2010年07月07日「東京パラダイス」 早坂暁著 勉誠出版 2940円
早坂暁さんといえば、「夢千代日記」「七人の侍」「天下御免」「戦艦大和日記」などの脚本・原作で知られる人ですな。
まあ分厚い本ですな。500ページありましたがな。でも、一気読みですね、この手の本は。この時代、すなわち、戦後から三丁目の夕日くらいの時代。これ、おもしろいんですよね。私が生まれる前なんですけどね、日本にがむしゃらなエネルギーがあった時代って、ワクワクするんですよ。
だから好き。
四国松山。作者自らの青春バガボンド。遊郭の女と逃げ出し。その女は彼を残して蒸発。しかたなく松山に舞い戻ったものの、医学部受験を口実に女を捜しに上京。ストリップ小屋にいるという噂をタネに浅草に。
永井荷風と出会い、財布をすられて困ってると、関敬六と出会い、渥美清の実家に泊めてもらい・・・。本屋で遭遇した三島由紀夫に「意外と小さいな」。なんと、彼は二の腕のこぶをつくってわざわざ見せたとか。
朝鮮戦争から死体となって戻ってきた兵士のメイキャップをしたり、芝居をしたり、インチキ出版業をしたり、戦後どさくさ時代をしたたかに、懸命に、純粋に生き抜いてきた1人の男の自伝小説でしょうな・・・続きはこちらからどうぞ。
まあ分厚い本ですな。500ページありましたがな。でも、一気読みですね、この手の本は。この時代、すなわち、戦後から三丁目の夕日くらいの時代。これ、おもしろいんですよね。私が生まれる前なんですけどね、日本にがむしゃらなエネルギーがあった時代って、ワクワクするんですよ。
だから好き。
四国松山。作者自らの青春バガボンド。遊郭の女と逃げ出し。その女は彼を残して蒸発。しかたなく松山に舞い戻ったものの、医学部受験を口実に女を捜しに上京。ストリップ小屋にいるという噂をタネに浅草に。
永井荷風と出会い、財布をすられて困ってると、関敬六と出会い、渥美清の実家に泊めてもらい・・・。本屋で遭遇した三島由紀夫に「意外と小さいな」。なんと、彼は二の腕のこぶをつくってわざわざ見せたとか。
朝鮮戦争から死体となって戻ってきた兵士のメイキャップをしたり、芝居をしたり、インチキ出版業をしたり、戦後どさくさ時代をしたたかに、懸命に、純粋に生き抜いてきた1人の男の自伝小説でしょうな・・・続きはこちらからどうぞ。