2017年03月15日遊行寺に行って詣りました。

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 あちこち行ってるわりには地元に疎い。灯台もと暗し。

 ホント、学生時代、ここらへんは近場だったけどなぜか行かなかった。いまや進学校、当時はヤンチャ校。あまり近づきたくなかったんかなあ。。。

 例の「修験道シンポ」の本をあれこれ読んでましたら、浄土教から分かれた一遍上人て、修験道とも熊野大社とも縁が深いのよね。

 元もと、遊行寺(清浄光寺)本堂の隣に熊野社が勧請されてたらしいっす。火事でどちらも焼失してますけど、宝物館に扁額だけは残ってますからね。


惣門です。


 執権北条時宗。鎌倉は禅宗が保護発展された地域で隆盛を極めてたわけでね。夢窓疎石なんぞはいくつ開山したかわからんほどっすよ。政治に取り入るだけのインテリジェンスを持ち、さらに人間通でなければ、宗派を隆々発展されることはできんわけや。

 金と力のある処に集まるのは芸能人や商売女だけではありません。各宗の高僧たちも同じ。で、一斉に幕府のある鎌倉で布教を試みる。職と食を求めるホームレスもたくさん来たことでしょう。

 一遍上人なんて乞食にしか見えませんからね。諸国を遊行してるんですから。で、関所で拒絶されちゃった。メキシコの移民みたいなもんよ。

 けど、モノが違うから、「鎌倉の外では布教は禁止されてないぞ」と役人が教えてくれるわけ。で、鎌倉の手前=藤沢に戻るのよね。

 藤沢山(とうたくさん)無量光院清浄光寺つうんだけど。


当時の坊さんは空海にしても空也にしてもあちこちよく歩いてますよね。役行者なんて空飛んでたわけでね。

 さてと、藤沢に来たら鎌倉は戻り道。けど鎌倉には月2回通ってますんで今更ながらなわけよ。

 つうことで、逆方向の茅ヶ崎とか平塚へと途中下車の旅。ここらへんはダチも多いんだけど、いきなり立ち寄っても平日だしぃ定年まだだろうしぃ。そもそも実家にはいないでしょうしね。

 そろそろ昼かー。なんにすっかなー。そういえば、茅ヶ崎に食べログ1位の蕎麦屋さんがあると言ってたなあ。どこだろ? 電話で確認。ここまで来たらダメ元で行ってみよかいな。ダメなら海岸線歩いて鎌倉まで戻ればいいんだしぃ。



 サービスがとてもいいお店です。清潔感もあるしぃ、てきぱき仕事してます。店の雰囲気サイコー。外国人客、観光客、一見さん、常連さん、ひっきりなしに「予約客」が押し寄せてます。予約無しでよー入れてくれたなあ。

 味? 普通。天ぷら? 普通。夜に来ればええんかなあ。お酒? 馴染みの蕎麦屋さんにはすべてあります。う〜ん、食べログ1位ってのはある意味「普通の証拠」なんでしょう。普通って大変なことですもん。

 けど、角平(蕎麦屋)の「普通さ」とはちがうのよ。あそこ、蕎麦、かえし、天ぷら、どれをとっても普通。けど、普通が集まっていい味出してるわけ。あんだけ大きなハコでオープン・ラストまで客が途絶えないもんね。
 ここはどうなんだろ。一つ一つが一流なんだろうけど、全体になると普通なのよね。まあ好みの問題でしょう。通を気取るほどのもんでもないしね。

 ホントは、梅が終わり、桜が散り、躑躅そして紫陽花の季節に、また鎌倉で飲み会でもやろうかな、と考えてたわけ。ちょいと足伸ばせばええとこあるしね。

 東京原原の打ち上げに「鎌倉+蕎麦懐石+美酒天青」つう手もあるしねえ。。。由比ヶ浜の店、美味かったでしょ。



 腹ごなしに歩いて駅まで。へえ、こんなのあるんだ。そういえば茅ヶ崎だもんな。


このパン屋さん大当たり。コッペパンにいろいろ入れてくれます。バリエーション豊富。これ、きっとテレビに出るよ。女子、好きだと思うよーー。こういう店。健康に良い素材使ってるし。作り置きなし。その場でつくって提供する方式。

 また来よっと。パン買いに。昨日の二次会で聞いたら、盛赤の福田パンが先駈けらしいね。いまや、都内にもハマにも総菜コッペパン店がたくさんできてますわな。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「サイコパス 前編」(中野信子著・824円・文藝春秋)です。