2017年06月13日ナスダック暴落の本質はこれです。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 詳しくは明日の名古屋原原、明後日の大阪原原でお話しますけど、ま、こんな具合なんじゃないかなあ。

 結論:利下げ命のトランプVS利上げ命のFRBの代理戦争。
 本質:FRBをぶっ潰して国有化したいトランプと、それを阻止したいユダヤ国際資本左派(既存の利権勢力)。

 原原メンバーには、以前、FRBの歴史つうか、インチキしてまでFRBをつくりたかった勢力について、イングランド銀行設立からそのおどろおどろしい歴史をお話しましたんで、すんなりわかると思うけどね。
 先週から続く「通勤快読」で「ユダヤ」についていろいろお話してますけど、「基本的なことをおせーて」つうメールがメンバーからありましたんで、今日と明日の「通勤快読」で取り上げました。つっても、やっぱ世界の中央銀行史を解説したほうが早いんですけどね。

 さて・・・先週末のナス暴落について。「ヒンデンブルグ・オーメン」等の暴落サインがあちこちで出てますんで、これがきっかけですか、という質問にも原原で独善と偏見たっぷりにお話したいと思います。
 で、今月お休みの博多、出雲、ゲスト公演があった東京メンバーのために少しだけブログで触れておきましょう。



 パンパンに膨らんでる風船はどこかで破裂しますよ。これを「調整」と呼びます。大きな調整を「暴落」と言うわけでね。
 けど、調整にしても、ナスダックだけでしょ。ダウは最高値だったんだから。これが先月の下落と違う点ですわな。


先月は全面安でした。今回はナスダックが大幅下落。



 それでもオバマの頃から比べたらぜんぜんいいっすよ。これが実は要注意点でしてね。「コントラスト効果」ってやつ。アヒルの中に白鳥の子どもが混じってるから目立つわけでね。上がれば上がるほど「下げ」が目立つってこと。「下げ」を目立たせるために「上げる」つうこともあるかも(市場は人為的に動かせない派の人は、そんなアホな、というでしょうけど)。


 ITセクターのみ下落。金融は上げてたもんね。で、ITセクターがナスダックの主役だから目立つわけです。IT銘柄は新興企業が多いから必然的にナスダックに多いんだよね。ナスダックでダウにも採用されてるのはアップル(ナスダップルとも呼ばれてます)とMSくらいでしょ。インテルはNYSEだし。マック(ハンバーガー屋のほう)はITじゃないし。



 で、少し前までアップルはほとんどすべてのETFに組み込まれてました。しかもシェアは大きいわけですよ。時価総額が大きいからね。ところが、この銘柄が実は乱高下が激しいわけです。そのたびに全世界のETFが揺さぶられるわけです(アジア新興株ETFにおけるサムスンと同じ)。



 日経平均株価が300社程度の輸出企業によって振り回されてたのと似てます(いまや内需株=為替鈍感株にシフト。これも予告通り)。つうより、アメリカ市場のほうが酷いんじゃないかなあ。



 ですから、こんなことはよく出てきますよ。これからも。日常茶飯。全金融商品が全面安=恐慌ですからね。いまのとこ、ITセクターのみ。で、これも即戻ります。だからコントラリアンが儲けてるわけ。

 では、マーケットは安心していいのか。VIX指数がようやくクビをもたげてきましたけど遅いっつうの。暴落は忘れた頃にやっくるんじゃーー。



 ドルが弱いです。円高でも株価は上がります。つうことは、アメリカが弱くなってる、つうことです。ご存じのように、いまのナスもNYSEも自社株買いで持ち上げてるわけでね。正味の実力ではありませんよ。



 それに対して、トランプはFRBからたっての頼みで「某法案」を通しそうですからね。グリーンスパン、バーナンキの時代から日銀のバクリばっかしてますけどね。これが本格的になれば別次元の風景が見えるでしょうね。



 トランプは賢いから近々、議会と妥協しますよ。FRBとも妥協するでしょう。つまり、今回は利上げさせても7月以降はなしよ、つうこと。で、テーパリングもなし。それどころか、年末からQE4の換わりに日銀のバクリ政策の実施。いま、トランプ政権のロビイストがフル稼働しとるんちゃう。

 ただいま、トランプは既存勢力との利権戦争をガチンコでやってるわけでね。こっちのほうが北朝鮮のミサイルよりよっぽど怖いわけ。。。ロシア・ゲート問題だけでなく経済的にも嫌がらせが続いてます。でも、オバマの時よりずっと好転してますよ。

 利上げすれば景気抑圧傾向になりますから長期金利は下がります。結果、インフレ無き景気回復つう幻劇場を見せつけられてるわけで。。。失業率は低消費傾向を見れば嘘っぱちだとよくわかります。世界を騙して株価を高めてる間に「構造転換」させないと大変ですよね。

 日銀のバクリ政策。その後に続く米国債デフォルト。ここまでがトランプのミッション。そして、新アメリカ合衆国再生は次の大統領の仕事になるんちゃう。。。

 でもさ、こういうイレギュラーあってこその投資なわけでね。暴落がなければ暴騰もないっしょ。ベタ凪ほどつまんない相場はありませんよ。ま、7月1日スタートの「ぴよこちゃん倶楽部」ご期待ください。嵐を乗り越えて勝ち抜いてきた相場師たちの体験談たっぷりお聴かせしますから。。。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「真のユダヤ史 前編」(ユースタス・マリンズ著・2,052円・成甲書房)です。