2008年11月06日オバマ圧勝!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 よっぽどブッシュが嫌いだったんでしょうな。全米市民は。
 いくらテレビ討論が冴えなかったとはいえ、これほどの差はつきませんよ。

 しかし、オバマさんも金融危機のど真ん中で大統領になるとは想像もつかなかったでしょうな。この10月なんか天を仰いだと思うよ。
 「大丈夫。なんとかなる!」
 そう励ましたのは奥さんでしょう。

 「オバマはいらないけど、ミッシェルならいつでも採用したいね」と全米で十指に入る弁護士事務所のトップも言ってましたよ。
 そういえば、ヒラリーあってのクリントンだったもんなあ。「内助の功」というか、外助の効というか・・・。


オバマ圧勝!ノッチ圧勝!! Yes,we can!

 さて、第44代大統領の最初の仕事は金融対策。しかも単なるバブル崩壊ではありません。「新しい秩序」を作ることです。
 それがいままで通りの米国一極集中なのか、それとも多極化体制になるのか・・・。

 15日に「金融サミット」がありますけど、金融恐慌をブレイクスルーするための「体制作り」を検討するのでしょう。
 サルコジは「米国の金融資本主義はノンノンノン! 新たにブレトンウッズ体制にせなあかんねん」と主張してますけどね。ECBのトリシェからレクチャー受けたのかもしれませんな。

 けどさ、06年9月のアマランス破綻直後、米国SECがヘッジファンド規制(100万ドル以上の純資産。20万ドル以上の年間所得。250万ドル以上の余裕資産)に乗り出したとき、「規制はよくないぜ。投資家の自由にせなあかん」と投資マネーをヨーロッパに誘導したのはだれよ?
 で、ヨーロッパ、とくにフランス、スペインは大火傷したんとちゃうの?

 サルコジはんにあまり大きな顔させんように、麻生さんもなんか言うたれや。

 さて、米国民主党政権。クリントンみたいに超円高誘導、日本叩きをするのかね。ま、オバマさん、ハワイで過ごした少年時代、友達いなかったとき、唯一話しかけてくれたのが日系人だからね。
 それ以上に「円」が物言うでしょうな。ユーロはICUに入ってるし、元はあてにならないしね。ルーブル? 問題外でしょ。