2009年03月04日虎の尾を踏んだ小沢一郎
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
日経web連載の「社長の愛した数式」は連日15万人のアクセス。日経記事中ダントツ人気のコラムとなってしまいました。本日水曜日が更新です。
今回のテーマは「ソニー、“アップル"目指す？社長を兼務するストリンガーCEOの数式」です。ぜひご一読くださいませませ。
しかしまあ、どうなっとるんかね？
NYSEオープン直後、3分で80ドル上昇。ふ〜ん、反転し始めたかと思ったら、ラスト30分で急落。5時過ぎにNHKがニュースで「70ドル高です」な〜んて放送した数分後のことですよ。つうわけで、結局、連日のダウ下落。
まあ、AIGのトップ自ら奈落の底が見えないっつうんだからムリもないわな。FRBも米国政府も米櫃にはもう一粒も残ってないでしょうな。
さて、それより大きなニュースが飛び込んできましたね。民主党の小沢一郎代表の公設秘書逮捕・・・これ、かなりシビアですよ。かといって、辞任するかどうかは世論の反応を見てからということになります。
彼の親分（金丸信）の親分（田中角栄）が総理を辞めたのは、別にロッキード事件が起きたからではありませんよ。いわんや逮捕されたからでもありません。なにしろ、ロッキード事件は総理辞任後に突然降って湧いたものですからね。
彼が辞めたのは、国会で「金庫番（『淋しき越山会の女王』）」が喚問を受けることになりそうだったからですよ。これだけは避けたい。金庫番を引っ張られたら政治生命は終わり。いや、それだけでは済みません。社会的に、法的に、葬り去られてしまうからですね。
という点で、小沢さん、あくまでも突っぱねて代表に留まるか。どうするか注目ですね。
それにしても、マスコミはあまり騒ぎませんなあ。おかしいですな。「定額給付金は全員もらいます」ちゅう麻生内閣の非難ばかりしてますけどね。
しかし、検察がどうしていま引っ張っるかねえ？ 総理に就任されたらやりにくくなる？ 時効の壁？ それとも自公の壁？ いや、選挙直前では民主党の非難のみならず世論の非難を受けるからでしょ。官邸は知ってたんでしょうけどね。
やっぱ「第七艦隊発言」じゃないかな。それと先日のヒラリーとの対談。対テロ特措法の反対、米国大使との面談拒否、郵政民営化（米国の貯金箱）の見直しなど、米国の尻尾をあまりにも踏みすぎましたな。
あの人、元々は小泉さんもびっくりの米国ロビイストだったのに、民主党代表に就任してから反米になっちゃったもんなあ。「あいつだけは許せん」というのが米国の本音だろうね。
「もう米軍はいらんよ」
いまの政界ポジションを見ると、親米＝小泉グループ、反米(親中国・親韓国・親北朝鮮？)＝小沢グループ、日和見つうか何も考えてない(政権延長悲願)＝麻生グループという図式で見ると、意外とわかりやすそうですな。
米国としては、民主党に政権が移ってもいいけど、それは資本主義堅持、保守主義堅持、親米堅持が条件。となると小沢代表、もしくは小沢代表の傀儡では困るわけですな。遠くない選挙を前にして、この部分だけはまずクリアしておきたい。それだけの話でしょう。
唐突ですけど、この西松建設を巡る問題と「かんぽの宿」＝日本郵政≒オリックス問題は振り子のあちらとこちら・・・ではないかと睨んでおります。
結局、米国の陰謀説みたいになってしまうかもしれませんが、返す刀で小泉さんだってどうなるかわかりませんよ。「郵政民営化」について釘を刺したけれども、弱いとはいえ、相手は時の権力者。「検察を動かせる」ということに気づいて、慌てて引きこもってしまいました。
小泉さんとしては、「日本郵政＆オリックス」になにかと手を突っ込もうとする麻生内閣は目の上のたんこぶ。なんとか消滅したいと考えてるでしょうな。
小泉さんというのはマスメディアのことをよくご存じ。ワイドショーや情報番組は視聴率がとれるコンテンツを追いかけたがる。だから自分が困る内容を報道されるようになると、彼らが飛びつきそうな話題を作ってそらす名人なわけ。「3分の2・・・」「欠席する」などもその手口。
いま、小沢さんの秘書を逮捕したらどうなる？ こういう政局は得意中の得意ですよ。自民党内にも火の粉がかかる？ そんなの関係ない、はいオッパッピーだもんね。
小沢さんの秘書が違法かどうか、公判を維持できるかどうかなんてどうでもいい。選挙直前、郵政見直しの機運が盛り上がりつつあるいま、逮捕して大騒ぎさせることに意義があるの。ほら、かんぽの宿＝郵政問題もフェイドアウトしてきてるでしょ？
現象（視聴率）最優先で本質を見ないマスメディアはまんまと罠にはまってますな。マスメディアではなくミスメディアでっせ。
いずれにしても、野党、それも次期総理確実の人物の側近逮捕というニュースは「日本売り」が加速される要因にもなりますな。為替が円安方向に揺れても全然おかしくありませんな。
今回のテーマは「ソニー、“アップル"目指す？社長を兼務するストリンガーCEOの数式」です。ぜひご一読くださいませませ。
しかしまあ、どうなっとるんかね？
NYSEオープン直後、3分で80ドル上昇。ふ〜ん、反転し始めたかと思ったら、ラスト30分で急落。5時過ぎにNHKがニュースで「70ドル高です」な〜んて放送した数分後のことですよ。つうわけで、結局、連日のダウ下落。
まあ、AIGのトップ自ら奈落の底が見えないっつうんだからムリもないわな。FRBも米国政府も米櫃にはもう一粒も残ってないでしょうな。
さて、それより大きなニュースが飛び込んできましたね。民主党の小沢一郎代表の公設秘書逮捕・・・これ、かなりシビアですよ。かといって、辞任するかどうかは世論の反応を見てからということになります。
彼の親分（金丸信）の親分（田中角栄）が総理を辞めたのは、別にロッキード事件が起きたからではありませんよ。いわんや逮捕されたからでもありません。なにしろ、ロッキード事件は総理辞任後に突然降って湧いたものですからね。
彼が辞めたのは、国会で「金庫番（『淋しき越山会の女王』）」が喚問を受けることになりそうだったからですよ。これだけは避けたい。金庫番を引っ張られたら政治生命は終わり。いや、それだけでは済みません。社会的に、法的に、葬り去られてしまうからですね。
という点で、小沢さん、あくまでも突っぱねて代表に留まるか。どうするか注目ですね。
それにしても、マスコミはあまり騒ぎませんなあ。おかしいですな。「定額給付金は全員もらいます」ちゅう麻生内閣の非難ばかりしてますけどね。
しかし、検察がどうしていま引っ張っるかねえ？ 総理に就任されたらやりにくくなる？ 時効の壁？ それとも自公の壁？ いや、選挙直前では民主党の非難のみならず世論の非難を受けるからでしょ。官邸は知ってたんでしょうけどね。
やっぱ「第七艦隊発言」じゃないかな。それと先日のヒラリーとの対談。対テロ特措法の反対、米国大使との面談拒否、郵政民営化（米国の貯金箱）の見直しなど、米国の尻尾をあまりにも踏みすぎましたな。
あの人、元々は小泉さんもびっくりの米国ロビイストだったのに、民主党代表に就任してから反米になっちゃったもんなあ。「あいつだけは許せん」というのが米国の本音だろうね。
「もう米軍はいらんよ」
いまの政界ポジションを見ると、親米＝小泉グループ、反米(親中国・親韓国・親北朝鮮？)＝小沢グループ、日和見つうか何も考えてない(政権延長悲願)＝麻生グループという図式で見ると、意外とわかりやすそうですな。
米国としては、民主党に政権が移ってもいいけど、それは資本主義堅持、保守主義堅持、親米堅持が条件。となると小沢代表、もしくは小沢代表の傀儡では困るわけですな。遠くない選挙を前にして、この部分だけはまずクリアしておきたい。それだけの話でしょう。
唐突ですけど、この西松建設を巡る問題と「かんぽの宿」＝日本郵政≒オリックス問題は振り子のあちらとこちら・・・ではないかと睨んでおります。
結局、米国の陰謀説みたいになってしまうかもしれませんが、返す刀で小泉さんだってどうなるかわかりませんよ。「郵政民営化」について釘を刺したけれども、弱いとはいえ、相手は時の権力者。「検察を動かせる」ということに気づいて、慌てて引きこもってしまいました。
小泉さんとしては、「日本郵政＆オリックス」になにかと手を突っ込もうとする麻生内閣は目の上のたんこぶ。なんとか消滅したいと考えてるでしょうな。
小泉さんというのはマスメディアのことをよくご存じ。ワイドショーや情報番組は視聴率がとれるコンテンツを追いかけたがる。だから自分が困る内容を報道されるようになると、彼らが飛びつきそうな話題を作ってそらす名人なわけ。「3分の2・・・」「欠席する」などもその手口。
いま、小沢さんの秘書を逮捕したらどうなる？ こういう政局は得意中の得意ですよ。自民党内にも火の粉がかかる？ そんなの関係ない、はいオッパッピーだもんね。
小沢さんの秘書が違法かどうか、公判を維持できるかどうかなんてどうでもいい。選挙直前、郵政見直しの機運が盛り上がりつつあるいま、逮捕して大騒ぎさせることに意義があるの。ほら、かんぽの宿＝郵政問題もフェイドアウトしてきてるでしょ？
現象（視聴率）最優先で本質を見ないマスメディアはまんまと罠にはまってますな。マスメディアではなくミスメディアでっせ。
いずれにしても、野党、それも次期総理確実の人物の側近逮捕というニュースは「日本売り」が加速される要因にもなりますな。為替が円安方向に揺れても全然おかしくありませんな。