2017年01月24日ジャイアン・アメリカとつかず離れずで生きていく覚悟。。。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
トランプの大統領就任演説を見た人はたくさんいると思います。ワイドショーでも19年ぶり日本人横綱誕生まではトランプ一色でしたよね。
大変な内容ですよ。世界平和だとか世界への貢献なんてお題目は一切なし。搾取されてきた歴史を止める。いままでの分はすべて返してもらうぜ、と宣言してるわけです。
Politicians prospered-but the jobs left, and the factories closed.
Their victories have not been your victories; their triumphs have not been your triumphs; and while they celebrated in our nation's capital, there was little to celebrate for struggling families all across our land.
This is your day. This is your celebration. And this, the United States of America, is your country.
For many decades, we've enriched foreign industry at the expense of American industry.
Subsidised the armies of other countries while allowing for the very sad depletion of our military.
One by one, the factories shuttered and left our shores,
with not even a thought about the millions and millions
of American workers that were left behind.
We must protect our borders from the ravages of other countries making our products, stealing our companies, and
destroying our jobs. Protection will lead to great prosperity and strength.
いままで全世界中に富をばらまいてきたけれども、政治家は豊かになっても市民が恩恵を受けることはなかった。今日から、本来、富を享受すべき市民に取り戻す・・・つうわけね。
保護主義、ブロック経済。単独富国主義。トランプは国益を徹底的に取り返す、とリベンジの塊ですな。早い話が30年代を繰り返すぞ、つう政策ですよ。
「世界のために」つうルールにはしたがわない。これからは「1VS1」で決めるかんね。おまえら、強いモノには巻かれろよ、オレ様を儲けさせないと許さんぞ、つうこと。
もしかすっと、国連からの脱退もありえますよ。
ふつうは自由と博愛、平等とか世界秩序とか地球平和とか人類皆兄弟とか鰯の頭とか、大義名分をふりかざすんですけどね。
なんとも正直。あまりにも本音。えげつないほどの欲得。がさつで下品。だからトランプなわけでね。いままでのインチキ野郎(ヒラリー含めて)とは違うわな。
だからTPPは大反対。
けど、いままでアメリカはめちゃんこ儲けてきたんじゃね。世界にばらまいてはいたけど、いい意味での「ブーメラン効果」で富を貪ってきたのはアメリカ企業(国際金融資本+軍需産業)でしょ。
これからパラダイム転換しちゃうつうと、既存システムで儲けてきた勢力は困るわな。抵抗勢力が反対デモしたがるわけっすよ。
国内の抵抗勢力と中国の利害が一致したのね。
貿易赤字を企業赤字と同じように考えるなどおかしな点がたくさんあります。企業にとって赤字は許されないけど、国家にとっては必要悪ですもん。貿易黒字をとことん貯め込んだら経常黒字にもなりますけど、通貨はどんどん強くなっちゃう。結果、輸出力が弱くなり貿易赤字となります。
経常黒字ならインフレ必至。トランプは大幅財政出動を考えてるわけですからインフレ急加速確実。だから年3回の利上げは必至なわけでね。
ドルは強くなるけど米国債は売られます。最近の趨勢では原油価格もつれ高しそう。株価好調=金価格下落てなとこでしょうか。
インフレで悦ぶのは借金まみれの政府と企業でしょ。ただでさえ安かろう悪かろうの中国製品しか買えない貧困層は痛いなあ。45パーも関税かけられたら中国と一緒に阿鼻叫喚ですわな。
「いままでいちばん雇用に心を砕いた大統領になる!」そうですけど、いまアメリカの失業率は5パー未満。つまり完全就業率なんす。どうして雇用回復しなくちゃならんのよ。。。
人口以上に人を雇うつもり? 1人でいくつも掛け持ちさせるつもり?
実は、雇用はミスマッチしてたわけでね。オバマの雇用回復の真実は「製造業は純減」してたんす。
なぜ? 海外移転したからでしょ。その穴を埋めてきたのが日本企業なわけ。感謝されることはあってもトヨタが非難されるいわれはありません。
トランプが考えるべきは教育訓練です。デトロイトに代表される
「落ちこぼれ労働者」をサービス業でもやっていけるように訓練すること。
もち、熟練労働時間は必要です。トランプの任期が切れちゃうモノ。だから、とりあえず、対処療法として「海外進出企業のアメリカ回帰」を「税金」という伝家の宝刀を抜いて脅かしてるわけ。硬軟織り交ぜて政治やってるわけ。
保護主義、ブロック経済つうのは1年くらいはメリットがあると思うけど、2ー3年経つと大変ですよ。経済全体のパイが小さくなります。当然、GDP成長率も低くなります。マイナスになるかもしれません。
賃上げなんかできますか? 賃上げできなければインフレにはなりません。日本はますますデフレ、ヨーロッパも本格的にデフレ突入。となれば、アメリカも「ブーメラン効果」で不況に突入します。
経済も政治も社会も、この世にあるありとあらゆるものは「相互依存」の関係にあります。逆相関であれ正(順)相関であれ、コインの裏表で生きているわけです。
だれかの得はだれかの損。A国の得はB国の損。いままでアメリカは損してきたから取り戻す、つうけど、損してきたのは市民であって、得してきたのは政治家、ウォール街、国際金融資本の連中です。少なくとも日本ではありません。
矛先が違うけど、トランプを説得する時間はないかも。ならば、切り替えて、アメリカも儲かり日本も儲かる方法を考える。つまり、WINWINてヤツですよね。これは日本人は得意です。
トランプが的にかけているのは国内に巣くう国際金融資本でしょ。ユダヤは分裂していますから。選挙中にハッキングしてたのもロシアなんかじゃありませんよ。
食うか食われるか・・・という低レベルの世界に生きてると、結局、損すんだよね。日本人はいわなくてもわかってるんだけどねえ。民度が低いと理解できないの。
愛すれば愛される 憎めば憎まれる
与えれば与えられる 奪えば奪われる
信じれば信じられる 疑えば疑われる
大統領就任式ではオバマの真似して「リンカーンの聖書」で宣誓したわけでしょ。やっぱDNAが西部開拓時代のヤンキーそのものなんだわ。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「人民元切り下げ 後半」(村田雅志著・1,728円・東洋経済新報社)です。
大変な内容ですよ。世界平和だとか世界への貢献なんてお題目は一切なし。搾取されてきた歴史を止める。いままでの分はすべて返してもらうぜ、と宣言してるわけです。
Politicians prospered-but the jobs left, and the factories closed.
Their victories have not been your victories; their triumphs have not been your triumphs; and while they celebrated in our nation's capital, there was little to celebrate for struggling families all across our land.
This is your day. This is your celebration. And this, the United States of America, is your country.
For many decades, we've enriched foreign industry at the expense of American industry.
Subsidised the armies of other countries while allowing for the very sad depletion of our military.
One by one, the factories shuttered and left our shores,
with not even a thought about the millions and millions
of American workers that were left behind.
We must protect our borders from the ravages of other countries making our products, stealing our companies, and
destroying our jobs. Protection will lead to great prosperity and strength.
いままで全世界中に富をばらまいてきたけれども、政治家は豊かになっても市民が恩恵を受けることはなかった。今日から、本来、富を享受すべき市民に取り戻す・・・つうわけね。
保護主義、ブロック経済。単独富国主義。トランプは国益を徹底的に取り返す、とリベンジの塊ですな。早い話が30年代を繰り返すぞ、つう政策ですよ。
「世界のために」つうルールにはしたがわない。これからは「1VS1」で決めるかんね。おまえら、強いモノには巻かれろよ、オレ様を儲けさせないと許さんぞ、つうこと。
もしかすっと、国連からの脱退もありえますよ。
ふつうは自由と博愛、平等とか世界秩序とか地球平和とか人類皆兄弟とか鰯の頭とか、大義名分をふりかざすんですけどね。
なんとも正直。あまりにも本音。えげつないほどの欲得。がさつで下品。だからトランプなわけでね。いままでのインチキ野郎(ヒラリー含めて)とは違うわな。
だからTPPは大反対。
けど、いままでアメリカはめちゃんこ儲けてきたんじゃね。世界にばらまいてはいたけど、いい意味での「ブーメラン効果」で富を貪ってきたのはアメリカ企業(国際金融資本+軍需産業)でしょ。
これからパラダイム転換しちゃうつうと、既存システムで儲けてきた勢力は困るわな。抵抗勢力が反対デモしたがるわけっすよ。
国内の抵抗勢力と中国の利害が一致したのね。
貿易赤字を企業赤字と同じように考えるなどおかしな点がたくさんあります。企業にとって赤字は許されないけど、国家にとっては必要悪ですもん。貿易黒字をとことん貯め込んだら経常黒字にもなりますけど、通貨はどんどん強くなっちゃう。結果、輸出力が弱くなり貿易赤字となります。
経常黒字ならインフレ必至。トランプは大幅財政出動を考えてるわけですからインフレ急加速確実。だから年3回の利上げは必至なわけでね。
ドルは強くなるけど米国債は売られます。最近の趨勢では原油価格もつれ高しそう。株価好調=金価格下落てなとこでしょうか。
インフレで悦ぶのは借金まみれの政府と企業でしょ。ただでさえ安かろう悪かろうの中国製品しか買えない貧困層は痛いなあ。45パーも関税かけられたら中国と一緒に阿鼻叫喚ですわな。
「いままでいちばん雇用に心を砕いた大統領になる!」そうですけど、いまアメリカの失業率は5パー未満。つまり完全就業率なんす。どうして雇用回復しなくちゃならんのよ。。。
人口以上に人を雇うつもり? 1人でいくつも掛け持ちさせるつもり?
実は、雇用はミスマッチしてたわけでね。オバマの雇用回復の真実は「製造業は純減」してたんす。
なぜ? 海外移転したからでしょ。その穴を埋めてきたのが日本企業なわけ。感謝されることはあってもトヨタが非難されるいわれはありません。
トランプが考えるべきは教育訓練です。デトロイトに代表される
「落ちこぼれ労働者」をサービス業でもやっていけるように訓練すること。
もち、熟練労働時間は必要です。トランプの任期が切れちゃうモノ。だから、とりあえず、対処療法として「海外進出企業のアメリカ回帰」を「税金」という伝家の宝刀を抜いて脅かしてるわけ。硬軟織り交ぜて政治やってるわけ。
保護主義、ブロック経済つうのは1年くらいはメリットがあると思うけど、2ー3年経つと大変ですよ。経済全体のパイが小さくなります。当然、GDP成長率も低くなります。マイナスになるかもしれません。
賃上げなんかできますか? 賃上げできなければインフレにはなりません。日本はますますデフレ、ヨーロッパも本格的にデフレ突入。となれば、アメリカも「ブーメラン効果」で不況に突入します。
経済も政治も社会も、この世にあるありとあらゆるものは「相互依存」の関係にあります。逆相関であれ正(順)相関であれ、コインの裏表で生きているわけです。
だれかの得はだれかの損。A国の得はB国の損。いままでアメリカは損してきたから取り戻す、つうけど、損してきたのは市民であって、得してきたのは政治家、ウォール街、国際金融資本の連中です。少なくとも日本ではありません。
矛先が違うけど、トランプを説得する時間はないかも。ならば、切り替えて、アメリカも儲かり日本も儲かる方法を考える。つまり、WINWINてヤツですよね。これは日本人は得意です。
トランプが的にかけているのは国内に巣くう国際金融資本でしょ。ユダヤは分裂していますから。選挙中にハッキングしてたのもロシアなんかじゃありませんよ。
食うか食われるか・・・という低レベルの世界に生きてると、結局、損すんだよね。日本人はいわなくてもわかってるんだけどねえ。民度が低いと理解できないの。
愛すれば愛される 憎めば憎まれる
与えれば与えられる 奪えば奪われる
信じれば信じられる 疑えば疑われる
大統領就任式ではオバマの真似して「リンカーンの聖書」で宣誓したわけでしょ。やっぱDNAが西部開拓時代のヤンキーそのものなんだわ。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「人民元切り下げ 後半」(村田雅志著・1,728円・東洋経済新報社)です。