし。玉砂利が敷き詰められたトンネル、ウミガメの形に並ぶ亀石など、不思議なパワースポットを発見。
これは潜るしかないっしょ。。。
伊勢神宮は日の本の昼を護る宮ですが、日御碕神社は日の本の夜を守る宮ですからね。この役割分担も日本らしくていいっすねえ。
「光あれ、といって昼ができた。」と創世記にありますが、「闇をつくった」とは書いてないのよ。光=昼ができた結果、必然的に夜が生まれることになった、つうわけでね。
「神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた。神はこれらを天のおおぞらに置いて地を照らさせ、昼と夜とをつかさどらせ、光とやみとを分けさせられた。」(創世記)つうわけ。
元もと、「光」と「闇」という概念はゾロアスター教が最初のようでね。光と闇がそれぞれの時代を支配する。けど、「光の神=善神」のほうが数も多くて、最期は「闇の神=悪神」が敗北する、というプログラムなわけ。
日本は光も闇の世界もそれぞれ神様が仲良く御守りくださるので安心して暮らしなさい、というわけです。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「老衰死 大切な身内の穏やかな最期のために 後編」(NHKスペシャル取材班編著・1,404円・講談社)です。