2009年05月01日「風のガーデン」
カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」
「いよいよ国内初の豚インフル例が出そう。横浜市内の私立高校生だ」
ところが、ただいま(17時32分)、「2次検査でAソ連型。豚インフルの感染無し」と厚労省の発表がありました。
この学校、メキシコ−カナダ−成田の便なのね。沿線にあるんで実は地元も含めてヒヤヒヤもんだったのよ。これで学校も一安心でしょうな。なぜなら、横浜開港150周年記念行事も中止になりかねない状況だったからね。
ダイワボウは一転、ストップ安。投資家は現金ですな。
ところで、シリコンバレイで勤務する友人から電話。ここ、メキシコ人はめったにいないんだけど、1人、学生時代の友人がいてね。彼のオヤジが豚インフルで死亡。嫁さんが妊娠してるために本人は葬儀にも出席できなかった、だと。もち、大変な騒ぎになってますよ。
さて、日銀もFRB、ECBの首脳も世界経済が09年後半から10年には回復すると述べてますけど、もしパンデミックになったら人とモノの動きが止まります。工場も流通、海運、航空もストップします。
営業マンは開店休業。せいぜい通販くらい? で、だれが注文した商品を届けるのかな。
で、どうやって経済が回復できるのか。株価は金融危機+米国自動車危機+メキシコ風邪で暴落しかねない。ただでさえ、毎年5月は株価は冴えないのね。ファンドの決算があるかんね。
今年はレバレッジの甘味もなくなるわ、ボーナスにまで値幅制限が入るわで、ファンドはリスクばかりでリターンが薄い。となれば、比較的余裕のあるファンドほど解散するんじゃないかね。
解散もできないファンドは? バンザイするっきゃないっしょ。ということは、株も金も商品も売り圧力がかかる? もしそうなら目も当てられませんな。
いずれにしても、ここは最悪を考えて用意する。そうすれば大安心の下でぐっすり眠れまっせ。
具体的には、すべて手仕舞って高みの見物。水と食糧の備蓄。「心配性やなあ。そんなもんコンビニでいくらでも売ってまっせ」と後で笑い話になればいいじゃないですか。けどね、これ、戦争ですよ。「戒厳令が出てる」と考えたほうがええですな。水と空気はタダではおまへんえ。
さて、以前、「優しい時間」をご紹介したと思うけど、これも倉本聰さんの脚本になりますな。
フジテレビ開局50周年記念ドラマとして昨年10月から放送されましたよね。私は帯ドラマは見ずにDVD化されてから一気に見る主義。今回もそうでした。
人は死ぬときどこに還っていくんだろう? これがテーマのようですな。帰るではなく還る、ね。緒方拳さんの遺作としても注目されました。テーマ曲の「カンパニュラの恋」は劇中歌でもあり、歌う平原綾香さんは主人公の恋人役としても出演してましたね。
人は死んだらどこに還るのか? ま、そこらへんは坊さんに任せるとして、人は死ぬときどこに還るのか・・・。こちらのほうが実は重要なのかもしれませんな。
ドラマの伏線だと思うけど、じいさんと孫の一家の愛犬がいましてね。このワンちゃんは4キロも離れたクリーンハウスで息絶えてたんです。心の故郷に還りたいんでしょうか。
主人公は大学病院の准教授。麻酔学の権威なわけ。ある時、同僚の奥さん(看護師)とできちゃってね。妻は2人の子を遺して死んじゃった。激怒した父親からは勘当され富良野に還ることも出来ずにいたわけ。
ところが、この男が進行性膵臓ガンになっちゃった。ステージ4のセカンド。ということは、手術もできないという状態ですね。医者だからわかる。
自分と同じ病気で死んだファンドの黒幕から診療機器付きのキャンピングカーを遺された。病院には退職届を出して富良野に行くわけ。停めるとこは愛する2人の子供が働く「風のガーデン」。
死んだ妻に子供を任せきり。とくに下の子は知能は6〜7歳。絶対音感の持ち主で、花の名前と祖父が考えたデタラメの花言葉を記憶してる。
薬と麻薬パッチでごまかしながら遠くから見守る男。ま、狭いところだから、すぐに男の存在は知れちゃうわけだけどね。
人はいったいなんのために生きて、死んでいくのか? どんな死に方ができたら理想的なのか? 親子とか夫婦とか恋人とか、いろんな形があるけれども、愛し愛される中で死ねたら本望なのかも知れないなと感じられたら、人生ドラマは正解なのかもしれないですな。
ところが、ただいま(17時32分)、「2次検査でAソ連型。豚インフルの感染無し」と厚労省の発表がありました。
この学校、メキシコ−カナダ−成田の便なのね。沿線にあるんで実は地元も含めてヒヤヒヤもんだったのよ。これで学校も一安心でしょうな。なぜなら、横浜開港150周年記念行事も中止になりかねない状況だったからね。
ダイワボウは一転、ストップ安。投資家は現金ですな。
ところで、シリコンバレイで勤務する友人から電話。ここ、メキシコ人はめったにいないんだけど、1人、学生時代の友人がいてね。彼のオヤジが豚インフルで死亡。嫁さんが妊娠してるために本人は葬儀にも出席できなかった、だと。もち、大変な騒ぎになってますよ。
さて、日銀もFRB、ECBの首脳も世界経済が09年後半から10年には回復すると述べてますけど、もしパンデミックになったら人とモノの動きが止まります。工場も流通、海運、航空もストップします。
営業マンは開店休業。せいぜい通販くらい? で、だれが注文した商品を届けるのかな。
で、どうやって経済が回復できるのか。株価は金融危機+米国自動車危機+メキシコ風邪で暴落しかねない。ただでさえ、毎年5月は株価は冴えないのね。ファンドの決算があるかんね。
今年はレバレッジの甘味もなくなるわ、ボーナスにまで値幅制限が入るわで、ファンドはリスクばかりでリターンが薄い。となれば、比較的余裕のあるファンドほど解散するんじゃないかね。
解散もできないファンドは? バンザイするっきゃないっしょ。ということは、株も金も商品も売り圧力がかかる? もしそうなら目も当てられませんな。
いずれにしても、ここは最悪を考えて用意する。そうすれば大安心の下でぐっすり眠れまっせ。
具体的には、すべて手仕舞って高みの見物。水と食糧の備蓄。「心配性やなあ。そんなもんコンビニでいくらでも売ってまっせ」と後で笑い話になればいいじゃないですか。けどね、これ、戦争ですよ。「戒厳令が出てる」と考えたほうがええですな。水と空気はタダではおまへんえ。
さて、以前、「優しい時間」をご紹介したと思うけど、これも倉本聰さんの脚本になりますな。
フジテレビ開局50周年記念ドラマとして昨年10月から放送されましたよね。私は帯ドラマは見ずにDVD化されてから一気に見る主義。今回もそうでした。
人は死ぬときどこに還っていくんだろう? これがテーマのようですな。帰るではなく還る、ね。緒方拳さんの遺作としても注目されました。テーマ曲の「カンパニュラの恋」は劇中歌でもあり、歌う平原綾香さんは主人公の恋人役としても出演してましたね。
人は死んだらどこに還るのか? ま、そこらへんは坊さんに任せるとして、人は死ぬときどこに還るのか・・・。こちらのほうが実は重要なのかもしれませんな。
ドラマの伏線だと思うけど、じいさんと孫の一家の愛犬がいましてね。このワンちゃんは4キロも離れたクリーンハウスで息絶えてたんです。心の故郷に還りたいんでしょうか。
主人公は大学病院の准教授。麻酔学の権威なわけ。ある時、同僚の奥さん(看護師)とできちゃってね。妻は2人の子を遺して死んじゃった。激怒した父親からは勘当され富良野に還ることも出来ずにいたわけ。
ところが、この男が進行性膵臓ガンになっちゃった。ステージ4のセカンド。ということは、手術もできないという状態ですね。医者だからわかる。
自分と同じ病気で死んだファンドの黒幕から診療機器付きのキャンピングカーを遺された。病院には退職届を出して富良野に行くわけ。停めるとこは愛する2人の子供が働く「風のガーデン」。
死んだ妻に子供を任せきり。とくに下の子は知能は6〜7歳。絶対音感の持ち主で、花の名前と祖父が考えたデタラメの花言葉を記憶してる。
薬と麻薬パッチでごまかしながら遠くから見守る男。ま、狭いところだから、すぐに男の存在は知れちゃうわけだけどね。
人はいったいなんのために生きて、死んでいくのか? どんな死に方ができたら理想的なのか? 親子とか夫婦とか恋人とか、いろんな形があるけれども、愛し愛される中で死ねたら本望なのかも知れないなと感じられたら、人生ドラマは正解なのかもしれないですな。