2019年06月18日昨晩配信の「経済教室」を公開します!

カテゴリー中島孝志の経済教室」

「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』 を配信します。テーマは 『あまりにもタイミングが良すぎる!「タンカー攻撃」「香港100万人デモ」の真実!』 を公開します。金融・経済・投資情報以外に政治・軍事のインテリジェンスについて月水金の週3回配信しています。メディアには絶対載せられないコンテンツです。ぜひご購読くださいませませ。

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 おばんでがんす。中島孝志の「経済教室メルマガ」でがんす。

「イランがやった!」
 「甚だ遺憾に思います」

 日本と台湾の海運会社が運航するタンカー2隻がホルムズ海峡付近(オマーン湾)で攻撃された事件をめぐるトランプ大統領と安倍首相それぞれの発言です。お互いに真実を知りながらこんなやりとりしかできないでしょうね。



 真犯人? 出てきませんよ。イランは捜査すると言ってますけど。イランが犯人だから? いえいえ、違います。

 ズバリ、ネオコン(軍産複合体と国際金融資本)でしょ。

 シャイロックのずっと昔から戦争といえば「マネー」と「情報」。戦争ってホント儲かるのよねー。やめられないわ、という気分でしょ。

 日露戦争がそうでした。英米の投資家たちは日露それぞれに賭けました。どちらが勝とうが負けようが儲かるからです。利権は次の戦争まで儲けが確定しますから。

 今回の仕掛け人はアメリカ。トランプもわかってるでしょ。しかし、言うわけにはいきません。「反イラン体制をつくるには絶好のチャンスだぞ」と納得させ、大儲けを企んでるのはいつもCIAかNDAの後ろにいるネオコン。

 古くは、「大量破壊兵器を持っている」とでっちあげてイラクに戦争を仕掛け、フセインを処刑させたアーミテージ(元・国務省副長官)等の連中です。

 自作自演で引っかける方法は伝統です。少し考えればあれもこれもそれも、とたくさんのケースが見つかります。もちろん、わが国は何回も罠にかかってます。底抜けにお人好しの国民は狡猾な欧米には「謀略」ではかないません。ここらへんは「近現代日米史の原理原則を語ろう」というテーマで原原では講義してますが、「経済教室」でもいつかね。

 トランプは即「イランがやった!」と発言しましたが、ボルトンあたりにブリーフィングされたんでしょ。イスラエルへのおべんちゃらにもなるしね。



 イラン革命防衛隊の元司令官は「安倍首相訪問を反イラン宣伝に利用しよう、とテロ組織が関与したのでは」と発言してますけど、イラン政府が乗組員たちを救助してるわけでね。やはり、反イラン政府組織(ジェイシ・アドリとかIS、アルカイーダ等々)が実行したんでしょうけどね。

 ネオコンはトランプ当選で180度裏切られた安倍さんには恨み骨髄のはず。

 「特定の国の支援を受けている。軍事技術も高い」

ISをつくったのは去年8月に死んだマケイン上院議員。イラク軍の残党を組織しなおし、イスラエルで訓練し、武器は米国製。トランプになってISは裏切られました。親玉が死んでいまやトランプのやりたい放題。マケインは同じ共和党でもトランプには「邪魔者」。

 タイミングが良すぎるんです。

 ちょうど安倍さんがハメネイ師と会談中。トランプはイランと戦争するつもりはない。けど、イランとサウジを戦争させたい戦争屋は平和になったら困ります。

 安倍さんがイランを訪問した狙いはご存じでしょ? 北朝鮮と密なイランに橋渡しをしてもらう。そうはさせたくない。北朝鮮武装解除も困る。半島はヤバい状態にしておかないと儲からない。南北朝鮮統一なんてさせたくない。緊張させて日本には武器も軍事システムも永遠に売りつけたい。

 ホワイトハウスは一枚岩ではありません。国務省と国防省はいつも対立。利権が異なってるからではなく重なってるから。常に大統領に圧をかけ、引っ張り合ってるんです。

 タンカーを攻撃したのも「寸止め」ですよ。よけいなことをするな、という警告。

 もう一つ。タイミングが良すぎる事件。香港のデモです。G20開催直前ですよ。



 100万人超のデモ隊が反対してるのは、犯罪容疑者を中国本土に引き渡す「逃亡犯条例改正案」です。成立すれば中共批判はできなくなる。批判するだけで本土に移送されて・・・消えます。

 97年に香港が返還されたとき、「50年間は1国2制度維持」という約束でした。中国人が約束を守るわけがありません。香港の自治なんて無視。これから弾圧に向かいます。ウイグル人100万人を逮捕して収容所送り。チベットでは言語禁止。男を結婚させず、女は漢族がモノにする。結果、民族は激減して100年経てば消えて無くなる。中共お得意の「エスニック・クレンジング」です。反対派擁護の弁護士も大量逮捕、隠れキリシタンも逮捕。香港デモの100万人なんか全員収容所送りですよ。

 終戦直後、日本がマッカーサーにやられたのも「皇室の臣籍離脱」でした。
 昭和天皇のご兄弟の宮家だけが残され、残る11宮家は消えました。あれから70年。女系天皇云々で皇室は危機を迎えています。

 歴史のない成り上がりはこういうことをしたがります。

 6月24日、ペンス副大統領はワシントンの「ウィルソン・センター」で演説する予定だとか(ホントは4日の天安門事件記念日にする予定でしたが、G20直前、トランプが延期させました)。

 内容は人権問題、宗教弾圧問題、つまり、中国問題。習近平にしてみたら、世界中から非難、批判、攻撃、針の筵。「わしゃ行きとーない」と駄々をこねるんじゃないでしょうか。いくら鈍感男でもホイホイ出かけていく気にはなれませんよね。

 ということは・・・米中首脳会談もご破算になる? なったら、トランプは経済制裁をさらにエスカレートするでしょうね。G20でトランプは「中国包囲網」をつくる。世界最大の悪の枢軸は中国だ、というキャンペーンに世界を巻き込もう、とします。

 大東亜戦争直前、日本はABCD包囲網に絡めとられて戦争へと追い込まれました。「歴史は繰り返す」といいますが、仕掛け人がワンパターンの手法しかとらないから、繰り返しているように見えるだけ。

 中国は困ります。投資家も困ります。G20に習近平欠席となれば、6月暴落必至。消費税増税も自民党がとうとう公約に入れました。10月1日を待たずに日本売り必至です。7-9月が底になりそうですね。ここらへんは「どん底メルマガ」「銘柄研」で詳しくお話しましょ。

それにしても、あまりにもあまりにもタイミングが良すぎます。すべてがつながっています。おもしろいですね。小説よりも奇なりです。

 今回はこのへんでよかろうかい!

・・・・・引用終わり・・・・・

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