2010年03月27日「朝勉は自分を10倍賢くする!」 中島孝志著 イーストプレス 1470円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 リーマン・ショック以来、日本企業の業績は急降下。ようやく、ここに来て底を抜けた。回復基調にある・・・なんて、大臣が発言するようになりました。
 けど、どうなんでしょうねえ。景気回復の実感は少ないんじゃないでしょうかねえ。
 
 景気の善し悪しなんて、データで体感できませんよね。
 じゃ、なんで実感するのか?

 私の場合はタクシーでしょうかねえ。タクシー乗り場が混んでるかどうか。空車が多ければ景気が悪い、少なければ景気がいい。
 銀座なんて空車だらけだもん。先週なんて連日、大阪-東京を往復してましたけど、新大阪、タクシー混んでますなあ。「混んでる」という意味は空車ばかりで混雑してんのよ。
 リーマン・ショック直後なんて空車だらけだったもんね。

 あと、映画館とかプロレスとかプロ野球。どれだけお客さんが入ってるか、ということ。「最近、空いてるなあ」と感じるときはやっぱ不景気だもんなあ。

 「リストラ」は社会問題になったけど、すでにマネジメント用語として定着するほど一般化してますね。そのうち、ニュースにもならなくなりますよ。右肩上がりの世の中なら、『釣りバカ日誌』の浜崎(はま)ちゃんタイプでもメシを喰わせられた。
 けど、いまや、企業は「人財」だけを残したいと考えてる。ほかはいらない。邪魔だ。そんな企業に労働組合はなにもいえない。この不況下、会社が倒産してベアも雇用も吹っ飛んでしまったら元も子もなくなるからね。

 仕事ができるビジネスパースンはいつだって高値安定。不況になればなるほど注目される。
 この分野、どの会社、どの業界を問わず、つねに人材不足だもんね。

 急成長中の企業など、三顧の礼をもって迎えたいと常に考えている。わたしの知人は一部上場の大企業で役員を1期だけ務め、2〜3年後に上場予定の企業に将来のCEO含みでヘッドハンティングされた。
 この人が朝勉派なのね。朝勉。朝から勉強。筋金入りの朝勉家。朝勉のおかげでキャリア・ビルディングできた・・・続きはこちらからどうぞ。