2017年08月25日幅広く、とことん深く、なによりおもしろくなければ、インテリジェンスじゃない。。。

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 実は、明日から「大曲の花火大会」に行くはずだったんでげすよ。のっぴきならん用がありまして泣く泣くパス。原原有志は何人か行くみたいっす。ああ残念。ま、片貝の花火大会(日本一のへぎそばと寿司屋さんにも行きます。八海山の麓でおコメ美味しいすよ)があるからいっか。。。


 むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく。一つの情報がこんなにも広がりを持つ。一面だけ見ていては永遠にわからんでしょうね。同じ物を見て違うことをどれだけ連想できるか・・・価値あるインテリジェンスとはそういうものです。

 テレビ、雑誌では絶対入手できない情報=インテリジェンスのオンパレードです。

●「読む!通勤快読」「聴く!通勤快読」の内容
1.経済、投資、政治、経営、ビジネスを中心に、歴史やノンフィクションも広くカバーしています。
2.最新ベストセラー7割、ロングセラー2割、いち押しのユニークな本1割。
3.単なる書評ではありません。著書ですら窺い知れない「プラスαのインテリジェンス」をお届けします。
4.中島孝志独自の定評ある情報人脈をベースに、御用メディアでは報道しない(できない)「価値ある情報」を提供します。
5.月〜金の平日深夜0時に更新します(土日祭日+2月28日はお休み)。
6.月間25冊。年間300冊。1冊当たり40円。
7.経済分析、経営のヒント、仕事のヒント以上に、感動&元気をお届けします。

●「聴く!通勤快読」のメリット
1.毎回10--15分間フルにお話してます。かなりのボリュームですよ。
2.スマホ、タブレット、PCに簡単にダウンロードして、中島孝志の微妙〜な解説をたっぷり聴くことができます。
3.創刊以来8年間のバックナンバーをすべて無料で視聴できます。

●「読む!通勤快読」のメリット
1.メルマガですから深夜零時になれば放っておいても配達しますのでいちいちアクセスする必要がありません。
2.ご購読には、クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ペイジー、ウェブマネー、ドコモケータイ払い、auかんたん決済等々、好きな方法をご利用いただけます。
3.「聴く!通勤快読」は月額1500円(消費税別)ですが「読む!通勤快読」は月額1000円(税込み)です。
4.メルマガに返信すると中島孝志に届きます。ご感想やご意見、ご質問などのやりとりができます。

「聴く!」と「読む!」の中身は微妙に違います。余計なことばかり話してますから。「聴いてる時間がない」「カード決済が嫌」「安いほうがいい」という方は「読む!通勤快読」をご活用ください。

●リスナー&ビューアーのご意見・ご感想
・「肉声が聴けるので毎日講演を楽しんでます」(20代・ビジネスパースン)
・「どこよりも早くベストセラーを紹介してくれます」(30代・キャリアウーマン)
・「経済金融の良書が多いので投資に参考になってます」(50代・経営者)
・「小説やエッセイもあってバランスがとれてると思います」(30代・教諭)
「中島先生のズバリ直言が小気味いい。本に書かれていないプラスαがたっぷり。こちらのほうが付加価値があると思います」(40代・経営者)
・「書評にとどまらない内容ですね。取り上げられた本だけでは伺い知れないインテリジェンスが最高です」(50代・医師)
・「鋭い。鋭すぎる。投資にも役に立ってます!」(50代・投資家)
「複雑な世界の政治経済の動向をこれだけわかりやすく解説し、予測しているサイトはなかなかありません。勉強になります!」(40代・金融機関勤務)
・「『読む』と『聴く』では微妙に違います。いい意味で余計なことを話して頂ける『聴く』がたまらなくいいです!」(40代・弁護士)
「最大の魅力は感動的な話が多いということです。朝いちばんの栄養剤です!」(30代・起業家)
・「これだけの内容でこの値段! 安すぎますよ!」(50代・経営者)

 知の魅力魔力引力を楽しみましょうよ。

 たとえば、「朝鮮半島は事実上、中国の一部だった」と習近平は4月フロリダでトランプに講義しました。いま注目されてましてね。月曜だか火曜だか、日経では有料記事として特集してましたよね。

 だから、この本を紹介することにしたんです。もち書評しつつ、余計なことばかりしゃべってますから、「朝鮮有事を考える時、習近平は何を言いたいの?」つう切り口でお届けしました。

 「もち、北朝鮮ではなく朝鮮半島全体を指すとのこと。韓国紙は社説で猛反発したらしいね。

 紀元前108年、衛氏朝鮮を滅ぼし、漢は出先機関として「楽浪郡」など4郡を置きました。前漢の武帝が設置した楽浪郡てのは北朝鮮の平壌付近ですよ。南部には帯方郡も置かれました。

 この2つは古代日本とも関わりが深いです。倭国大乱=卑弥呼が立つことになる原因、後漢から三国志で知られる三国時代になり、大陸が政治の乱れと戦乱でフラフラになり、半島に難民が押し寄
せ、さらに古代日本にまで押し寄せてきたからですよ。

 中東移民の問題なんて日本では1800年も前に経験してるんです。
 
 で、どうして三国志の時代が100年も続いたか? 前漢時代には5000万人もいた人口が魏・呉・蜀時代には10分の1まで激減。強国がないからだらだら続いたわけですよ。

 以前、原原で講義しましたけど、北朝鮮と南朝鮮が統一されて困るのは中共です。なぜなら、遼東半島の部分は戦前は旅順、大連。日露戦争の203高地攻略でも知られてますが、ここ、高句麗ですよ。統一朝鮮が中共に奪われた領土を返せ、と必ずなります。

 「中国3000年」だとか「5000年」だとか、中国人は威張りますが、これ、歴史を知らない証拠。中国の歴史は1949年からしかありません。孫文の辛亥革命から数えても1912年から。こんなもんです。

 大陸で続いていたのは王朝です。隋とか唐とかね。漢民族は後漢が滅びた時に絶え果てました。漢字は表意文字ですから、言葉がバラバラの大陸で統一するには便利だったんです。中国文明が素晴らしくて周囲の低級な民族が吸い寄せられた、というわけではありません。

 秦の始皇帝は元もとはバクトリアです。さらに遡ればマケドニアです。アレクサンドロス3世がインド手前まで東征し、残党が建てた国がバクトリアです。彼らが東征し、中国漢字をつくり、万里の長城を築き、歴史を改ざんし、それ以前の文書をすべて焼いて消したわけです。以降の歴史は創作です。

 隋、唐にしても鮮卑族です。漢民族なんてのは後漢滅亡の220年に消えてます。

 北の管理を任せてもらいたいから、歴史のない国の成り上がりに、3000年、5000年の歴史と大風呂敷を広げて見せただけのこと。どちらも正統性も歴史もない国なんです・・・(冒頭の一部のみ紹介しました)。

 こんなこと本書には書いてません。知ってることはどんどん紹介しちゃう。原原と同じです。インテリジェンスってのは脱線から生まれるものでね。読めばわかることだけ聴いたってダメでしょ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「どの教科書にも書かれていない 日本人のための世界史 後編」(宮脇淳子著・1,512円・KADOKAWA)です。