2017年02月14日ちぐはぐ大統領トランプは4年しかやりません。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
つうことで今日から東京、名古屋、大阪と原原が続くのよね。
いつものように「ま・く・ら」で政治経済・金融・投資の話をしてる時間がないのよね。東京のテーマは「歴史(映像たっぷり)」でしょ。名古屋と大阪はトライアル講義(新メンバー募集のためのお試し講義)ですしね。出張のついでにヨーロッパから参加する人もいるんすよ。熱心やなあ。
来週の博多原原は、「ぴよこちゃん倶楽部」でもないのに、1時間前に投資講義を頼まれちゃったんでね(具体的に有望銘柄とかも紹介しちゃいます。新聞に載ってないよ。記者より早いから。けどまいったなあ。この1週間で5%上昇しとるんよ。まだアナリストも知らんと思うんだけどね)。そちらは「ま・く・ら」が投資話になっちゃう。
で、今週、「ま・く・ら」で話そうと思ってたことを少しだけ披露しましょう。
為替介入てのはアメリカのごり押しから始まったわけです。元もと固定相場制だったでしょ。これ、ぶっ壊してのニクソンですから。
で、落ち着いてた為替相場を、マネーゲームにのめり込んだあげく、生産技術とか研究開発、教育訓練などをおろそかにして、国内製造業は世界市場から落ちこぼれたわけ。で、ドル安にしてくれえ、円高にしてくれえ、ポンドもフランもマルクも対ドルで高値誘導してくれーーと脅迫されたのがプラザ合意ですよね。
でも、マルクは渋って、2年後、ルーブル合意となって、さらに円高になっちゃって、以降は、一方的に円高の歴史っすよ。で、またまた製造業がダメだから円高ドル安にしてくれ、というわけでしょ。
つうことは、利上げしないわけ? インフラ投資とか減税とかしたらインフレ必至っすよ。利上げしないとあかんでしょ。
トランプは海外移転した製造業を(サービス業も)国内回帰させたいわけ。労賃では中国とほとんど変わらないけど、労働者の質でいうとまだ中国の方がましでしょ。
フォードなんか日本から撤退したけど、日本でピックアップトラックは売れんでしょ。道路狭いし、駐車場狭いし、そもそもないし、燃費悪いし、性能と品質考えたら日本車かドイツ車だわな。
どうしてアメ車だけが売れないか、基本的な原因考えたほうがいいと思うよ。タダで上げると言われたって断るんちゃう?
オバマ政権でも1000万人の雇用を増やしてたのよね。けど、製造業だけは500万人の純減でした。つまり、雇用増よりロボットとIT化で生産性を上げたのよ。雇用増という意味は生産性低下つうことですからね。昔、中国が1人でできるとこを10人でやって雇用を増やした、つまり、ワークシェアリングを盛んにやってたよね。そういう国にしたいんかね。
んなわけないわな。トランプは4年しかやんないから対処療法は国内回帰、米国移転、米国投資だわな。けど、日本はすでにやってます。だから、中国に対してやいのやいのあると思うね。中国の場合、労働者まで輸出しちゃうから現地雇用になんら貢献しない国ですから。
けどさ、基本的な疑問なんだけど、失業者760万人しかいないのにバカみたいに雇用増やしてどうすんのよ。企業がすべきは生産性の向上でしょ。1株あたりの生産性アップですよ。製造現場がハイテク化して学力の低い白人貧困層は不要なんだよね。ホントは。
トランプが難民拒否なのは、白人貧困層という難民がすでに大量にいるからなんだよね。フードスタンプ支給数はどんどん増えてますから。
致命的な臨界点をすでにアメリカは超えてますよ。
で、日本は円安にならんと困る。とくに輸出企業が困る、と思い込んでますけど、いまどき、為替でひいひい言ってる輸出企業なんていませんよ。円高基調下で何年経営やってると思うんですか? 毎年毎年円高だったんすから。いまでも円高で悩んでたら、「いままでなにもしてきませんでした」と告白するようなもんだもんね。
円高だろうと、価格が高かろうと、買わざるを得ない部品、製品、サービスを日本企業は作り上げてきたんです。それがビジネスモデルなのよ。
まあ、「円高で困ってる」と言った方が都合がいいんだろね。
日本は対米投資もめちゃ多いわけ。米国債も15兆ほど借り換えてあげてるしぃ。日本国の経常収支は常に黒字なのよ。原油高騰で貿易収支が赤字になろうと、毎年、積み上がっている所得収支でカバーしちゃうのよね。つまり、植民地を搾取するような他人のふんどしで相撲をとるしか能のない英国とは違って、海外で雇用を着くって感謝される「投資」と「配当」で儲かる国家モデルをつくったんですよ。
別に政府に命令されたり、官庁に指導されたわけではさらさらありません。民間企業がそれぞれ懸命に知恵を絞って取り組んだら、結果そうなってたわけでね。「神の見えざる手」つうのは日本企業のためにあるようなもんなのよ。
てことで、牽強付会のジャイアンには「日本モデルを真似したほうがお得ですよ」と気づかせてやることですな。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「僕が「プロ経営者」になれた理由--変革のリーダーは『情熱×戦略』」(樋口泰行著・1,600円・日本経済新聞出版社)です。
いつものように「ま・く・ら」で政治経済・金融・投資の話をしてる時間がないのよね。東京のテーマは「歴史(映像たっぷり)」でしょ。名古屋と大阪はトライアル講義(新メンバー募集のためのお試し講義)ですしね。出張のついでにヨーロッパから参加する人もいるんすよ。熱心やなあ。
来週の博多原原は、「ぴよこちゃん倶楽部」でもないのに、1時間前に投資講義を頼まれちゃったんでね(具体的に有望銘柄とかも紹介しちゃいます。新聞に載ってないよ。記者より早いから。けどまいったなあ。この1週間で5%上昇しとるんよ。まだアナリストも知らんと思うんだけどね)。そちらは「ま・く・ら」が投資話になっちゃう。
で、今週、「ま・く・ら」で話そうと思ってたことを少しだけ披露しましょう。
為替介入てのはアメリカのごり押しから始まったわけです。元もと固定相場制だったでしょ。これ、ぶっ壊してのニクソンですから。
で、落ち着いてた為替相場を、マネーゲームにのめり込んだあげく、生産技術とか研究開発、教育訓練などをおろそかにして、国内製造業は世界市場から落ちこぼれたわけ。で、ドル安にしてくれえ、円高にしてくれえ、ポンドもフランもマルクも対ドルで高値誘導してくれーーと脅迫されたのがプラザ合意ですよね。
でも、マルクは渋って、2年後、ルーブル合意となって、さらに円高になっちゃって、以降は、一方的に円高の歴史っすよ。で、またまた製造業がダメだから円高ドル安にしてくれ、というわけでしょ。
つうことは、利上げしないわけ? インフラ投資とか減税とかしたらインフレ必至っすよ。利上げしないとあかんでしょ。
トランプは海外移転した製造業を(サービス業も)国内回帰させたいわけ。労賃では中国とほとんど変わらないけど、労働者の質でいうとまだ中国の方がましでしょ。
フォードなんか日本から撤退したけど、日本でピックアップトラックは売れんでしょ。道路狭いし、駐車場狭いし、そもそもないし、燃費悪いし、性能と品質考えたら日本車かドイツ車だわな。
どうしてアメ車だけが売れないか、基本的な原因考えたほうがいいと思うよ。タダで上げると言われたって断るんちゃう?
オバマ政権でも1000万人の雇用を増やしてたのよね。けど、製造業だけは500万人の純減でした。つまり、雇用増よりロボットとIT化で生産性を上げたのよ。雇用増という意味は生産性低下つうことですからね。昔、中国が1人でできるとこを10人でやって雇用を増やした、つまり、ワークシェアリングを盛んにやってたよね。そういう国にしたいんかね。
んなわけないわな。トランプは4年しかやんないから対処療法は国内回帰、米国移転、米国投資だわな。けど、日本はすでにやってます。だから、中国に対してやいのやいのあると思うね。中国の場合、労働者まで輸出しちゃうから現地雇用になんら貢献しない国ですから。
けどさ、基本的な疑問なんだけど、失業者760万人しかいないのにバカみたいに雇用増やしてどうすんのよ。企業がすべきは生産性の向上でしょ。1株あたりの生産性アップですよ。製造現場がハイテク化して学力の低い白人貧困層は不要なんだよね。ホントは。
トランプが難民拒否なのは、白人貧困層という難民がすでに大量にいるからなんだよね。フードスタンプ支給数はどんどん増えてますから。
致命的な臨界点をすでにアメリカは超えてますよ。
で、日本は円安にならんと困る。とくに輸出企業が困る、と思い込んでますけど、いまどき、為替でひいひい言ってる輸出企業なんていませんよ。円高基調下で何年経営やってると思うんですか? 毎年毎年円高だったんすから。いまでも円高で悩んでたら、「いままでなにもしてきませんでした」と告白するようなもんだもんね。
円高だろうと、価格が高かろうと、買わざるを得ない部品、製品、サービスを日本企業は作り上げてきたんです。それがビジネスモデルなのよ。
まあ、「円高で困ってる」と言った方が都合がいいんだろね。
日本は対米投資もめちゃ多いわけ。米国債も15兆ほど借り換えてあげてるしぃ。日本国の経常収支は常に黒字なのよ。原油高騰で貿易収支が赤字になろうと、毎年、積み上がっている所得収支でカバーしちゃうのよね。つまり、植民地を搾取するような他人のふんどしで相撲をとるしか能のない英国とは違って、海外で雇用を着くって感謝される「投資」と「配当」で儲かる国家モデルをつくったんですよ。
別に政府に命令されたり、官庁に指導されたわけではさらさらありません。民間企業がそれぞれ懸命に知恵を絞って取り組んだら、結果そうなってたわけでね。「神の見えざる手」つうのは日本企業のためにあるようなもんなのよ。
てことで、牽強付会のジャイアンには「日本モデルを真似したほうがお得ですよ」と気づかせてやることですな。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「僕が「プロ経営者」になれた理由--変革のリーダーは『情熱×戦略』」(樋口泰行著・1,600円・日本経済新聞出版社)です。