2018年09月27日新潮45は素晴らしいコンテンツなんだけど。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 『新潮45』が休刊だとか。おかげでプレミアがつきまして1冊8000円の大台にのってます。暴騰ですわな。こっち買い占めとけばよかったのー。

 さて、相も変わらずワイドショーの御用コメンテーターたちはやいのやいのと叫んでおりますが、これはしょうがない。ご商売ですから。
 けど、某チョージツ新聞の方が、「おまえが言うなよ」というコメントをされておりました。

 「創業者の発言を聴いて欲しい。良心に背く出版は殺されてもせぬこと、と言ってます。編集者の中にはそう思いながら仕事をしていた人もいると思います。いまこそかみしめて欲しい言葉です」

 へえ、あなた様の新聞社はウソ、それも「国益を損ねるウソ」を捏造、拡散し、このことについてようやく「社長が謝罪」したにもかかわらず、いまだにホームページの英語版では訂正記事を載せていないどころか、アクセスすらできないように工作しているではありませんか。

 良心に背く報道はせんほうがええんちゃう? それとも良心に照らして会社ぐるみでウソを報道したのでしょうか。

 おかげで隣国は鬼のクビをとったようにはしゃいで世界中に「告げ口外交」にまわったではありませんか。だから、「チョージツ新聞」と呼ばれるのではないかしらん。













 『新潮45』は日本国の国益を優先して編集している雑誌であり、中国と韓国、北朝鮮の国益を優先してウソを報道するメディアではありません。

 スタンスがはっきりしているので、嫌いな人は読まなければいいだけのことです。「人民新聞」ではありません。嫌いな道は通らない。嫌いな番組は見ない。同じように、山ほどメディアがある中で『新潮45』が嫌いなら読まなければいいだけの話。
 
 「東スポ」と同じです。チョージツ新聞よりはずっとマシです。

 今回の「LGBT問題」にしても賛成も反対もよーわからん、という意見といろいろあっていいわけで、「絶対賛成しなくちゃいかん」と報道規制すること自体がおかしい。執筆者の意見が気にくわなければ反対意見を表明すればいいだけのこと。

 差別はいかん。こんなことは当たり前です。けど、現実的なことをいうと、赤の他人がLGBTであろうとなかろうとどうでもいいよ、と考えてるのが多くの人々ではないでしょうか。
 「マンションを借りるのも苦労してる」という声がありますが、このアパマン過剰時代に大家が「男同士で住むから」等々の理由で断る、とは思えないのです。大家が拒否したとしたら優先順位のもっと上の拒絶理由があるはずではないでしょうか。

 「私たちの苦しみを理解して欲しい」と願ってるのでしょうか。理解しなくてもいい。共感してほしい。少なくとも「LGBT」だからというだけで拒否らないでほしい、とおっしゃっているのではないかしらん、と思うのです。

 というのも、彼らが真に苦しんでるのは、実は「お身内の不寛容」にあるのではないかと思うからです。身内の拒否こそ最大の苦しみでしょ。そう思えてならんのです。

 虐めで苦しんでいる。教師も助けてくれない。教育委員会は隠蔽している。だから親は必死に守ろうとする。親が気づかなければ子供は苦しみ、最悪、自殺に追い込まれます。ところが親きょうだいといういちばん味方になるべき身内が助けてくれないどころか、先頭に立って拒否する。これがいちばん悲しいのではないでしょうか。

 今回は編集姿勢が糾弾されたのですから、『新潮45』もメディアならば、休刊なんぞせず、徹底抗戦するか、逆に「LGBTの心の叫び」を取り上げて特集すべきでしょうね。一方的な意見のみ垂れ流す。これは「偏見」と判断されてもしかたありません。

 『新潮45』の紙面は好みの合う人には「東スポ」と同じで読んで楽しい娯楽誌です。私も大好きです。しかし悩んでいる人を傷つける紙面をつくっちゃいけません。優しくありません。

 この世で無条件に攻撃していいのは「政治家」だけです。これは国民としての義務ですから。

 『新潮45』が取り組んできたテーマはどれもいまの日本の政治経済社会を鋭くえぐった良質のコンテンツですよ。どこかの国から要求されて紙面をつくってるようなバイアスは見あたりませんもの。リスタートを切に望みたいと思います。休刊はいけません。逃げ出した感がありありですから。

 ご参考までに、新潮社創業者・佐藤義亮による「社則3カ条」は次の通りです。

一、良心に背く出版は、殺されてもせぬ事。
一、どんな場合でも借金をしない事。
一、決して約束手形を書かぬ事。

 くれぐれもチョージツ新聞の記者のみなさんは、上から命令されても良心に背く記事は殺されても書かないことを切に望みます・・・紙面のためには珊瑚だって傷つけて話題にするし、北朝鮮がバラ色の世界だと報道して在日朝鮮人を北に帰すキャンペーンだってしちゃうし、つう記者ばかりじゃないでしょう。

 がんばれ、新潮! 踏ん張れ、チョージツ!


 さてさて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ナナメの夕暮れ 後編」(若林正恭著・1,296円・文芸春秋)です。