2009年11月08日川越「仙波豆腐」

カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」

 なんちゅうか。これ、安いのか高いのか。高いんでしょうねえ。
 だって、豆腐が2500円〜3500円もすんだから。でも、8丁分あると思えば、1丁当たり300〜400円。ま、高いか、やっぱり。

 けど、ふだん、50円くらいの豆腐食べても、ありゃ豆腐であって豆腐じゃないでしょ。大豆、どこの? 豆腐は豆腐でもねえ。

 鄙にも稀な・・・という言葉がありますけど、鄙ほどいいものありますよ。

 川越。宿場町として栄え、いままたレトロさが受けて再び脚光を浴びてますよね。この地に仙波という地域があり、ここの豆腐屋さん、繁盛してるんです。


やっぱ商品やでえ。なごり雪。

 いま、地方に行きますと、商店街はあかんですなあ。ホームセンターとかスーパーとかにお客さんとられてます。シャッター通りになってますよ。
 でも、豆腐屋さんだけは元気がありますね。昔ながらの手作りとか水が違うとか、大豆はやっぱ北海道産ですよとか。つまり、こだわりの逸品なわけ。なんの特徴もない店がばったばったと閉める中、こういう個性のある店が生き続けているわけです。

 やっぱ商品力なんだなあ。ご商売でいちばん重要なのは商品力ですよね。

 もちろん、普通の豆腐も置いてますよ。でも、この「なごり雪」だけは宅配で注文できるんです。高いか安いかではなく、お買い得かどうか。食べれば一発でわかるでしょうな。

店名:仙波豆腐
場所:川越駅そば
価格:2500〜3500円。