2017年03月11日東日本大震災鎮魂の日がやってきました。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 6年目ですか。早いものですね。1日現在、行方不明の方は2554人もいらっしゃるわけです。

 昨日そして明後日、「通勤快読」で『魂でもいいから、そばにいて』という本を紹介してますけど、ご遺族にしてみれば、突然過ぎるご不幸で心の整理なんてものは永遠につかないでしょう。まして、いまなお行方不明ではたまらんでしょうな。

 きっとどこかで生きている・・・そう信じている方も少なくないと思います。けど、後悔ばかりが押し寄せてくる人はもっと多いでしょうね。

 しかし、このインタビュー集では「そばにいることを実感する」というケースがほとんどでした。そして、残されたものは亡くなった人の分まで懸命に生きる・・・時間が経つに従って、こういう気づきが増えていくそうです。

 If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?・・・今日がもし人生最後の日だとしたら、いまやろうとしていることは本当にやりたいことだろうか?

 Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose.・・・私はいつか死ぬ。そういう思いに馳せれば、失うものなど何もない、と気づける最善の方法だ。

 Being the richest man in the cemetery doesn’t matter to me… Going to bed at night saying we’ve done something wonderful… that’s what matters to me.・・・墓場で大金持ちになることなんて私にはたいしたことではない。夜眠るとき、ああ素晴らしいことをした、と言えることが重要なんだ。

 いずれもSteve Jobsの言葉ですけど、「今日がラストデーだ」としても、なにか特別なことをすることもなくて、昨日と同じように起きて、昨日と同じものを食べて、昨日と同じ人と、昨日と同じような話をして、昨日と同じように眠る、と思う。相手が亡くなるとしてもそうするし、そうしてきました。

 死は永遠の別れではありません。私たちは亡くなった人たちに囲まれ、護られて、生きているわけで。だから、死んだらゴミになることもないんです。生きてるうちにゴミになってる人はいますけどね。

合掌。。。