2007年02月08日腹切りの美学はどこに消えた?

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 国会では柳沢大臣の舌禍事件追及で点を稼ごうと、野党は懸命ですね。
 政府は政府で、これ以上辞任されたら、野党を勢いづかせるだけで、眼前に迫った参院選、地方選を戦えないとばかりに、ここは一致団結。絶体に辞任阻止の方向で動いてます。

 けどさ、何度もいうように、野党にはまだ隠し球があるわけで、「汚職疑惑」の追及がはじまったら大変なことになりますよ。参院選前を狙ってタイミングを図ってるはずだから、まっ、楽しみにしてください。
 柳沢さんの舌禍なんてどうせ露払いなんだからさ。

 マスコミでは、どうやら、関テレの社長は辞任になりそうですな。民放連からオミットされたらもうダメですよね。業界全体の信用を失墜させた、という意味なんですから。これは責任をとらざるをえません。
 いかにバラエティ番組だって、ねつ造は反則というより掟破りでしょう。こりゃ、イエローカードでは済まないよ。即、レッドカード、退場!

 しかし、どちらも自分からは辞めない。辞められないという理由もわかります。けど、周囲の様子を見て逃げられないとわかったら辞めるというのでは、「次」がないでしょ?
 腹切りの美学って、まだ日本人には残ってると思うよ。

 「あんなことで辞めることはないよ」と周囲が言ってくれるのも、さっさと辞めたからだよね。
 
 「進むは人任せ、退くは自分任せ」なんだけどなぁ。まっ、無理かな、町人には。