2017年02月15日聖バレンタインデーの暗殺。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 今日は名古屋原原です。年1回のオープン講義(無料つうこと)。原原はこんな話してますよ、つう「お試し講義」です。
 二次会も凄い。世界ナンバーワンの手作りハム・ソーセージを満喫しましょう。

 で、明日は大阪で「トライアル講義」。こちらの二次会はステーキ(シャトーブリアン)の食べ放題にしちゃったそうです。店、倒産すんじゃね。。。


 さて、ちーとも知りませんでした。バレンタインデーだったらしいっすね。

 で、突然のニュース。金正男暗殺・・・場所はマレーシア。犯人は毒ガス噴射。まるで「必殺仕掛け人」しかも「くのいち」だとか。『聖バレンタインの虐殺』つうギャング映画は見たことあるけどね。
 メディアはトランプ報道をすっ飛ばしてこのニュース一色。ま、スパイ映画はおもしろいもんね。曰く「北朝鮮がかつてやったケースがあります」、曰く「映画『シュリ』にも登場しました」「金正恩の指示でしょう」とかね。

 韓国メディアは北朝鮮の仕業だ、と断言報道してますからね。

 さて、真実やいかに。

 状況証拠は北朝鮮に圧倒的に不利でんなあ。スペアは目の上のたんこぶだもんね。

 先週、秘密警察(国家安全保衛部)のトップ金元弘(キンウォンホン)が解任されたでしょ。大将から少将に降格されました。このポジションは表と裏の仕事を担当してますからね。党幹部の処刑もやってたから恐怖の的であもありますし怨嗟の的でもあります。金正恩のインテリジェンスと行動部隊でもありますし。

 そのトップが解任? 降格? 金正男暗殺!

 こうなりますとクーデター未遂でしょ、やっぱ。やばいよやばいよやばいよ。状況証拠が揃ったじゃん。もし金元弘処刑となれば完全にクーデターへの「見せしめ」とわかります。

 ご存じのように、金正男は中国の子飼い。金正恩を取り除いた後の「傀儡」に据えるために飼ってたわけでね。

 さて、アメリカから見るとどうなるか?

 金正恩を取り除いた後、金一族から後継者が出ることはない。事務能力しかない軍官僚をトップにつけ、近々、民主化=選挙で後継を正式に選んで傀儡にする、つうお得意のパターンに持ち込めるわけ。つうわけで、金正男暗殺の動きを知ってても傍観するだけ。

 中国はとっくの昔に儒教国家ではありませんけど、朝鮮コントロールには「使える駒」だっただけに怒髪天を衝く、怒り心頭でしょ。

 金正恩は叔父も甥も殺してきてます。親父も金正日も自分を批判する人間、秘密(喜び組の存在とか)を漏らした人間は身内でも暗殺しました。でないと示しがつきませんもの。たががゆるんだら独裁国家は終わりですから。

 ま、中国が背後でクーデター勢力を動かし、金正恩を殺してスペアを立てる、つう動きを察知した金正恩が電光石火でシナリオ潰しに出た、つうのが大筋の見立てでっけど・・・「北朝鮮犯行説」が1人歩きしてますけどわかりまぜんよ。

 参考までに2014年01月29日(水)の「通勤快読」で『父・金正日と私 金正男独占告白』(五味洋治著・文藝春秋)つう本を取り上げてます。一部だけご紹介しましょう。でないと、会員に悪いからね。

 これ読みますと、金正男が金正恩批判を繰り広げた、つう話は、この2人を対立させたい、あるいは対立していると思わせたい、勢力の仕掛けとしか思えないのよね。

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 日経の記者なわけないよな、と思ってたら、やっぱ東京新聞(編集委員)。やっぱね。
 ディズニーランドの帰りに正体が見破られて拘束。田中真紀子外務大臣の時でしたね。さっさと北に帰しちゃった。

 当時は「バカ息子」かと思いましたが、バランスの取れた人物なら対米交渉は進むんじゃないかな。いずれにしたって、拉致問題は日本だけで解決できるマターではありません。
 北はアメリカから体制存続の保証を欲しがってるし、アメリカは北の核開発中止と廃棄を要求しています。この対立軸を解きほぐすのが安倍さんの役目。

 さて、どうしたものか? 直接それぞれに働きかけるか、それとも北に対して大きな影響力のあるロシアのプーチンを使うか・・・。

 中国は北朝鮮国内の混乱を望んでいません。中国にとって北朝鮮は西側陣営との緩衝地帯ですし、なんといっても、崩壊した難民が押し寄せたら一発で崩壊してしまいます。だからなんとしても避けたい。

 中国東北部には200万人の朝鮮族が住んでます。北が崩壊すれば中国に大量の難民が押し寄せ、民族紛争に火がつきます。それがウイグル族やチベットにも波及するのは必然です。そりゃ困る。

 北の存続は中国の国益にもかなうわけですね。

 金正男は経済の改革・開放を父親金正日に進言してきた唯一の人物です。海外留学経験もあり、北では数少ない開明派でもあります。
 「改革・開放しなければ経済は破綻必至」
 かといって、改革・開放すれば体制崩壊リスクも否定できません。どちらに転んでも危ない橋を渡らざるを得ないわけです。

 北はずっと投資を呼び込んでますが、投資を保護するシステムができていません。「改革・開放」は父親が忌み嫌っていた言葉だそうです。
 弟の正恩は先軍政治。それに対して、この正男は中国型の改革・開放を唱えてます。

 毛沢東ですら世襲をしなかった。金正日は「権力世襲はもの笑いの対象だ」とよく言ってたそうです。

 張成沢とその一族郎党はみな処刑されました。中国の代理人です。
 正男は04年12月19日、韓国連合ニュースでは、「オーストリア訪問中に暗殺の危機。中国当局が阻止。亡命の可能性あり」と報道されました。

 「もう1回ぐらいは改革・開放に関心を持つときではないか」といまでも考えています。米国と西側の大規模な投資なしで、石と土、海産物しかない都市がシンガポールのように建設できるはずがありません。

 「カジノへの出入りはしていない。マカオは家族が居住する中国の中で最も近く、自由奔放な地区。中国の首都・北京に自宅を持っているが、マカオにも家がある」

 「後継者のリストに上がったこともない。後継者になるつもりもない。他人の期待を充足するために、自分の人生を壊したくない。異母兄弟とはいえ、正恩氏に会ったこともなく性格も知らない」

 「父は軍をバックに国を統治したが、軍の権力が大きくなりすぎた。後継作業が失敗すれば必ず軍が実権を握る」

 「平壌に行くと息がつまります」

 北の外交スタイルはこれからも強硬と対話を両方使っていくことになります。今のままでは経済大国になるのは難しい。06年に張成沢が中心となり、中国の改革・開放路線を導入しようと真剣に検討したことがありました。

 「私が行けないのは香港、米国、日本とタイだけ。正恩も確かブラジル旅券で日本に来ているはず。(次男の)正哲とは海外で数回会ったことがあります。ただし父の中では正哲は後継者としては存在していなかった。三代世襲はさせないと自分でも言っていました。自分の耳で直接聞いた覚えがあります。正哲、正恩も聞いているはずです」

 生きていた頃、張成沢の訪中では経済官僚30人を同行。特区には50年間にわたる立法・司法・行政自治権が付与されていました。中国側との根回し不足で失敗。中国は新義州特区行政長官に任命された楊斌・欧亜グループ会長を脱税容疑で電撃拘束してしまいましたからね。

 北朝鮮は日本を批判する時だけ韓国と同調します。政権の失敗で経済が破たんした理由を米国の責任にしてきました。それが反米感情をあおります。

 改革・開放を強く主張したために父親から強く警戒されたらしい。改革・開放したら、経済の遅れた実態など不都合な部分がすべてが明るみになってしまう。そんなもっともないこと、できませんわな。

 「何も変わらないでしょう。変えられないんですよ」という言葉が印象的でしたね。とても正直な人物に見えます。おそらく後白河法皇に死ぬまで讃岐に幽閉された崇徳上皇もそうだったのかもしれませんな。
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 バレンタインデーつうと、チョコでしょ。甘いもの苦手なんすけど、チョコだけは食べられるんです。残念ながら、ただいまドクターストップなんですけど、嬉しいもんですな。


神戸ゴンチャロフのソフトクリームショコラですな。

これもゴンチャでんねん。

手作りチョコで有名なテオブロマ。原産国はフランスらしいっす。

 森永のクラウンチョコなんだけど特別バージョンなのよ。安倍さんの奥様の実家ですな。トランプさんにもあげたんかな。。。


食べたい。。。けど、食べられない。食べたい。けど、食べられない。


ヴィタメールです。

チョコクッキー。

お菓子専門店「まるしげ」の呼吸チョコ。関西限定、期間限定だとか。

WA・SA・BIの和三盆、苺、抹茶ショコラ。

はい、ゴディバ。

 やっぱ明治の板チョコ、グリコのアーモンドチョコ。日本のチョコはレベルが高いわな。。。




 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「無冠の男 松方弘樹伝 前編」(松方弘樹著・1944円・講談社)です。