2020年04月23日「中島孝志の経済教室」4/22配信版公開!
カテゴリー中島孝志の経済教室」
忘れないうちに(その1)・・・ “どん底銘柄” で取り上げた 「S」4/22寄付でいきなり値幅上限ストップ高! 阪大とアンジェスの3/5発表=「新型コロナウイルス感染症向け予防用DNAワクチン共同開発に参画する」という発表で「買い注文殺到」。本日株価は利確利確利確。欲がないけど、こまご時世で頭と尻尾スタンスは正解。
忘れないうちに(その2)・・・本日深夜に 「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』 を配信します。
タイトルは 『「世界の嫌われ者」がいまさらおべんちゃら!軍部をコントロールできない習近平の末路!』 です。ご期待ください。
さて、「経済教室ってどんなこと書いてるの?」というご質問に回答します。話題の時事問題をチャートの深読み裏読みで「真実」を解明しています。メディア報道ではとても伺い知れないコンテンツではないか、と自負しています。
「見本」として一昨日の「メルマガ--『原油価格、空前の大暴落!二番底で済めばラッキー!「世界恐慌」突入もありえます!ピンチ?いえいえ世紀の大チャンス到来です!』--を掲載しておきます。
・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・
おばんでがんす。中島孝志の「経済教室メルマガ」でがんす。
大変なことになりました。ご存じ、4/20原油価格(WTI原油先物価格5月限)がマイナスになってしまったのです。
チャートをご覧の通り、突然、いきなり、あっという間に・・・「マイナス」に暴落。1986年4月以来34年ぶりの安値。
その価格は・・・マイナス40$!
どういう意味かというと、普通はお金を払って原油を買うわけですが、今回はマイナス価格。ということは、1バレル買うたびに「40$もらって」なおかつ「原油も手に入る」ということです。言い換えますと、原油を買うとバレル40$ずつもらえるということです。
ハッピー? ハッピーでないから大変なわけですね。尋常ではありません。商売をしていれば(していなくても)おわかりになるはずです。
「すべての経済成長は自動車で決まる」と言っても過言ではありません。
「チャイナウイルス」感染拡大で世界的に経済が停滞しています。米国では自動車販売が23.7%減という落ち込みです。ありとあらゆる業種の中でいちばん落ち込んでいるセクターが「自動車」です。すそ野が長い作業ですから、自動車が落ち込めば経済も下落、自動車が回復すれば経済も持ち直します。
自動車株が冴えなければダウも日経平均株価も、ヨーロッパ市場も中国も上昇するわけがありません。「いち早く回復した」と根拠もなく豪語する中国にしても、設備投資はぜんぜん戻っていません。今月もさらに大幅減少は確定しています。
わが国は4/7に「緊急事態宣言」を出しました。4/16に全国に広げました。以来、トヨタ自動車をはじめ、全自動車会社は工場停止。本格減産。なぜならば、輸出減が確定しているからです。
非常事態宣言、緊急事態宣言で社会活動まで停止しているのですから当然です(まさに「非情事態宣言」です)。
外出自粛となれば、車も使いません。航空、鉄道、バス等の利用者も大幅減。学校が休止ですから子供たちの移動もありません。
工場が稼働していなければ石油需要は減るに決まっています。
となれば、原油の在庫は一杯いっぱいで貯蔵能力はもはや限界。取引終了が迫る期近の5月物だけが突出して下落した、というわけです。いまのところ、6月限価格は微減(前週末より1割安いバレル22$)ですが、いつ暴落するか予断を許しません。
「OPECプラス」は、ロシアとサウジの二大巨頭が5月から日量970万バレル減で合意しています。しかし世界の石油需要はマイナス2000万〜3000万バレルですから、970万バレル程度では焼石の水。一瞬で蒸発してしまいます。
今後、原油価格が回復するには3つの方法しかありません。
1減産、減産、減産!
しかも大きく減産する。サプライズとインパクトが必須ですが、3000万バレ減産でも愕かないかもしれません。ロシア、サウジ以外の産油国も一斉に減産すること。
2景気回復
現実的にはありえません。
3戦争
原油価格が暴落するという本質は「デフレ」だということです。デフレ解決の特効薬は「戦争」です。しかし、戦争は「金持ち」か「ド貧乏」しかできません。いま戦争できるのは前者の日本、そして後者の米国、中国、北朝鮮くらいでしょう。
どれが現実的か? 3しかないと思います。1は効果が薄いと思います。というのも、そんなに減産できる余裕が産油国にあるかどうか・・・経済破綻してしまうのはないでしょうか。
先物価格が下落している、という意味は経済回復は早くない、と市場が見込んでいるということです。
「OPECプラス」で協調減産したのは原油価格下落を止めるためです。それが崩壊してしまいました。
原油は産業のコメ。原油価格は景気を占う座標軸。原油価格下落で怖いのは社債市場の暴落そして崩壊です。トランプの支持層である米国シェール産業は、残念ながら、FRBの社債買い取り施策対象外です。このままいくと、デフォルト必至です。
トランプとFRBが慌てて動いたのは選挙対策もあるでしょうが、それ以上に「債券市場の崩壊」が世界恐慌突入のトリガーを引いてしまうことなる、と確信しているからではないか、と思うのです。
今回はこのへんでよかろうかい。
・・・・・・引用終わり・・・・・・
『3分でわかる!チャートたっぷり!「中島孝志の経済教室」』は月水金・週3回・祝祭日も配信しています。ご好評のバックナンバーがすべて読めるようになりました。
目から鱗が落ちる政治、経済、軍事、投資の話のオンパレード・・・ご活用ください。
たとえば・・・。
■『とうとう緊急事態宣言! だれが、どうして、なんのために、出させたのか?』
■『医療崩壊?起きるわけがない!視野狭窄の専門家たちに唆されて「緊急事態宣言」を出してはいけない!株価暴落、倒産と自殺者続出で「地獄」を見る!』
■『財務省より国民を忖度すべし!東京圏がロックダウン!?ありえない、これだけの理由!』
■『暗礁に乗り上げる「サウジVSロシア」の原油価格交渉!「一転解決!」と予測するこれだけの理由!』
■『続・トランプは許さない!「サウジ」「アリババ」依存の「SBG」に明日はあるのか?孫さんの賭けに市場は乗らない!』
■『パンデミックを防ぐにはロックダウンが正解!聖武天皇も平城京を封鎖した!!』
■『日本経済V字回復の秘策は「オリンピック延期発表」と同時に「消費税5%減税」で「解散総選挙」に打って出るべし!長期国債64兆円がまた残っている!』
■『「金融危機」ではない!「製造危機」「流通危機」そして「消費危機」なのだ!「大東亜戦争・失われた20年の愚=戦力の逐次投入」を繰り返してはいけない!!』
■『暴落は「武漢ウイルス」のせいではない!「トランプ作・演出・主演ワンマンショー」のにおいがプンプンする!』
■『暴落は武漢ウイルスのせいではない!同じタイミングに「5つの津波」が押し寄せたからだ!!』
■『下落は続くよどこまでも? 悪条件出尽くし!「節分どん底・彼岸底」で来週V字回復!?』
■『メディアを鵜呑みにすると命取り!どうする?新型コロナウイルス!役に立つのは修羅場で解決してきたこの3人のアドバイスだけ!--その3』
■『やはり謀略!?「パンデミック危機」で揺らぐトランプ・習近平・プーチン・安倍首相の輪!』
■『習近平政権終わりの始まり!パンデミック必至!大本営発表数字はプロパガンダの材料にすぎない!』
■『12年ぶりの「ウイルス・パンデミック!」春節直前、この時期でだれが仕掛けたのか?』
■『金急騰のホントの理由!「中国から指示された北朝鮮VSトランプ」一触即発!年始フラッシュクラッシュ再演?』
■『続・中村哲医師が取り組んだテーマは、100年前、日本が抱いた危機感そのものだった!』
■『降りたくても降ろしてもらえない!自業自得!ババ抜き最後のプレイヤー習近平!』
■『「一帯一路・AIIB」を潰しにかかるトランプ! 日本は高みの見物をしていればいい!』
■『「日銀ETF買入ストップはステルス・テーパリングか?」と疑心暗鬼! 下値が堅い日本株の実力を信じられない外資!』
■『英国ブレグジット!ボリス・ジョンソンは大丈夫? 香港デモのホントの近接未来! 習近平崖っぷち? 正解はすべて株価が教えてくれる!』
・・・などなどたっぷりです!
「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』ご購読のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今日の「通勤快読」で取り上げる本は 『ソフトバンク崩壊の恐怖と農中・ゆうちょに迫る金融危機』(黒川敦彦著・924円・講談社) です。とてもいい本です。
忘れないうちに(その2)・・・本日深夜に 「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』 を配信します。
タイトルは 『「世界の嫌われ者」がいまさらおべんちゃら!軍部をコントロールできない習近平の末路!』 です。ご期待ください。
さて、「経済教室ってどんなこと書いてるの?」というご質問に回答します。話題の時事問題をチャートの深読み裏読みで「真実」を解明しています。メディア報道ではとても伺い知れないコンテンツではないか、と自負しています。
「見本」として一昨日の「メルマガ--『原油価格、空前の大暴落!二番底で済めばラッキー!「世界恐慌」突入もありえます!ピンチ?いえいえ世紀の大チャンス到来です!』--を掲載しておきます。
・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・
おばんでがんす。中島孝志の「経済教室メルマガ」でがんす。
大変なことになりました。ご存じ、4/20原油価格(WTI原油先物価格5月限)がマイナスになってしまったのです。
チャートをご覧の通り、突然、いきなり、あっという間に・・・「マイナス」に暴落。1986年4月以来34年ぶりの安値。
その価格は・・・マイナス40$!
どういう意味かというと、普通はお金を払って原油を買うわけですが、今回はマイナス価格。ということは、1バレル買うたびに「40$もらって」なおかつ「原油も手に入る」ということです。言い換えますと、原油を買うとバレル40$ずつもらえるということです。
ハッピー? ハッピーでないから大変なわけですね。尋常ではありません。商売をしていれば(していなくても)おわかりになるはずです。
「すべての経済成長は自動車で決まる」と言っても過言ではありません。
「チャイナウイルス」感染拡大で世界的に経済が停滞しています。米国では自動車販売が23.7%減という落ち込みです。ありとあらゆる業種の中でいちばん落ち込んでいるセクターが「自動車」です。すそ野が長い作業ですから、自動車が落ち込めば経済も下落、自動車が回復すれば経済も持ち直します。
自動車株が冴えなければダウも日経平均株価も、ヨーロッパ市場も中国も上昇するわけがありません。「いち早く回復した」と根拠もなく豪語する中国にしても、設備投資はぜんぜん戻っていません。今月もさらに大幅減少は確定しています。
わが国は4/7に「緊急事態宣言」を出しました。4/16に全国に広げました。以来、トヨタ自動車をはじめ、全自動車会社は工場停止。本格減産。なぜならば、輸出減が確定しているからです。
非常事態宣言、緊急事態宣言で社会活動まで停止しているのですから当然です(まさに「非情事態宣言」です)。
外出自粛となれば、車も使いません。航空、鉄道、バス等の利用者も大幅減。学校が休止ですから子供たちの移動もありません。
工場が稼働していなければ石油需要は減るに決まっています。
となれば、原油の在庫は一杯いっぱいで貯蔵能力はもはや限界。取引終了が迫る期近の5月物だけが突出して下落した、というわけです。いまのところ、6月限価格は微減(前週末より1割安いバレル22$)ですが、いつ暴落するか予断を許しません。
「OPECプラス」は、ロシアとサウジの二大巨頭が5月から日量970万バレル減で合意しています。しかし世界の石油需要はマイナス2000万〜3000万バレルですから、970万バレル程度では焼石の水。一瞬で蒸発してしまいます。
今後、原油価格が回復するには3つの方法しかありません。
1減産、減産、減産!
しかも大きく減産する。サプライズとインパクトが必須ですが、3000万バレ減産でも愕かないかもしれません。ロシア、サウジ以外の産油国も一斉に減産すること。
2景気回復
現実的にはありえません。
3戦争
原油価格が暴落するという本質は「デフレ」だということです。デフレ解決の特効薬は「戦争」です。しかし、戦争は「金持ち」か「ド貧乏」しかできません。いま戦争できるのは前者の日本、そして後者の米国、中国、北朝鮮くらいでしょう。
どれが現実的か? 3しかないと思います。1は効果が薄いと思います。というのも、そんなに減産できる余裕が産油国にあるかどうか・・・経済破綻してしまうのはないでしょうか。
先物価格が下落している、という意味は経済回復は早くない、と市場が見込んでいるということです。
「OPECプラス」で協調減産したのは原油価格下落を止めるためです。それが崩壊してしまいました。
原油は産業のコメ。原油価格は景気を占う座標軸。原油価格下落で怖いのは社債市場の暴落そして崩壊です。トランプの支持層である米国シェール産業は、残念ながら、FRBの社債買い取り施策対象外です。このままいくと、デフォルト必至です。
トランプとFRBが慌てて動いたのは選挙対策もあるでしょうが、それ以上に「債券市場の崩壊」が世界恐慌突入のトリガーを引いてしまうことなる、と確信しているからではないか、と思うのです。
今回はこのへんでよかろうかい。
・・・・・・引用終わり・・・・・・
『3分でわかる!チャートたっぷり!「中島孝志の経済教室」』は月水金・週3回・祝祭日も配信しています。ご好評のバックナンバーがすべて読めるようになりました。
目から鱗が落ちる政治、経済、軍事、投資の話のオンパレード・・・ご活用ください。
たとえば・・・。
■『とうとう緊急事態宣言! だれが、どうして、なんのために、出させたのか?』
■『医療崩壊?起きるわけがない!視野狭窄の専門家たちに唆されて「緊急事態宣言」を出してはいけない!株価暴落、倒産と自殺者続出で「地獄」を見る!』
■『財務省より国民を忖度すべし!東京圏がロックダウン!?ありえない、これだけの理由!』
■『暗礁に乗り上げる「サウジVSロシア」の原油価格交渉!「一転解決!」と予測するこれだけの理由!』
■『続・トランプは許さない!「サウジ」「アリババ」依存の「SBG」に明日はあるのか?孫さんの賭けに市場は乗らない!』
■『パンデミックを防ぐにはロックダウンが正解!聖武天皇も平城京を封鎖した!!』
■『日本経済V字回復の秘策は「オリンピック延期発表」と同時に「消費税5%減税」で「解散総選挙」に打って出るべし!長期国債64兆円がまた残っている!』
■『「金融危機」ではない!「製造危機」「流通危機」そして「消費危機」なのだ!「大東亜戦争・失われた20年の愚=戦力の逐次投入」を繰り返してはいけない!!』
■『暴落は「武漢ウイルス」のせいではない!「トランプ作・演出・主演ワンマンショー」のにおいがプンプンする!』
■『暴落は武漢ウイルスのせいではない!同じタイミングに「5つの津波」が押し寄せたからだ!!』
■『下落は続くよどこまでも? 悪条件出尽くし!「節分どん底・彼岸底」で来週V字回復!?』
■『メディアを鵜呑みにすると命取り!どうする?新型コロナウイルス!役に立つのは修羅場で解決してきたこの3人のアドバイスだけ!--その3』
■『やはり謀略!?「パンデミック危機」で揺らぐトランプ・習近平・プーチン・安倍首相の輪!』
■『習近平政権終わりの始まり!パンデミック必至!大本営発表数字はプロパガンダの材料にすぎない!』
■『12年ぶりの「ウイルス・パンデミック!」春節直前、この時期でだれが仕掛けたのか?』
■『金急騰のホントの理由!「中国から指示された北朝鮮VSトランプ」一触即発!年始フラッシュクラッシュ再演?』
■『続・中村哲医師が取り組んだテーマは、100年前、日本が抱いた危機感そのものだった!』
■『降りたくても降ろしてもらえない!自業自得!ババ抜き最後のプレイヤー習近平!』
■『「一帯一路・AIIB」を潰しにかかるトランプ! 日本は高みの見物をしていればいい!』
■『「日銀ETF買入ストップはステルス・テーパリングか?」と疑心暗鬼! 下値が堅い日本株の実力を信じられない外資!』
■『英国ブレグジット!ボリス・ジョンソンは大丈夫? 香港デモのホントの近接未来! 習近平崖っぷち? 正解はすべて株価が教えてくれる!』
・・・などなどたっぷりです!
「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』ご購読のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今日の「通勤快読」で取り上げる本は 『ソフトバンク崩壊の恐怖と農中・ゆうちょに迫る金融危機』(黒川敦彦著・924円・講談社) です。とてもいい本です。