2010年09月16日オムライス(横浜関内・グリルエス)

カテゴリー中島孝志のB級グルメ探検隊」

 不思議ですなぁ。「菅当選で良かった」「小沢さんを要職につけないほうがいい」。この調査結果がいずれも80%を超えている、とテレ東・日経は報道してますけど、普通、こんなことしますかね?
 問うに落ちずに語るに落つ、という言葉がありますけど、よっぽど小沢さんが嫌いなんですね。

 政権を糺すのがメディアの役割なのに、この迎合ぶり。「なにかある」と勘ぐられるんじゃないかなぁ。

 ご満悦の菅さん、リーマン・ショック2周年を迎えて、6年半ぶりの為替介入ときた。おかげで為替は82円からいきなり85円。FXは悲喜こもごもでしょうな。
 早朝の経済番組で金融機関のアナリストが訊かれてたけど、しばし沈黙。当たり前だよね。
「う〜ん、短期的には効果がありますけど・・・」
 これしかこたえられないじゃん。

 案の定、中国からイチャモンがつきました。米国議会は人民元の介入を非難してたんですから、中国としては、「どうして円介入はいいのに人民元だとダメなんだ!」とねじ込んできた。
 
 私、これ、あると思ってました。

 今回は2兆円。「必要ならばもっとやる」(野田財務大臣)だってさ。
 アメリカはマネーは欲しいけど、ドル高で輸出が鈍ると失業率が好転しないから痛し痒し。「どうせ効果は一時的だし、菅さん当選のご祝儀だ」とオバマ大統領が了解した? そんな優しい人間じゃないわな、あの人。

 ま、実態は目立ちたがり屋の菅さんが財界ウケ、メディアウケを狙ったサプライズでしょ。
「やっぱ俺ってすごいでしょ? 円高だって解決できちゃうんだから」ってね。

 でもね、この人、本質的に思慮が浅いからね。これ、明らかに判断ミスです。「82円」になると日本政府は介入する、とマーケットが思いこむ。この影響は致命傷ですよ。

 6年半封印してた為替介入。功を焦ったおっちょこちょいがパンドラの箱を開けちゃった。今ごろ真っ青になってんじゃないかな。
 そもそも、どこの世界に自国通貨の価値が下がって喜ぶバカがいるのよ。円高で儲かる企業もあれば損する企業もある。同時に、円高で損する企業もあれば儲かる企業もある。まともな企業は円高対策をきちんと考えてますよ。

 ポイントは円高でも円安でも得する政策を考えることでしょ。変動為替相場なんだから、浮き袋つけなきゃあかんがな。経済オンチの菅さんにはわかりませんよ。財務官僚も騙しやすいだろうね、この人ならば。

 ホントはね、円高是正の特効薬があるの。それはね・・・米国債を売っ払うこと。風が吹けば桶屋が儲かる。米国債を売れば円安ドル高になる・・・このカラクリわかる?

 「B級グルメ」とは「格安の値段で超一級の味を提供する料理、すなわち、お買い得、お食べ得の料理」という意味です。
 高くて美味いのは当たり前。安くても、「こんなに美味いの? こんな値段で食べちゃっていいの?」と腰を抜かしてしまう店。それを紹介するのが本ブログの使命です(ちょっとオーバーか)。

 ここ、ホントはステーキが名物なんですけどね。元もと、「たんぽぽ」っていってた店ですな。

 創業1954年。正統派の洋食屋さんですね。
 そうそう、先日、「シルシルミシル」の堀君が「横浜お初の洋食屋さん」という企画で訪問してましたね。

 私はいつもカニコロ。これ、好きなんだぁ。で、餓死寸前のときはオムライス。なんたって量が半端じゃないのよ。男でも3人に1人は残します。昔ながらのオムライスね。玉子がフワッじゃなくてキッチリできてるやつ。中がハムとたまねぎというシンプルそのもの。
 このどちらかにポテトサラダ&グリーンサラダをつけてもらう。

 ステーキがメインなんですけど、お客さんの半分は違う料理頼んでますな。


カニコロ。美味しいんだよ。

正統派です。たっぷりあります。上品な味です。

こんな店。

・店名:グリルエス
・値段:1300円〜
・場所:横浜相生町5丁目(馬車道。関内ホールのちょいみなとみらい線側かな)


 さて今回、「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は、『日本人の覚悟』(日下公人著・祥伝社)です。続きはこちらからどうぞ。