2001年11月12日日本一の草野球

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まだまだ活躍できる選手ばかり


 行ってきました、西武球場。

 この9日、10日はプロ野球OBによるマスターズ・リーグが関東で開催されたんです。

 で、わたしが観に行ったのは「東京ドリームスvs名古屋エイティデイダーズ」の試合でした。先発ピッチャーは東京が松岡弘(ヤクルトOB)、そして名古屋は上原晃(沖縄水産高−ヤクルトOB)。上原など、まだ32歳ですからね。球も速いしすごいピッチングでしたよ。

 空いてましたねぇ。ロッテ−オリックス戦より少なかったです。球場スタッフと選手のほうが多かったくらいだよ。もっと観に行って欲しいけど、場所が埼玉の奥地。時間が6時スタート、しかも平日。これじゃ、客に来なくていいよって言ってるようなものですわな。

 この球場、ドームはドームでもたんに屋根があるだけで、たしかに雨露は防げるけど、寒風吹きすさぶ中、観客がいないものだからよけいに寒かったですよ。でも、シートはゴージャスで良かったな。

 さて、なんといっても、驚いたのは東京のクローザーとして登板した渡辺久信(西武−ヤクルトOB)ですね。スピードガンが常時140〜143キロを出してましたもんね。

 カーブの切れもいいし、どうして日本でプレイしないのかね。この人、99年から台湾球界に入ってるんですよ。年齢こそ36歳ですけど、このスピードと切れは阪神、近鉄レベルなら十分セットアッパー、ストッパーとして活躍できますよ。テスト受けてみたらいいのに。もったいないな。





やっぱり草野球、されど日本一の草野球

 こういう選手(現役で活躍できるレベル)はほかにもたくさんいます。まさかり投法の村田兆治がそうでしょ。この人のボールは現役選手でもそうそう打てませんよ。

 投手は平均的にレベルが高かったです。

 でも、野手はひどいね。足がついていけないからボールを追わない。フライも無理して捕らない。かつて華麗なプレイで鳴らした名セカンド高木守道(中日OB)など、トンネルはするわ、盗塁阻止のためにキャッチャーが投げたボールは逸らすわ、と昔の姿はありませんでした。体型も大幅に変わってましたしね。

 でも、このマスターズはそんなことすべてを知った上で楽しむ野球です。みんな楽しんでプレイしてるのが観客にも伝わってきます。

 「草野球レベルだな。でも、日本一の草野球だな」

 そう感じました。息子もわたしも次は来月開催の東京ドーム。「東京ドリームスvs福岡ドンタクズ」の対戦を楽しみにしてます。池永(西鉄)と土井正博(近鉄−太平洋−西武)のユニフォーム姿を見たいですね。