2010年04月14日「35歳からの 仕事の教科書」 中島孝志著 メトロポリタンプレス 1470円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 宣伝でごめんなさい。本日発売です。

 35歳? どうして? 転職サイトをチェックしたことのある人ならお気づきだろうが、各社ともあからさまに年齢制限はしていないけれども、本音の部分では35歳を基準にしてる。
 たとえば、応募者が35歳以上なら、即戦力であることはもちろん、将来の幹部としても期待できるかどうか・・・つまり転職のハードルがドンと高くなる。
 となれば、そうとう優秀な人材でなければ履歴書の段階でふるい落とされちゃう。

 無理もない。

 受け入れ側の立場も考えて欲しい。35歳といえば専門能力のほかに、マネジメント能力も問われる頃だ。課長や部長になる、ということ。
 ところが、どの会社も内部昇進が原則だから、プロパーの社員を課長にしたいのに、中途入社がそのポストを奪っては社内がぎくしゃくしてしまう。
 そんなリスクを冒したくない。もちろん、それでも採用したい!という人材であれば話は別。給料だって35歳に見合う金額を出さなければならない。

 となれば、やっぱり優秀な人材が欲しい・・・よね。

 「そんな人材が応募してくるわけがない。もしいたとしても、そもそも元の会社が手放すわけがないでしょ? それだけの力量があれば評価も高いから転職しようなんてそもそも考えませんよ」
 「どうせ採用するなら20代後半からせいぜい32〜3歳までだよ」

 この採用担当者の声は説得力がありますよ。さあどうしよう? なにしよう? なにから始めようか?・・・詳細はこちらからどうぞ。