2009年04月25日名物に美味い物なし
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
「名物に美味い物なし」とかいう言葉がございますな。これから旅行シーズンですが、たとえば、名勝を訪れる。土産物店をちょいと覗く。
「○○名物の和菓子。ぜひお土産に。喜ばれますよ」とか言われて、ついつい買ってしまいますよね。で、自分たちの分も購入する。家で食べてみる。
「・・・」
ま、こんなことがあちこちであるもんです。そこで、名物に美味い物なし。
考えてみりゃ当然なんすよね。そんなに美味いんなら、なにもお土産にするこたあない。現地ですべて消費されちまうに決まってる。けど、現地の人はだれも買いやしない。なぜか? そんなレベルじゃないからですね。
昔、講演で松江に行ったとき、出雲に足を伸ばし、玉造にも行ったりして、あちこちで出雲の三色そばなんつうものを食したりしてましてね。私、そばっ食いなんで、3度の飯よりそばが好き。ま、そばを飯にしてるわけですけどね。
で、たまたま松江にいた時に松江出身の友人からなんと電話。つうか、そのとき、はじめて、彼が松江出身だと知ったんですけどね。
一橋からスタンフォード。で、当時は日本のメガバンクを経由して外資系金融機関に勤務してたわけ。「出雲そば、美味しいよね」と言うと、「ああ、あれですか。地元じゃ食べませんよ」とひと言。
「ここまで来たらぜひ実家に寄ってくれ」との話。代々、殿様の大工の家系で、いま家具屋さんをやってるとか。百貨店のそばの大きなお店にお父上を訪ねると、「息子から言われてますんで、ぜひ晩ご飯をご一緒に」なんて嬉しい申し出。
で、ついでにお父様から美味しいそば屋さんを教えてもらいました。もち、翌日、早速行きましたがな。これも出雲そばなんだろうけど、美味しかったなあ。
観光客用と地元用とでそばもちがうわけですな。三色そばもまあまあ美味しかったけど、こちらのほうははるかに美味しかったですよ。
さて、江ノ島にちょいと寄る機会がありましたんで、かねてからテレビのグルメ番組の常連ともいうべき某店に行ってきましたよ。
なんと朝9時半の段階で予約続々。オープンと同時に人だかり。これは美味いにちがいない。期待感でもうお腹がぐーぐー。
運ばれてきました。あれれ? ご飯の上にサラダが敷き詰められてあって、その上に刺身がちらほら。海鮮丼頼んだはずだけど、これサラダ丼? シラスがたんまり。
おそるおそる食べてみる。あれれ、なにこれ? ご冗談でしょ。嘘でしょ。周囲の反応は? 「美味しいね」と言ってる客がいる。美味しい? そうかこの人は美味しいのか。これで1800円か・・・。
店員がもったいぶって説明してた「あら汁350円」は? おいおいおい。これこそご冗談でしょ。なんと出汁がない(と思うんだけど)。あまりの仕打ちに2口でギブアップ。
一見さん相手の商売だから成立するんだろうな。リピーターはいるんだろうか。なによりテレビで紹介したときもこの味だったんだろうか? 「美味しい美味しい」と言ってたけど、あれは演技だったのだろうか? 考えてみれば、売れてる芸能人でもお金持ちになったのつい最近だかんね。基本的に美味しい物あまり食べてきてないんだよね。
もち、美味いまずいは個人差の問題。当人の舌が絶対。私ゃ嫌いだけど、「世界一美味しい」という人もいて当然。
一見さんの行列は信じたらあかんな。気をつけなはれや!
「○○名物の和菓子。ぜひお土産に。喜ばれますよ」とか言われて、ついつい買ってしまいますよね。で、自分たちの分も購入する。家で食べてみる。
「・・・」
ま、こんなことがあちこちであるもんです。そこで、名物に美味い物なし。
考えてみりゃ当然なんすよね。そんなに美味いんなら、なにもお土産にするこたあない。現地ですべて消費されちまうに決まってる。けど、現地の人はだれも買いやしない。なぜか? そんなレベルじゃないからですね。
昔、講演で松江に行ったとき、出雲に足を伸ばし、玉造にも行ったりして、あちこちで出雲の三色そばなんつうものを食したりしてましてね。私、そばっ食いなんで、3度の飯よりそばが好き。ま、そばを飯にしてるわけですけどね。
で、たまたま松江にいた時に松江出身の友人からなんと電話。つうか、そのとき、はじめて、彼が松江出身だと知ったんですけどね。
一橋からスタンフォード。で、当時は日本のメガバンクを経由して外資系金融機関に勤務してたわけ。「出雲そば、美味しいよね」と言うと、「ああ、あれですか。地元じゃ食べませんよ」とひと言。
「ここまで来たらぜひ実家に寄ってくれ」との話。代々、殿様の大工の家系で、いま家具屋さんをやってるとか。百貨店のそばの大きなお店にお父上を訪ねると、「息子から言われてますんで、ぜひ晩ご飯をご一緒に」なんて嬉しい申し出。
で、ついでにお父様から美味しいそば屋さんを教えてもらいました。もち、翌日、早速行きましたがな。これも出雲そばなんだろうけど、美味しかったなあ。
観光客用と地元用とでそばもちがうわけですな。三色そばもまあまあ美味しかったけど、こちらのほうははるかに美味しかったですよ。
さて、江ノ島にちょいと寄る機会がありましたんで、かねてからテレビのグルメ番組の常連ともいうべき某店に行ってきましたよ。
なんと朝9時半の段階で予約続々。オープンと同時に人だかり。これは美味いにちがいない。期待感でもうお腹がぐーぐー。
運ばれてきました。あれれ? ご飯の上にサラダが敷き詰められてあって、その上に刺身がちらほら。海鮮丼頼んだはずだけど、これサラダ丼? シラスがたんまり。
おそるおそる食べてみる。あれれ、なにこれ? ご冗談でしょ。嘘でしょ。周囲の反応は? 「美味しいね」と言ってる客がいる。美味しい? そうかこの人は美味しいのか。これで1800円か・・・。
店員がもったいぶって説明してた「あら汁350円」は? おいおいおい。これこそご冗談でしょ。なんと出汁がない(と思うんだけど)。あまりの仕打ちに2口でギブアップ。
一見さん相手の商売だから成立するんだろうな。リピーターはいるんだろうか。なによりテレビで紹介したときもこの味だったんだろうか? 「美味しい美味しい」と言ってたけど、あれは演技だったのだろうか? 考えてみれば、売れてる芸能人でもお金持ちになったのつい最近だかんね。基本的に美味しい物あまり食べてきてないんだよね。
もち、美味いまずいは個人差の問題。当人の舌が絶対。私ゃ嫌いだけど、「世界一美味しい」という人もいて当然。
一見さんの行列は信じたらあかんな。気をつけなはれや!