2008年11月04日パナが三洋を飲み込んだ!
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
パナソニックが三洋電機を買収することで基本合意したとか。
「寝耳に水」と思う人も多いようですけど、これ、なんの不思議もありません。
たぶんするだろう、と、私、思ってました。
いつ? 去年、ビクターとの縁切りをパナが発表したとき(まだパナが筆頭株主ですよ!)。
考えてみればわかるけど、パナにとってVHS開発の使命をすでに果たし終えたビクターはご用済みでしょ。商品自体、競合してるからシナジー効果はありません。
三洋もそうだろ? いえいえ、三洋で欲しいのは家電事業ではありません。「環境事業」のみ。つまり、太陽電池・リチウムイオン電池事業ね。
これだけ株価が低迷すればお買い得? 冗談じゃありませんよ。三洋の株価は今回の金融危機に関係なく底値だったものね。戦略的に考えて、どちらの企業にとってもメリットがあります。これで三井住友もホッとしてるでしょ。
明日の「日経WEB・社長が愛した数式」をごらん頂くとわかるけど、いま、買いは「環境関連」なのよ、実はね。これだけ株価が下がると、エコや環境なんてカネにならないとばかりに、日経の紙面やWEBではアクセスが激減。
でもね、ホントはエコと環境関連がいちばん伸びるはず。とくにほとんど底値のいまは「買い」だよ〜ん。
いつまでも不景気なわけないじゃん。それに、日本と世界にとって原油で振り回されるより、電気自動車や自家発電システム住宅、ソーラーエネルギー等々は国策の視点からもメリットがあるはず。
前向き・未来向きの公共事業としても、道路なんかよりずっと重要。
それが証拠に、あの福田さんが総理の置き土産として残したのは「メタンハイドレート」の調査費。たった40億円くらいなんだけど、これ、2010年代の後半には実用化するはず。今後、増えると思う。
バレル70ドル以上なら採算とれるんだ。そうすっと、いまは厳しい。でも、厳しくたって原油が激安になったって、このプロジェクトはせなあかんねん。太平洋戦争をおっぱじめたのも原油が原因なんだかんね。南海トラフはメタンハイドレートの宝庫でっせ。
今後、世界的なエネルギー革命を考えると、三洋の技術はシナジー効果が期待できます。成功しますよ、これ。
というのも、パナの歴史を振り返ると、不況の時にM&Aした企業ほど成功してるの。幸之助さんほど買収の天才はおらんもん。62年のビクター買収なんか工場も見ないで即決したんだかんね。
さてと、米国大統領選挙ですけど、どれ見ても「オバマで決まり」のようですなあ。困ったなあ。「残念ながら、オバマは大統領にはなれません」なんて9月4日のブログで言い切っちゃったもんねえ。
ブッシュ・ポールソンの共和党以外ならだれでもいい?
テレビ討論の失敗?
軽薄でおつむの軽いいけいけ熟女を副大統領候補にしちゃったから?
いろいろ理由はあんだけど、私ゃ、まだマケインだと思ってます。「去年からオバマで決まってたの!」とWDC&NYCの友達(特派員や大学教授たち)からも言われてるけど、しつこく望みをつなぎたいね。ブッシュだって、8年前、ゴアには得票数で負けても大統領になったんだかんね。
おっさん、たのんまっせ。
さて、マケインが勝つ理由をもう1度、説明しておきましょう。
メインの理由は、民主党が分裂してるから。小沢さんの民主党じゃありませんよ。アメリカの民主党ね。
民主党には、ヒラリー党とオバマ党の2派があるわけ。11月の大統領選挙でオバマがいちばん困る事態は、ヒラリーが第3の候補として立つことだったでしょうね。
でも、ヒラリーさん、負けるとはさらさら思っていなかった候補指名選挙に負けて多額の借金を作っちゃった。オバマも彼女に献金したように、たぶん応援、いや少なくとも邪魔しないことを条件に党で借金を肩代わりする云々という話はついてたんでしょうな。
まっ、これが足枷となって彼女は立候補できない。かつて「鷲の翼」のロス・ペローが第3の候補として立候補したことあったけどね。
だけど、ヒラリー党の党員は別。いまだにヒラリーに投票したいと考えてるわけ。
共和党のマケインは「1期4年しかやらない」と常々明言してます。72歳だからね。長くやればいいってもんじゃない。この4年間にイラク、イラン、北朝鮮、それに中国。ついでにロシアとの関係も、レーガン、ケネディ以上にハードな政治力を行使して臨むはず。彼は日米関係をより強固なモノにしようというのが若い頃からの持論だかんね。
さて、そこでだ。1期4年しかやらないマケインと、当選したらよっぽどのことがない限り8年はやるオバマと、いったいどちらの候補をヒラリー党は選ぶと思う?
8年経ったら、ヒラリーはいくつ? 68歳だよ。高須クリニックに通っても無理でしょうな。
64歳なら? ビル・クリントンのネットワークも使えるし、なによりも負けたオバマにリベンジの芽はない。「ヒラリーじゃないと勝てない」というキャンペーンが吹くからね。
オバマもこのことはわかってるはず。だから死に物狂いで戦うと思う。ホントはヒラリーを副大統領にすれば良かったんだけど、自分の失脚を狙ってる刺客をそばに置いときたくはないわなあ。
ヒラリー党にとっては、マケイン勝利=オバマ敗北ならば○。オバマ勝利=マケイン敗北ならば△か。「めでたさも 中くらいなり おらが春(秋だけど)」てなとこ。
いずれにしても、この「ねじれ現象」が大統領選を最後までもつれさせる主因になります。
そうなの。「ねじれ現象」は日本政治だけに見られることではなくて、アメリカの民主党もそうだったのよ。というわけで、オバマは大統領にはなれません。
説得力、ないわなあ・・・。
「寝耳に水」と思う人も多いようですけど、これ、なんの不思議もありません。
たぶんするだろう、と、私、思ってました。
いつ? 去年、ビクターとの縁切りをパナが発表したとき(まだパナが筆頭株主ですよ!)。
考えてみればわかるけど、パナにとってVHS開発の使命をすでに果たし終えたビクターはご用済みでしょ。商品自体、競合してるからシナジー効果はありません。
三洋もそうだろ? いえいえ、三洋で欲しいのは家電事業ではありません。「環境事業」のみ。つまり、太陽電池・リチウムイオン電池事業ね。
これだけ株価が低迷すればお買い得? 冗談じゃありませんよ。三洋の株価は今回の金融危機に関係なく底値だったものね。戦略的に考えて、どちらの企業にとってもメリットがあります。これで三井住友もホッとしてるでしょ。
明日の「日経WEB・社長が愛した数式」をごらん頂くとわかるけど、いま、買いは「環境関連」なのよ、実はね。これだけ株価が下がると、エコや環境なんてカネにならないとばかりに、日経の紙面やWEBではアクセスが激減。
でもね、ホントはエコと環境関連がいちばん伸びるはず。とくにほとんど底値のいまは「買い」だよ〜ん。
いつまでも不景気なわけないじゃん。それに、日本と世界にとって原油で振り回されるより、電気自動車や自家発電システム住宅、ソーラーエネルギー等々は国策の視点からもメリットがあるはず。
前向き・未来向きの公共事業としても、道路なんかよりずっと重要。
それが証拠に、あの福田さんが総理の置き土産として残したのは「メタンハイドレート」の調査費。たった40億円くらいなんだけど、これ、2010年代の後半には実用化するはず。今後、増えると思う。
バレル70ドル以上なら採算とれるんだ。そうすっと、いまは厳しい。でも、厳しくたって原油が激安になったって、このプロジェクトはせなあかんねん。太平洋戦争をおっぱじめたのも原油が原因なんだかんね。南海トラフはメタンハイドレートの宝庫でっせ。
今後、世界的なエネルギー革命を考えると、三洋の技術はシナジー効果が期待できます。成功しますよ、これ。
というのも、パナの歴史を振り返ると、不況の時にM&Aした企業ほど成功してるの。幸之助さんほど買収の天才はおらんもん。62年のビクター買収なんか工場も見ないで即決したんだかんね。
さてと、米国大統領選挙ですけど、どれ見ても「オバマで決まり」のようですなあ。困ったなあ。「残念ながら、オバマは大統領にはなれません」なんて9月4日のブログで言い切っちゃったもんねえ。
ブッシュ・ポールソンの共和党以外ならだれでもいい?
テレビ討論の失敗?
軽薄でおつむの軽いいけいけ熟女を副大統領候補にしちゃったから?
いろいろ理由はあんだけど、私ゃ、まだマケインだと思ってます。「去年からオバマで決まってたの!」とWDC&NYCの友達(特派員や大学教授たち)からも言われてるけど、しつこく望みをつなぎたいね。ブッシュだって、8年前、ゴアには得票数で負けても大統領になったんだかんね。
おっさん、たのんまっせ。
さて、マケインが勝つ理由をもう1度、説明しておきましょう。
メインの理由は、民主党が分裂してるから。小沢さんの民主党じゃありませんよ。アメリカの民主党ね。
民主党には、ヒラリー党とオバマ党の2派があるわけ。11月の大統領選挙でオバマがいちばん困る事態は、ヒラリーが第3の候補として立つことだったでしょうね。
でも、ヒラリーさん、負けるとはさらさら思っていなかった候補指名選挙に負けて多額の借金を作っちゃった。オバマも彼女に献金したように、たぶん応援、いや少なくとも邪魔しないことを条件に党で借金を肩代わりする云々という話はついてたんでしょうな。
まっ、これが足枷となって彼女は立候補できない。かつて「鷲の翼」のロス・ペローが第3の候補として立候補したことあったけどね。
だけど、ヒラリー党の党員は別。いまだにヒラリーに投票したいと考えてるわけ。
共和党のマケインは「1期4年しかやらない」と常々明言してます。72歳だからね。長くやればいいってもんじゃない。この4年間にイラク、イラン、北朝鮮、それに中国。ついでにロシアとの関係も、レーガン、ケネディ以上にハードな政治力を行使して臨むはず。彼は日米関係をより強固なモノにしようというのが若い頃からの持論だかんね。
さて、そこでだ。1期4年しかやらないマケインと、当選したらよっぽどのことがない限り8年はやるオバマと、いったいどちらの候補をヒラリー党は選ぶと思う?
8年経ったら、ヒラリーはいくつ? 68歳だよ。高須クリニックに通っても無理でしょうな。
64歳なら? ビル・クリントンのネットワークも使えるし、なによりも負けたオバマにリベンジの芽はない。「ヒラリーじゃないと勝てない」というキャンペーンが吹くからね。
オバマもこのことはわかってるはず。だから死に物狂いで戦うと思う。ホントはヒラリーを副大統領にすれば良かったんだけど、自分の失脚を狙ってる刺客をそばに置いときたくはないわなあ。
ヒラリー党にとっては、マケイン勝利=オバマ敗北ならば○。オバマ勝利=マケイン敗北ならば△か。「めでたさも 中くらいなり おらが春(秋だけど)」てなとこ。
いずれにしても、この「ねじれ現象」が大統領選を最後までもつれさせる主因になります。
そうなの。「ねじれ現象」は日本政治だけに見られることではなくて、アメリカの民主党もそうだったのよ。というわけで、オバマは大統領にはなれません。
説得力、ないわなあ・・・。