2008年03月28日桑田投手、お疲れ様でした。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 桑田投手が引退。よく頑張ったなあ。
 年齢で言えば、横浜の工藤公康投手のほうがずっと上。現役第一線でまだ投げてる。よっぽど自己管理ができてるんだ。凄い、のひと言。プロの鏡だと思う。

 けど、私は桑田(敬称略しますよ)が好きだな。

 どこが好きか? 野球バカだから。「野球が好きだ!」という気持ちをこんだけ正直に表現する人って少ないからかも。愚直そのもの。
 この純な気持ちに爽快感を覚えるんだな。

 「桑田、ありがとう! あなたに元気をもらった」なんて臭いことは言わないけどさ。

 でも、ああ頑張ってるな。オレもやるか。こいつ、仕事、好きだなあ。バカだよなあ。まだやるの? しつこいなあ。ホントに、好きなんだなあ・・・いい刺激を受けたのは事実。「桑田が頑張ってるから、ちょっと無理してみるか」と考えたヤツは必ずいると思うよ。

 だから、メジャーの連中もリスペクトしたんだと思う。彼ら、並の野球好きじゃ尊敬なんてしないもの。そこに「求道者」を見たんじゃないかな。


桑田には横顔がいちばん似合う。

 金を儲けに来てるヤツ。可能性を試しに来てるヤツ。超一流のプレイヤーとやりたくて来てるヤツ・・・いろんな理由で集まってるんだろうけど、事実上、日本の球界をクビになって、「じゃメジャーで・・・」とやってきたことに対する純心にも一目置いたと思う。

 桑田には王さんに通ずるものがあるな。あのシビアな野村克也監督が桑田と松井秀喜には一目置いてたもんなあ。
 こいつ、オレより野球、好きだ・・・。

 下手の横好きという言葉がある。好きこそものの上手なれという言葉もあります。
 本人には関係ないのね。傍から見た感想だからさ、こんなものは。

 「友へ」と題する彼のブログを見ると、引退宣言した日のブログのテーマは「無常観」。引退前日のテーマは「選択、そして、決断」。
 やっぱ迷うよな。

 高校野球の監督をやったり、プロ球界のコーチや監督になったりするかもしれないけど、とことん現役にこだわってみたらどうかな?
 野球をやりたくて、韓国、台湾に足を伸ばした選手もいます。源西武監督の渡辺さんもそう。

 桑田の誕生日はエイプリルフール。40歳直前での引退発表。
 プロだから野球でお金もらってるわけだけど、怪我とか不動産スキャンダルとか、いろいろ乗り超えて野球道を追求してきた姿には、やっぱご苦労様でした、と言いたいな。
 桑田投手、お疲れ様でした。