2006年10月16日舞台裏で進んでること

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 明日17日(火)は「第6期原理原則研究会」の2回目です。
?特別講師:佐伯吉捷先生(オルゴール療法研究所主宰)
?テーマ:「美と健康を科学する 奇跡のオルゴール療法」
 お忘れなく!

 国際政治って、妙なところで進んでたりするんですよね。
 なにかあると、ユダヤの陰謀とかさ、すべてロックフェラーの仕掛けだとか、ホントになにを考えているんだか・・・。

 いま、北朝鮮は国家ぐるみで綱渡りをしてますね。
 「核もってんだかんね、いつだって発射できるんだかんね」と恐喝して儲ける国になるのか、それともアメリカに攻撃されて崩壊してしまうのか。
 金正日はアメリカは攻撃しないと判断したんだね。この人、愚か者に見えるけど、外交上手、交渉上手でしたたかなのよ。下手な弁護士より暴力団のほうが交渉に強いの同じ。

 なんで、アメリカは攻撃しないと踏んだのかね?
 原油がないから? いや、埋蔵量としては期待できますよ、北朝鮮は。中国が北朝鮮の親分だから? まっ、それもあんでしょね。どうせ中国も長いことないから、中国が分裂してから攻撃すればいいやって?
 それまでに核大国になっちゃったら元も子もないでしょ。

こなたブッシュ。役者やのぉ!

かなた金正日。生き残りに必死! 横柄か?横暴か?欧米か?

 いちばんリーズナブルに考えるのは、アメリカが軍事産業国家だということ。
 つまり、「核するぞ、核するぞ、核するぞ」と北朝鮮が日本と韓国を脅かしてメリットがあるのは、実はアメリカなのよ。

 いまほど、日本が防衛に危機感を抱いたときってないもんね。
 ワイドショーでみのさんが「専守防衛」「ミサイル防衛網」なんて話してるんだよ。どのチャネルでも北朝鮮の問題で一色だよ。おばちゃん連中も井戸端会議、美容院で、「怖いわぁ。北朝鮮て」「ホントになにするかわかんない国ねぇ」なんて話題になってるわけ。
 もっと緊張感が高まったら、「憲法9条」なんかコロッと変わるでしょうね。
「ええんやないの? 憲法、変えたら。攻撃されてからじゃ間にあわへんし。ここは自衛隊さんに気張ってもらわんとな」
 
 日本国憲法は事実上、改憲できない仕組みになっちゃってるのね。国民投票しなくちゃいけないのよ。しかも、過半数よ。できるか?
 けど、せっぱ詰まった時になると、日本人て平気で建前を捨てちゃうでしょ。日本人のDNAは過剰反応すると建前よりも本音、論理よりも感情、止まるよりも突き進むことを優先してしまうのよ。「日本だって核を持つべきだ」なんて議論も出てこないとも限りませんよ。

 北朝鮮が踏ん張れば踏ん張るほど、「憲法9条」が改憲しやすい環境になるのね。防衛庁だって、防衛省に格上げされたりできるんです。「北朝鮮より自衛隊の脅威を取り除け」なんて、周辺国から言われたりして・・・。
 これさ、アメリカの「やらせ」じゃないといいんだけどね。

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