2019年01月02日お年玉のつもり!中身公開!本日の「読む!見る!通勤快読」です。
忘れないうちに・・・●手にとるようにすぐわかる! どん底マスター 中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」という投資メルマガを毎週発行しています(乱高下してますんで臨時便も同じだけ発行してます)。
メルマガ会員のみなさんには、今年から、私が全国(東京、大阪、名古屋、博多、出雲、新潟)で開催している●原理原則研究会の「ま・く・ら」を聴講できるようにします(「ま・く・ら」だけでゴメンね)。
まくらでは「経済、投資、政治、地政学=軍事」に関するホットなインテリジェンスを毎回1時間ほどお話しています。メディアでは入手できない第一級情報だと自負しています。
全国6カ所で開催してますから、ブログの左欄から各原原のスケジュールを確認してください。遅くとも1日前には「どの原原で聴講するか」というレスメールをくださいませ。席を用意してもらいますので・・・。
週末のメルマガでも少し触れますが、株価は何によって決まるのか、について、複雑な話をわかりやすく、楽しく、おもしろくお伝えするつもりです。
具体的には、株価の先行指標にはCME先物やラッセル指数等々いろいろありますけど、「原油価格」こそがメインストリームです。いままでの暴落暴騰もそうでした。V字変化するポイントもピッタリそうでした。昨年10月2日3日にNKもダウも高値更新しましたね。それからどん底に転げ落ちていきましたが、この先行指標も原油価格でした。
どうして経済指標にダウ、為替、金価格、金利そして原油価格が必ずあるのか、目からウロコ、胃の腑にストンと落ちるはずです。
原原の1月のテーマはいつも「経済、金融、投資」に関する講義です。つまり、全編「ま・く・ら」です。2時間半〜3時間は「原油価格」をメインに今年の政治経済トレンド予測をするつもりです。もち、ミクロ情報=研究材料(銘柄)も取り上げます。「投資メルマガ」とはかぶりませんのでお楽しみに。。。
いままで聴いたことがないお話になると思います。
さーーて、話が変わります。こんなコンテンツをほぼ毎日更新してます。本日取り上げた本は・・・『日経新聞と財務省はアホだらけ』(高橋洋一・田村秀男著・産経新聞出版)です。
政治経済、投資ネタはなぜか超長くなります。新年早々、この傾向は続きそうですね。いつものように最新情報満載の「解説」を「書評」を逸脱しないようにお届けしましょう。
・・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・
あけましておめでとうございます。初荷はこれにしました。
なんとも身も蓋もないタイトルですけど、この2人、それぞれ財務省と日経新聞の出身なんですよね。古巣の悪口・・・ではなく、真実をありのままに語り合ったらこうなった、というものです。
経済関係の「通勤快読」はいつも長くなりがちですが、初っぱなから続きそうです。私の意見と解説をたっぷり入れつつ、書評になるように留意してご案内したいと思います。
超長いので2回に分けます。
「財務省、御用学者、日経のアホすぎるトライアングル。日本はこんなバカげた話で動いているのか!デフレ、消費増税、米中貿易戦争…古巣の欺瞞をすべて語る」と版元の宣伝コピーにありますが、この2人は歯に衣着せぬ勢いで古巣をこき下ろします。
高橋洋一先生は、ただいま嘉悦大学教授ですが、東大の数学科と経済をでてから大蔵省に入った異色官僚。内閣参事官(首相官邸)などを歴任し、小泉内閣・第1次安倍内閣のブレーンとして活躍したことはご存じの通り。著書もたくさん書かれてますよね。
田村秀男さんは産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員です。こちらは私の先輩です。ワシントン特派員とか香港支局長とかを歴任。現在、早稲田でも教えています。こちらも著者多数です。
ひと言でいいますと、高橋先生からは財務省というより日銀がなぜダメなのか、とくに前総裁の白川方明さんの批判が出色ですね。なるほど、だからダメなんだ、と金融政策の致命的欠陥とその真因をズバリ解析されてます。
高橋さんはいつもデータとか理論的にアプローチしますから、人間そのものを攻撃することがありません。
田村さんは、高橋さんから突っ込まれると日経擁護の弁明をしがちですが、同僚、先輩後輩の中に優秀で勉強もし、きちんと仕事をしている記者もいる、と、すべてが悪いというスタンスではありません。ダメなモノはダメ、という是々非々であることは共通してますね。
どこの世界、業界にもあることですが、財務省がこうでは日本の未来が危うくなります。日経がこうでは読者を危うくさせてしまいます。つまり、影響力という点で財務省と日経新聞はかなり大きい。
だから、きちんと批判して軌道を修正せよ、ときつく要求しているわけです。
「こんなにしゃべっていいんですか?」という身内でなければ知り得ない情報がそこそこありますし、やはり、正しい政策、正しい仕事はなにかと、自分の仕事、周囲の仕事、トップの仕事を顧みて指摘してくれてるのは、ビジネスパースンにも役に立つ、と思いますね。
日経の田村さんが尊敬し、高橋さんが唯一、勉強になった、といわせた記者がいますが、さっさと日経を辞めて実家を継いでるというのは残念な話ですよ。詳しくは明日ね。
では、中身を少し紹介しておきましょうか。
日銀前総裁の白川方明さんが去年、5年半の沈黙を破って本を出版しました。なんと700頁にもなる大作で私の古巣の東洋経済から出したんです。題して『中央銀行 セントラルバンカーの経験した39年』。
こり力作に対して高橋さん曰く・・・。「この人がデフレ脱却を妨げた戦犯だ」(4頁)
おもしろいものですね。白川さんはデフレ経済を凌ぎきった金融通で、この人だからこそ日銀は正しい道を歩んでいた、とばかりにいまでも高く評価する声をよく聞きます。しかし高橋さんはデフレ脱却ができるのにぜんぜん動かなかった「戦犯」だとまで言い切ってるんですね。
たしかに、この人は現総裁の黒田さんと同じく「量的緩和」もしてるんですよ。これは私の本でも詳しく書いてます。けど、違うんです。ボリュームが。黒田さんは思いっきり緩和しましたが、白川さんはチョロチョロとまるでアリバイづくりかのように試しただけなんです。
ここなんですよ。財政政策が効くのは金融政策あればこそですが、ボリュームとスピードが足りませんと溶けて消えてだけです。
「2%のインフレ目標が達成できなかったのは、2014年4月からの消費増税が原因だ。消費増税までは白川氏が反対していた異次元金融緩和政策によってインフレ率はいい感じで上昇していた。14年5月には1・6%まで上昇。14年内にも2%達成は確実だった」(5頁)
せっかくデフレ脱却のめどがついてるのに、どうしてこのタイミングで「消費税増税」なんがするのか、ということです。
旧民主党の野田政権。ありましたよね。経済、外交、防衛、すべてを致命的なまで破壊し尽くした売国政権です。前任はカンチョクト、その前がハトポッポ。♪ドジョーが出てきてこんにちは。坊ちゃん一緒に沈みましょ♪
「売国奴トリオ」と言っていいでしょうね。いまだに政治家やってるんですから笑えます。
去年、国会で安倍さんに対した時、消費税増税については言及できなかったんです。野党なんですから、普通は反対するはずですができない。なぜなら、野田佳彦という政治家は国会に諮ることなく、消費税増税します、と勝手に海外で公表しまくっていた張本人ですから。これでは安倍さんが停止したくても国際公約ですからいまさら止められませんよ。
財務省はそれを狙って「海外で発表させて雁字搦めにしよう」としたんでしょうね。事実、民主党の野田佳彦さんは財務省に骨の髄までしゃぶられました。
前任のカンチョクトさんもそう。「通訳は自分で雇え!」と高橋さんは政治家にアドバイスしてますけど、ケチなのか、財務省の通訳をいつも使いました。語学がダメですから、G7等々の海外首脳との集まりでも唯一イヤホンが離せませんでした。
カンチョクトさんは鳩山政権の財務大臣、野田佳彦さんはカンチョクト政権の財務大臣。洗脳された2人が突き進んだのが「消費税増税」です。おかげで選挙はボロ負け。
私は、安倍さんは3月末までは「消費税やるぞやるぞポーズ」を徹底し、予算が成立したら、「消費税? やりませんよ」と宣言すると思います。
ベストは「永久債の導入」です。これさえやってしまえば、財務省の謀略を気にすることもなくなります。
財務省にとって政権なんて自民党だろうが民主党だろうが共産党だろうが、どうでもいいんですよ。とにかく増税させてくれるならどうでもいいんです。
「プライマリー・バランス」を死守する、と決めさせられたのもカンチョクト政権ですよ。この経済音痴政権は財務省のカモになりました。史上最悪最低の政権でしょうね。
この「プライマリー・バランス」は「基礎的財政収支」と呼ばれるモノですけど、「これを黒字化せよ!」というのが財務省の悲願なんです。「黒字化」とはなにか? 国債を発行することなく、税金だけでやりくりできるようにせよ、というわけですよ。
「なるほど財政健全化の財務省や、なかなかええことゆうな」と思ったら、カンチョクトさんと同レベルです。考えても見てください。国家財政は家計とは違います。家計なら借金はしないほうがいい。けど、国家は景気を良くするならどんどん借金してもいいんですよ。
家計は1年で借金を返す。国家は何世紀と続くんです。「だから、孫子の代に借金を残したくない!」という説得に、これまた、「財務省はなかなかええことゆうな。その通りやで」と思ったら、これまたカンチョクトさんと同じです。
節約に節約を続け、借金を返しましょう。早く返すために税金をもっと上げましょう。消費税の税率をどんどん高くしましょう。これが財務省の本音です。
しかし、そんなことしたらどうなります? 不況のどん底に落ちて企業は倒産、家計は破綻、借金はさらに増えますよ。一時的に財務省の懐に増税で搾り取った血税がわんさと入りますけど、しばらくすると、経済が死んで税収が激減します。
逆に、量的金融緩和や政府のインフラ投資というカンフル剤で市況を改善する。そして法人税、所得税、住民税を結果、たくさん納税してもらえる、という形にしなければならないんです。
安倍さんの敵は野党ではなく財務省なんですよ。ご本人はそれがわかっているから騙されないように、財務省の方も騙されないように、騙しやすい首相に入れ替えたいんでしょうね。安倍降ろしの仕掛け人は財務省です。
さて、いったいなにが足りないんでしょうね? 「デフレ体質」が国民にも企業経営者にもどっふり染みついていることでしょう。
高橋さんの白川さん批判はまだまだ続きますよ。
「金融政策だけでインフレ目標2%は実施できた。何のために金融政策をやっているのか、本人もきちんと理解していない」(5頁)
「致命的である。白川氏の著作や発言には雇用の話はまず出てこない。著作では『インフレ目標2%の意味がわからない』と書かれている」(同)
「正直であるが、そういう人が中央銀行総裁だったとは空恐ろしい」(同)
呆れるばかりですが、これが真相です。思った通り。
日銀はこんな体たらくだから、財務省からなんと言われているか。「財務省本石町出張所」ですよ。
この話、明日も続きます。
・・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・
ま、こんなコンテンツです。長い? しかたない。脱線が多いし、たまに転覆しちゃうからね。小説はやぼですから結末は書きませんけど、やはり、脱線しちゃう。なぜか? その人のほかの小説等も紹介しちゃうから。年に3000冊も読んでるとたいていカバーしちゃうのよ。で、あれこれしゃべりたくなっちゃうわけです。
「聴く!通勤快読」は音声+テキスト、「読む!見る!通勤快読」はチャート・写真+テキスト。どちらを選ぶかはあなた次第です。
ところで、年賀状に「札幌原原を再開してちょ」つう相談が来てるんすけど、100万都市のわりに私の読者が少ないからねー。当方の営業不足ですけど。
メルマガ会員のみなさんには、今年から、私が全国(東京、大阪、名古屋、博多、出雲、新潟)で開催している●原理原則研究会の「ま・く・ら」を聴講できるようにします(「ま・く・ら」だけでゴメンね)。
まくらでは「経済、投資、政治、地政学=軍事」に関するホットなインテリジェンスを毎回1時間ほどお話しています。メディアでは入手できない第一級情報だと自負しています。
全国6カ所で開催してますから、ブログの左欄から各原原のスケジュールを確認してください。遅くとも1日前には「どの原原で聴講するか」というレスメールをくださいませ。席を用意してもらいますので・・・。
週末のメルマガでも少し触れますが、株価は何によって決まるのか、について、複雑な話をわかりやすく、楽しく、おもしろくお伝えするつもりです。
具体的には、株価の先行指標にはCME先物やラッセル指数等々いろいろありますけど、「原油価格」こそがメインストリームです。いままでの暴落暴騰もそうでした。V字変化するポイントもピッタリそうでした。昨年10月2日3日にNKもダウも高値更新しましたね。それからどん底に転げ落ちていきましたが、この先行指標も原油価格でした。
どうして経済指標にダウ、為替、金価格、金利そして原油価格が必ずあるのか、目からウロコ、胃の腑にストンと落ちるはずです。
原原の1月のテーマはいつも「経済、金融、投資」に関する講義です。つまり、全編「ま・く・ら」です。2時間半〜3時間は「原油価格」をメインに今年の政治経済トレンド予測をするつもりです。もち、ミクロ情報=研究材料(銘柄)も取り上げます。「投資メルマガ」とはかぶりませんのでお楽しみに。。。
いままで聴いたことがないお話になると思います。
さーーて、話が変わります。こんなコンテンツをほぼ毎日更新してます。本日取り上げた本は・・・『日経新聞と財務省はアホだらけ』(高橋洋一・田村秀男著・産経新聞出版)です。
政治経済、投資ネタはなぜか超長くなります。新年早々、この傾向は続きそうですね。いつものように最新情報満載の「解説」を「書評」を逸脱しないようにお届けしましょう。
・・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・
あけましておめでとうございます。初荷はこれにしました。
なんとも身も蓋もないタイトルですけど、この2人、それぞれ財務省と日経新聞の出身なんですよね。古巣の悪口・・・ではなく、真実をありのままに語り合ったらこうなった、というものです。
経済関係の「通勤快読」はいつも長くなりがちですが、初っぱなから続きそうです。私の意見と解説をたっぷり入れつつ、書評になるように留意してご案内したいと思います。
超長いので2回に分けます。
「財務省、御用学者、日経のアホすぎるトライアングル。日本はこんなバカげた話で動いているのか!デフレ、消費増税、米中貿易戦争…古巣の欺瞞をすべて語る」と版元の宣伝コピーにありますが、この2人は歯に衣着せぬ勢いで古巣をこき下ろします。
高橋洋一先生は、ただいま嘉悦大学教授ですが、東大の数学科と経済をでてから大蔵省に入った異色官僚。内閣参事官(首相官邸)などを歴任し、小泉内閣・第1次安倍内閣のブレーンとして活躍したことはご存じの通り。著書もたくさん書かれてますよね。
田村秀男さんは産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員です。こちらは私の先輩です。ワシントン特派員とか香港支局長とかを歴任。現在、早稲田でも教えています。こちらも著者多数です。
ひと言でいいますと、高橋先生からは財務省というより日銀がなぜダメなのか、とくに前総裁の白川方明さんの批判が出色ですね。なるほど、だからダメなんだ、と金融政策の致命的欠陥とその真因をズバリ解析されてます。
高橋さんはいつもデータとか理論的にアプローチしますから、人間そのものを攻撃することがありません。
田村さんは、高橋さんから突っ込まれると日経擁護の弁明をしがちですが、同僚、先輩後輩の中に優秀で勉強もし、きちんと仕事をしている記者もいる、と、すべてが悪いというスタンスではありません。ダメなモノはダメ、という是々非々であることは共通してますね。
どこの世界、業界にもあることですが、財務省がこうでは日本の未来が危うくなります。日経がこうでは読者を危うくさせてしまいます。つまり、影響力という点で財務省と日経新聞はかなり大きい。
だから、きちんと批判して軌道を修正せよ、ときつく要求しているわけです。
「こんなにしゃべっていいんですか?」という身内でなければ知り得ない情報がそこそこありますし、やはり、正しい政策、正しい仕事はなにかと、自分の仕事、周囲の仕事、トップの仕事を顧みて指摘してくれてるのは、ビジネスパースンにも役に立つ、と思いますね。
日経の田村さんが尊敬し、高橋さんが唯一、勉強になった、といわせた記者がいますが、さっさと日経を辞めて実家を継いでるというのは残念な話ですよ。詳しくは明日ね。
では、中身を少し紹介しておきましょうか。
日銀前総裁の白川方明さんが去年、5年半の沈黙を破って本を出版しました。なんと700頁にもなる大作で私の古巣の東洋経済から出したんです。題して『中央銀行 セントラルバンカーの経験した39年』。
こり力作に対して高橋さん曰く・・・。「この人がデフレ脱却を妨げた戦犯だ」(4頁)
おもしろいものですね。白川さんはデフレ経済を凌ぎきった金融通で、この人だからこそ日銀は正しい道を歩んでいた、とばかりにいまでも高く評価する声をよく聞きます。しかし高橋さんはデフレ脱却ができるのにぜんぜん動かなかった「戦犯」だとまで言い切ってるんですね。
たしかに、この人は現総裁の黒田さんと同じく「量的緩和」もしてるんですよ。これは私の本でも詳しく書いてます。けど、違うんです。ボリュームが。黒田さんは思いっきり緩和しましたが、白川さんはチョロチョロとまるでアリバイづくりかのように試しただけなんです。
ここなんですよ。財政政策が効くのは金融政策あればこそですが、ボリュームとスピードが足りませんと溶けて消えてだけです。
「2%のインフレ目標が達成できなかったのは、2014年4月からの消費増税が原因だ。消費増税までは白川氏が反対していた異次元金融緩和政策によってインフレ率はいい感じで上昇していた。14年5月には1・6%まで上昇。14年内にも2%達成は確実だった」(5頁)
せっかくデフレ脱却のめどがついてるのに、どうしてこのタイミングで「消費税増税」なんがするのか、ということです。
旧民主党の野田政権。ありましたよね。経済、外交、防衛、すべてを致命的なまで破壊し尽くした売国政権です。前任はカンチョクト、その前がハトポッポ。♪ドジョーが出てきてこんにちは。坊ちゃん一緒に沈みましょ♪
「売国奴トリオ」と言っていいでしょうね。いまだに政治家やってるんですから笑えます。
去年、国会で安倍さんに対した時、消費税増税については言及できなかったんです。野党なんですから、普通は反対するはずですができない。なぜなら、野田佳彦という政治家は国会に諮ることなく、消費税増税します、と勝手に海外で公表しまくっていた張本人ですから。これでは安倍さんが停止したくても国際公約ですからいまさら止められませんよ。
財務省はそれを狙って「海外で発表させて雁字搦めにしよう」としたんでしょうね。事実、民主党の野田佳彦さんは財務省に骨の髄までしゃぶられました。
前任のカンチョクトさんもそう。「通訳は自分で雇え!」と高橋さんは政治家にアドバイスしてますけど、ケチなのか、財務省の通訳をいつも使いました。語学がダメですから、G7等々の海外首脳との集まりでも唯一イヤホンが離せませんでした。
カンチョクトさんは鳩山政権の財務大臣、野田佳彦さんはカンチョクト政権の財務大臣。洗脳された2人が突き進んだのが「消費税増税」です。おかげで選挙はボロ負け。
私は、安倍さんは3月末までは「消費税やるぞやるぞポーズ」を徹底し、予算が成立したら、「消費税? やりませんよ」と宣言すると思います。
ベストは「永久債の導入」です。これさえやってしまえば、財務省の謀略を気にすることもなくなります。
財務省にとって政権なんて自民党だろうが民主党だろうが共産党だろうが、どうでもいいんですよ。とにかく増税させてくれるならどうでもいいんです。
「プライマリー・バランス」を死守する、と決めさせられたのもカンチョクト政権ですよ。この経済音痴政権は財務省のカモになりました。史上最悪最低の政権でしょうね。
この「プライマリー・バランス」は「基礎的財政収支」と呼ばれるモノですけど、「これを黒字化せよ!」というのが財務省の悲願なんです。「黒字化」とはなにか? 国債を発行することなく、税金だけでやりくりできるようにせよ、というわけですよ。
「なるほど財政健全化の財務省や、なかなかええことゆうな」と思ったら、カンチョクトさんと同レベルです。考えても見てください。国家財政は家計とは違います。家計なら借金はしないほうがいい。けど、国家は景気を良くするならどんどん借金してもいいんですよ。
家計は1年で借金を返す。国家は何世紀と続くんです。「だから、孫子の代に借金を残したくない!」という説得に、これまた、「財務省はなかなかええことゆうな。その通りやで」と思ったら、これまたカンチョクトさんと同じです。
節約に節約を続け、借金を返しましょう。早く返すために税金をもっと上げましょう。消費税の税率をどんどん高くしましょう。これが財務省の本音です。
しかし、そんなことしたらどうなります? 不況のどん底に落ちて企業は倒産、家計は破綻、借金はさらに増えますよ。一時的に財務省の懐に増税で搾り取った血税がわんさと入りますけど、しばらくすると、経済が死んで税収が激減します。
逆に、量的金融緩和や政府のインフラ投資というカンフル剤で市況を改善する。そして法人税、所得税、住民税を結果、たくさん納税してもらえる、という形にしなければならないんです。
安倍さんの敵は野党ではなく財務省なんですよ。ご本人はそれがわかっているから騙されないように、財務省の方も騙されないように、騙しやすい首相に入れ替えたいんでしょうね。安倍降ろしの仕掛け人は財務省です。
さて、いったいなにが足りないんでしょうね? 「デフレ体質」が国民にも企業経営者にもどっふり染みついていることでしょう。
高橋さんの白川さん批判はまだまだ続きますよ。
「金融政策だけでインフレ目標2%は実施できた。何のために金融政策をやっているのか、本人もきちんと理解していない」(5頁)
「致命的である。白川氏の著作や発言には雇用の話はまず出てこない。著作では『インフレ目標2%の意味がわからない』と書かれている」(同)
「正直であるが、そういう人が中央銀行総裁だったとは空恐ろしい」(同)
呆れるばかりですが、これが真相です。思った通り。
日銀はこんな体たらくだから、財務省からなんと言われているか。「財務省本石町出張所」ですよ。
この話、明日も続きます。
・・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・
ま、こんなコンテンツです。長い? しかたない。脱線が多いし、たまに転覆しちゃうからね。小説はやぼですから結末は書きませんけど、やはり、脱線しちゃう。なぜか? その人のほかの小説等も紹介しちゃうから。年に3000冊も読んでるとたいていカバーしちゃうのよ。で、あれこれしゃべりたくなっちゃうわけです。
「聴く!通勤快読」は音声+テキスト、「読む!見る!通勤快読」はチャート・写真+テキスト。どちらを選ぶかはあなた次第です。
ところで、年賀状に「札幌原原を再開してちょ」つう相談が来てるんすけど、100万都市のわりに私の読者が少ないからねー。当方の営業不足ですけど。