2017年02月13日為替操作国はアメリカでしょ。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
昨日、宝塚月組『グランドホテル』感激観劇ツアー(3月11日昼の部)について、参加希望者にはメーリングリストで情報を流しております。届いてないつう人はメルヘンしてね。大阪、名古屋、新潟のメンバーもたくさん。「妻娘2人分だけでもなんとか!」つうメールもあります。みなさん、家族思いでんなあ。実は・・・3枚へそくりがあります。ご家族恋人友人と一緒に見たい、つう方は追加できるかも。
う〜ん。安倍首相、訪米して、まさか貿易史と為替史をブリーフィングするとは思ってなかったでしょうな。
「為替介入って、あなたんとこ、いままで好き放題やってきたんちゃうの?」
言いたいけど言えない。なぜなら、言ったところで聞く耳持たないから・・・と思わせたいのがトランプの戦略なんだろね。
「難民なんて全員拒否。とくに7か国の連中は全員入れない!」
そういえば、物議を醸し出しますよ。けど、これ、承知でやってるの。愉快犯であり確信犯なわけ。嫌われるのも承知の上。
なぜ? 2つの狙いがあります。
1つは・・・どんなむちゃぶりしようと損しないから。心理学でいう処の「ドアインザフェイス」ですわな。
最初は無茶ぶり。けど、そのあとに加減すんの。そういう交渉法ですよね。古いけど、いまでも有効でわな。このスキルは。
たとえばね、こちらが50、相手も50。ならばイーブンですよね。
けどさ、このバランスを変えたいと思うことありますよね。とくに取り分を増やしたい時とかね。
そういうときは、最初に200要求すんのよ。「ふざけんなバカ!出入り禁止だ」と言われたらアウト。けど、どちらがパワーが強いかでジャイアンとのび太のポジションは決まるよね。
で、200のとこを100に戻しちゃう。すると相手は「200よりましか」と思っちゃう。50に比べたらめちゃくちゃ押し切られてるんだけどね。でも、言うだけはタダだからね。それで相手が譲歩してくれたらめっけもんやん。
商売人には常識の交渉法ですよ。
「1つの中国なんて許可してねえし」
「ああ、1つの中国でええんちゃう」
これ、無茶ぶりを元に戻しただけ。トランプは損してませんよ。習近平は得したと錯覚してるでしょうね。あの民族は「朝三暮四」で悦ぶ連中ですから。
ま、ふつうはWIN-WINですよ。つまり、交換条件。あちらも立てるけど、こちらも立ててね。
たとえば、ミカン1つでも、ジュースにしたいんで果実部分が欲しい、マーマレードにするんで皮部分が欲しい。これは典型です。でも、どちらも皮が欲しい、果実が欲しいとなれば、衝突します。で、お互いに譲歩して落とし処を探ります。
ジャイアンはこういう発想がありません。すべてオレのモノ。いらないモノでもがめたがる。なぜなら、ジャイアンだからです。
で、トランプも彼の指南役も「アメリカ一番!=アメリカが一番であるべきだ!」と考える選民思想の持ち主です。「世界の警察官なんてまっぴらゴメン」「どうして外国を儲けさせなくちゃいけないのよ」と考えます。
ホントは、世界はもちつもたれつ。それご破算にしようってわけでしょ。株価も為替の金価格も乱高下するはずですよ。だってパラダイムが転換するもの。
もう1つは、どこまで世界がオレ様の言うことを聞くか(受け容れるか)、トランプ自身が秤になってただいま計測中です。
なぜそんなことやるのか? アメリカの国力が落ちてきてるからですよ。パワーがあればそんなことしないでいいわけ。
「譲歩」できるのは「強国」だけなんです。弱国は「譲歩」ではなく「妥協」つうの。これは「卑屈」と同意語です。
そういう意味では、ホントはトランプが「妥協」すべきで日本は「譲歩」なのよ。
さて、明日から東京、名古屋、大阪と原原が続きます。で、いつものように「ま・く・ら」で政治経済・金融・投資の話をしてる時間がないのよね。東京のテーマは「歴史(映像たっぷり)」、名古屋と大阪はトライアル講義(新会員募集のためのお試し講義)。ヨーロッパからも参加する人がいるんでなかなかっすよ。
来週の博多原原は講義1時間前に投資講義を頼まれちゃったんでやりますけどね(具体的に有望銘柄とかも紹介しちゃいます。新聞に載ってないよ。記者より早いから)。
てなわけで、明日は今週の原原の「ま・く・ら」で話すべきことを少しだけ披露しようと思います。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ありがとう、またね… 」(石井ふく子著・1,512縁・廣済堂出版)です。
う〜ん。安倍首相、訪米して、まさか貿易史と為替史をブリーフィングするとは思ってなかったでしょうな。
「為替介入って、あなたんとこ、いままで好き放題やってきたんちゃうの?」
言いたいけど言えない。なぜなら、言ったところで聞く耳持たないから・・・と思わせたいのがトランプの戦略なんだろね。
「難民なんて全員拒否。とくに7か国の連中は全員入れない!」
そういえば、物議を醸し出しますよ。けど、これ、承知でやってるの。愉快犯であり確信犯なわけ。嫌われるのも承知の上。
なぜ? 2つの狙いがあります。
1つは・・・どんなむちゃぶりしようと損しないから。心理学でいう処の「ドアインザフェイス」ですわな。
最初は無茶ぶり。けど、そのあとに加減すんの。そういう交渉法ですよね。古いけど、いまでも有効でわな。このスキルは。
たとえばね、こちらが50、相手も50。ならばイーブンですよね。
けどさ、このバランスを変えたいと思うことありますよね。とくに取り分を増やしたい時とかね。
そういうときは、最初に200要求すんのよ。「ふざけんなバカ!出入り禁止だ」と言われたらアウト。けど、どちらがパワーが強いかでジャイアンとのび太のポジションは決まるよね。
で、200のとこを100に戻しちゃう。すると相手は「200よりましか」と思っちゃう。50に比べたらめちゃくちゃ押し切られてるんだけどね。でも、言うだけはタダだからね。それで相手が譲歩してくれたらめっけもんやん。
商売人には常識の交渉法ですよ。
「1つの中国なんて許可してねえし」
「ああ、1つの中国でええんちゃう」
これ、無茶ぶりを元に戻しただけ。トランプは損してませんよ。習近平は得したと錯覚してるでしょうね。あの民族は「朝三暮四」で悦ぶ連中ですから。
ま、ふつうはWIN-WINですよ。つまり、交換条件。あちらも立てるけど、こちらも立ててね。
たとえば、ミカン1つでも、ジュースにしたいんで果実部分が欲しい、マーマレードにするんで皮部分が欲しい。これは典型です。でも、どちらも皮が欲しい、果実が欲しいとなれば、衝突します。で、お互いに譲歩して落とし処を探ります。
ジャイアンはこういう発想がありません。すべてオレのモノ。いらないモノでもがめたがる。なぜなら、ジャイアンだからです。
で、トランプも彼の指南役も「アメリカ一番!=アメリカが一番であるべきだ!」と考える選民思想の持ち主です。「世界の警察官なんてまっぴらゴメン」「どうして外国を儲けさせなくちゃいけないのよ」と考えます。
ホントは、世界はもちつもたれつ。それご破算にしようってわけでしょ。株価も為替の金価格も乱高下するはずですよ。だってパラダイムが転換するもの。
もう1つは、どこまで世界がオレ様の言うことを聞くか(受け容れるか)、トランプ自身が秤になってただいま計測中です。
なぜそんなことやるのか? アメリカの国力が落ちてきてるからですよ。パワーがあればそんなことしないでいいわけ。
「譲歩」できるのは「強国」だけなんです。弱国は「譲歩」ではなく「妥協」つうの。これは「卑屈」と同意語です。
そういう意味では、ホントはトランプが「妥協」すべきで日本は「譲歩」なのよ。
さて、明日から東京、名古屋、大阪と原原が続きます。で、いつものように「ま・く・ら」で政治経済・金融・投資の話をしてる時間がないのよね。東京のテーマは「歴史(映像たっぷり)」、名古屋と大阪はトライアル講義(新会員募集のためのお試し講義)。ヨーロッパからも参加する人がいるんでなかなかっすよ。
来週の博多原原は講義1時間前に投資講義を頼まれちゃったんでやりますけどね(具体的に有望銘柄とかも紹介しちゃいます。新聞に載ってないよ。記者より早いから)。
てなわけで、明日は今週の原原の「ま・く・ら」で話すべきことを少しだけ披露しようと思います。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ありがとう、またね… 」(石井ふく子著・1,512縁・廣済堂出版)です。