2017年09月28日景気回復が遅いのはアメリカ経済を支えてるからでしょ?
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
忘れないうちに・・・10月度=10月12日(木)開催の大阪原原ですが特別ゲスト講師が決定しました。
★大阪原理原則研究会 特別講義★
■ゲスト:池田整治先生
■テーマ:「いまいちばんお伝えしたいこと」
■会 場:コンファレンスプラザ大阪御堂筋(地図はここクリックしてね。地下鉄御堂筋線・本町駅徒歩3分)
★ほかの原原から参加される方はメルヘンよろしく。席、用意せなあかんねん。そうそう、私の「まくら」はありませんから、午後7時スタートでんねん。
北朝鮮絡みの問題と解散総選挙で、株価は上がったり下がったり、アベノミクス最高値更新するとかしないとか。。。
さて、FRBはどうやら利上げは12月に先送り。この間、テーパリングで様子を見るつうことになりました。そろそろイエレンの留任あるいは後任を決めなあかん時機ですわな。
FRBは量的緩和をさっさと手じまい。なぜかECBも手じまいのご様子。ドイツ、イタリア、フランスの金融機関が経営改善してるとはとてもとても思えないんですけどね。
いずれにしても、わが日銀だけがおいてけぼり。で、世界で量的緩和を維持してるのは日本だけ、というわけですな。
するてえと・・・
□量的緩和継続→円安→ドル高・ユーロ高→金価格下落?
□FRB・ECBの量的緩和終了・資産縮小→ドル高→高インフレ? 長期金利上昇?→円安?
なかなかそうはならんのよね。投資マネーはせっかちやけんね。材料が出尽くしたら反転しまんねん。このタイミングを巧く読みとれば濡れ手に粟でしょうな。ま、ぴよこちゃん倶楽部で勉強してちょ。
「QE123はもうそろそろやめるかんね」とバーナンキが発言したのが2013年5月22日。このひと言はトランプの大統領選勝利発言並みに効きまして、おかげで1日で1000円も株価は下落。マネーをドル、債券、金へと移したからね。
けど、どうしてバーナンキはこんな発言ができたんでしょうか?
ちょうど2ヵ月前に日銀総裁が交代してたからですよ。でなければ、バーナンキはこんなこと言えません。つまり、利上げもテーパリングも不可能つうことです。
オセロゲームよろしく、任期途中で白(白川方明さん)から黒(黒田東彦さん)に日銀総裁交代。バーナンキショックから遡ること2ヵ月前=3月20日のことでした。で、4月4日には量的・質的金融緩和(異次元緩和)の導入を決定。2%の物価目標を2年程度で実現するためマネタリーベースを2年で2倍にする、つう大胆な金融緩和に踏み切ったわけです。
ま、物価が上がるわけがありません。原油は半額、ネット販売が主流なんすからデフレは続きますよ。アベノミクスのキモは「失業対策」なんです。これは達成できてるでしょ。
FRBは安倍さんのおかげで4.5兆ドルも積み上げた資産をこれから縮小できるわけです。この間、日本は引き続き量的緩和単独行です。
見返りはなにか? 憲法改正と核武装。つまり、真の独立ではないかしらん。すでに戦後復興資金は2013年、サスーン財閥に返済済み。ようやく担保として取られていた国防権、航空管制権そして電波権を取り戻したわけです。
長かった。けど、日露戦争の借款を返済し終えたのはいつだかご存じですか? 原原で講義しましたよね。覚えてますか? あれよりはマシです。
不思議なことに、白川日銀も緩和政策を採ったことがあるんですよ。けど、中途半端で効果無し。円高ドル安となりました。ドル安でアメリカの輸出企業は潤いました。この間、日本の輸出企業はどんどん米中に進出。人民元はドルペグですし、貿易はほとんどドル建てですからね。
日本のおかげでアメリカは競争力を回復させたわけです。で、ドル安でアメリカはインフレ、日本はデフレ。アメリカの一人勝ちでした。
アメリカ経済がQEなしで成長できるかも、という兆候が見えたんで、バーナンキはQE終了を発言したわけですよ。直前に黒田日銀が質的量的金融緩和政策を発表してくれたからですね。つまり、日銀はFRBのバッファーになってやったわけです。
FRBは2015年12月、2016年12月、2017年3月6月に「利上げ」してます。9月はテーパリング発表。たぶん12月にまた利上げすんでしょ。縮小幅にしても日銀の月間緩和額(6.8兆円)より少なく(5兆円)してるのよね。
かなり精密に打ち合わせてますな。
ダウを殺すも生かすも日銀次第ですわな。けど、「物価2%達成まで出口はない」という黒田発言に対して、かのバーナンキは「不可能」と断言してます。当然です。絵に描いた餅です。ありえません。けど、そんなこたわかってるわけ。
ここらへんのことは「フィッシャー理論」「フィリップス理論」でわかりやすくで原原で講義しましたよね。
で、いつまで日銀はアメリカを支え続けなければならんのか、つう疑問ですけど、アメリカがいいと言うまでですよ。まだ憲法改正すらできてないんやから。いわば、日本はアメリカが担いでる御輿なんよ。
「御輿が一人で歩けるもんなら歩いてみいや」と『仁義なき戦い』で坂井の鉄ちゃんもゆうとったなあ。。。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「戦争と平和 後編」(百田尚樹著・821円・新潮社)です。
★大阪原理原則研究会 特別講義★
■ゲスト:池田整治先生
■テーマ:「いまいちばんお伝えしたいこと」
■会 場:コンファレンスプラザ大阪御堂筋(地図はここクリックしてね。地下鉄御堂筋線・本町駅徒歩3分)
★ほかの原原から参加される方はメルヘンよろしく。席、用意せなあかんねん。そうそう、私の「まくら」はありませんから、午後7時スタートでんねん。
北朝鮮絡みの問題と解散総選挙で、株価は上がったり下がったり、アベノミクス最高値更新するとかしないとか。。。
さて、FRBはどうやら利上げは12月に先送り。この間、テーパリングで様子を見るつうことになりました。そろそろイエレンの留任あるいは後任を決めなあかん時機ですわな。
FRBは量的緩和をさっさと手じまい。なぜかECBも手じまいのご様子。ドイツ、イタリア、フランスの金融機関が経営改善してるとはとてもとても思えないんですけどね。
いずれにしても、わが日銀だけがおいてけぼり。で、世界で量的緩和を維持してるのは日本だけ、というわけですな。
するてえと・・・
□量的緩和継続→円安→ドル高・ユーロ高→金価格下落?
□FRB・ECBの量的緩和終了・資産縮小→ドル高→高インフレ? 長期金利上昇?→円安?
なかなかそうはならんのよね。投資マネーはせっかちやけんね。材料が出尽くしたら反転しまんねん。このタイミングを巧く読みとれば濡れ手に粟でしょうな。ま、ぴよこちゃん倶楽部で勉強してちょ。
「QE123はもうそろそろやめるかんね」とバーナンキが発言したのが2013年5月22日。このひと言はトランプの大統領選勝利発言並みに効きまして、おかげで1日で1000円も株価は下落。マネーをドル、債券、金へと移したからね。
けど、どうしてバーナンキはこんな発言ができたんでしょうか?
ちょうど2ヵ月前に日銀総裁が交代してたからですよ。でなければ、バーナンキはこんなこと言えません。つまり、利上げもテーパリングも不可能つうことです。
オセロゲームよろしく、任期途中で白(白川方明さん)から黒(黒田東彦さん)に日銀総裁交代。バーナンキショックから遡ること2ヵ月前=3月20日のことでした。で、4月4日には量的・質的金融緩和(異次元緩和)の導入を決定。2%の物価目標を2年程度で実現するためマネタリーベースを2年で2倍にする、つう大胆な金融緩和に踏み切ったわけです。
ま、物価が上がるわけがありません。原油は半額、ネット販売が主流なんすからデフレは続きますよ。アベノミクスのキモは「失業対策」なんです。これは達成できてるでしょ。
FRBは安倍さんのおかげで4.5兆ドルも積み上げた資産をこれから縮小できるわけです。この間、日本は引き続き量的緩和単独行です。
見返りはなにか? 憲法改正と核武装。つまり、真の独立ではないかしらん。すでに戦後復興資金は2013年、サスーン財閥に返済済み。ようやく担保として取られていた国防権、航空管制権そして電波権を取り戻したわけです。
長かった。けど、日露戦争の借款を返済し終えたのはいつだかご存じですか? 原原で講義しましたよね。覚えてますか? あれよりはマシです。
不思議なことに、白川日銀も緩和政策を採ったことがあるんですよ。けど、中途半端で効果無し。円高ドル安となりました。ドル安でアメリカの輸出企業は潤いました。この間、日本の輸出企業はどんどん米中に進出。人民元はドルペグですし、貿易はほとんどドル建てですからね。
日本のおかげでアメリカは競争力を回復させたわけです。で、ドル安でアメリカはインフレ、日本はデフレ。アメリカの一人勝ちでした。
アメリカ経済がQEなしで成長できるかも、という兆候が見えたんで、バーナンキはQE終了を発言したわけですよ。直前に黒田日銀が質的量的金融緩和政策を発表してくれたからですね。つまり、日銀はFRBのバッファーになってやったわけです。
FRBは2015年12月、2016年12月、2017年3月6月に「利上げ」してます。9月はテーパリング発表。たぶん12月にまた利上げすんでしょ。縮小幅にしても日銀の月間緩和額(6.8兆円)より少なく(5兆円)してるのよね。
かなり精密に打ち合わせてますな。
ダウを殺すも生かすも日銀次第ですわな。けど、「物価2%達成まで出口はない」という黒田発言に対して、かのバーナンキは「不可能」と断言してます。当然です。絵に描いた餅です。ありえません。けど、そんなこたわかってるわけ。
ここらへんのことは「フィッシャー理論」「フィリップス理論」でわかりやすくで原原で講義しましたよね。
で、いつまで日銀はアメリカを支え続けなければならんのか、つう疑問ですけど、アメリカがいいと言うまでですよ。まだ憲法改正すらできてないんやから。いわば、日本はアメリカが担いでる御輿なんよ。
「御輿が一人で歩けるもんなら歩いてみいや」と『仁義なき戦い』で坂井の鉄ちゃんもゆうとったなあ。。。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「戦争と平和 後編」(百田尚樹著・821円・新潮社)です。