2019年04月29日神奈川近代文学館のイベントは「松本清張」

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 もしかして今日はいけるかな? いつも時間切れなんすよ。午後4時半までに入らないといかんのだわ。

 シンデレラみたいなもんすな。

 元町中華街駅下車。で、今日は元町には行かず山手に用があるわけ。

 地下鉄から山手にエレベーターができてるんだけど、使うの今回が初めて。いったいどこに出るんだろ?


ああ。ここに出るわけか。ということは緩やかな上り坂が続くわけね。


「アメリカ山」というんです。

 外人墓地が有名ですけど、フランス坂も含めて隣ですな。


イギリス館を左に見て直進。右手は横浜アメリカンスクール。身内にも何人か出身者がいます。


噴水まで来ました。あとは園内を降りるだけ。いつものウォーキングとは逆コースなんですよ。


噴水からこぼれる水が滝のように流れてきます。ここらへんはシニアの絵画同好会のみなさんがよく写生されてますな。


近代文学館です。前回は「寺山修司展」をご紹介しましたよね。

 今回は・・・「松本清張」です。



 いきなり映像が流れてるんで1時間ほど鑑賞。「邪馬台国」「ゾロアスター教」等々を探求してた頃の映像ですな。おもしろい。実におもしろい。

 この部分、本で読んでますね。「通勤快読」でも紹介したな。観てるとだんだん思い出してきました。


いずれも清張の作品です。『砂の器』は橋本忍さんの脚本がとっても良かった!


 それが終わりますと今度は「日本の深い霧」。これはジャーナリストであり推理小説家である、という松本清張ならでは、ですな。
 「帝銀事件」「終戦直後、北九州で頻発した米兵による婦女暴行・殺人事件」「牧師による殺人事件」もあったな。

 帝銀事件の平沢定通さんは死刑既決囚のまま獄中死しましたな。無罪でしょう、確実に。

 あんな手の込んだ犯罪を1人の画家ができるわけがありません。警視庁にしたってホンボシは「731部隊関係者」と睨んで捜査してたんですからね。

 それが中止、事実上の捜査本部解散。突っ込んでいくとGHQにぶち当たる。政治に配慮したせいですな。

 独立してませんから。当時の日本は。1948年でしょ、起きたのは。

 いまですらアメリカと米軍にデリケートに配慮してるんですから、当時はなおさらですよ。