2007年11月21日原理原則研究会レポート

カテゴリー中島孝志の原理原則研究会」

 サブプライムショックが世界中の金融機関、ヘッジファンド、投資家たちを急襲してますな。
 FRBも来年の米実質国内総生産(GDP)の伸び率を下方修正しましたね。けどさ、2.5〜2.75%を1.8〜2.5%に減速・・・なんて甘いんじゃないかな。これ、1.6%だった02年以来の低水準なんだけど。ちと甘いよね。今後、少しずつ引き下げていくと思うよ。

 日本の金融機関は、一部を除いてほとんどは大丈夫だと思いますよ。バブル崩壊で、公的資金注入されていて身動きできなかったんだから。
 つまり、怪我の功名ってヤツ。

 ただ、その一部が問題ですな。

 みずほFDは500億円のロスだとか。けどさ、これ、会計上の評価損でしょ? 実際に処理した額ではありませんよね。
 サブプライムショックの特長は日々、価値がどんどん暴落していること。底なしの怖さ。目先不透明の怖さ。つまり、さっさと処理しないとどんどん膨らんじゃうの。
 そういう意味では、かつてのバブル崩壊みたいに隠し立てすると大変なことになっちゃいますよ。

 ディスクローズしてきちんと対処する。これがいちばん!

 滝野川信金のロスはこんだけ? 73億円? ホント? 信じられないなぁ。
 政府系金融機関でもやられてるとこ、あるんじゃない? 大手でさ。いきなり浮上した時にはドカンと日経のトップ記事になったりしてね。
 まっ、そんなことないと信じてるよ、私は。 


 さて、原理原則研究会の2回目が終了しました。今回のテーマは「史上最強のコーチング! 人財開発の原理原則エデューシングについて語ろう」でした(参加者40名)。

おもな内容
?エデューシングの目的
?すべての人を対象にはしない
?「形無し」と「型破り」
?日本と欧米の違い「構造と機能」
?心理学を応用する
?論理療法とマネジメント
?現象学とマネジメント
?松下幸之助さんの事例研究
?ペン大ウォートン校の事例研究
?外食産業の事例研究
 などなど、使用したパワポは90枚。メンバーの方はいつものサイトからダウンロードできます。
 では、また、来月!