2010年09月24日あげた拳をおろすところがない?
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
へぇ、こんな人まで怒ってるんだ。こりゃ、大変なことになりますなぁ。
いや、なにがって。尖閣諸島で密漁してたならず者船長をめぐる中国の傍若無人の振る舞い。こんな娘までがカンカンなわけ?
ここ、7人くらい入ったらいっぱいの赤提灯。で、20代前半? 後半? ま、そのくらいの超ミニ履いたイケイケギャル。どっかの中年オヤジに連れられて飲んでたのね。さっきまでくだらねぇ話ばかりしてたんだけど、いきなり、「ね? ったいどういうわけ?」と絡み出した。
「え? なに?」
「だからぁ、どうして中国にへいこらしなきゃなんないわけ」
「あ、あれね。尖閣諸島ね?」
「それそれ。あたしぃ、めちゃ気にくわない。人の庭先で泥棒してたんでしょ。なんで釈放しちゃうのよ」
「船長はまだ釈放されてないよ、たしか」
「いや釈放する。ゼッタイ釈放する。日本てどうしてそんなに弱いのよ」
「軍隊ないからなぁ」
「自衛隊あんじゃん(とても軽薄に聞こえる横浜弁でスミマセン)」
「戦争なんかできるわけないよ」
「戦争しない軍隊があんのかよ(完全に絡み酒だけど、たしかに仰せの通りです)」
「自衛隊というより、政府ができないでしょ」
「どして? ボタン押せばいいんじゃないの?(核ミサイルでしょ、それは)」
「中国のほうが強いからなぁ」
「やってみなくちゃわかんないじゃん(たしかに)」
「中国、核持ってるもん」
「日本も持てばいいんだよ」
「無理でしょ、それだけは?」
「いや持てる。あたしが許す」
見直しちゃったね、このオネエちゃん。オヤジ放り出して一緒に飲みに行こうか。
それにしても、中国。胡錦涛さん、温家宝さん。ちょっと読み違えましたね。
たしかに麻生政権の時、退去命令出しても無視して、尖閣諸島で半日踏ん張った漁船がありました。温家宝さんに抗議すると、謝罪どころか逆切れされちゃった。
なにか文句いえば、日本は引っ込む。強くいえばいうほど、お土産くれる。これは中国のみならず、欧米の日本人観です。この人たち、歴史が浅い国だから人間についても深読みができない。で、致命傷になるわけ。
中国3000年? ご冗談を。あの国ができたのは1949年ですよ。
あのね、遣隋使、遣唐使(実は遣日使のほうが多かったのよ)について日本史で習ったと思います。隋も唐も1000年前の統一国家ですね。
その後、中国は宋、遼、金、元、明、清、中華民国、中華人民共和国・・・となります。さて、いまの中国=漢民族が収めていた国はどれかご存じ? 中国とひと言でいっても、いまの地理歴史で考えるから中国なんでね。
宋と明だけですよ。漢民族が支配してたのは。あとはすべて彼らが「東夷・南蛮・西戎・北狄」と非難した民族によって支配されてたんです。
たとえば、遼は契丹族、金と清は満州族、元はモンゴルですからね。西太后は清の満州族ですけど、漢民族に対してだけは弁髪を強制しました。屈辱だったでしょうね。
いま、中国はチャイナドレスが民族衣装だなどといばってますけど、これ満州族の民族衣装です。スリットが入っているのは馬に乗るため。人民服なんて、孫文が日本に亡命してたときに見た鉄道員の制服なのよ。
中華人民共和国になってから文化なんてな〜んにもありません。もしかすると「パクリ文化」。ドラえもんもびっくりの「どこでもツバ」という風習はあるかな。
それにしても、一連の振る舞いでイケイケのオネエちゃんまで怒らせちゃった。ということは、日本人すべてを敵に回したと考えるべきでしょうな。
たしかに日本人はおとなしいけど、「堪忍袋の緒が切れた」という日本語があるわけでね。どこでも騒ぐ中国人と違って、上品な日本人はしずかに怒るの。で、毒餃子事件後、だれが指導したわけでもないのに、あうんの呼吸で中国食品を静かにボイコットしたように、怒らせたら厄介なんですよ、日本人は。
忘れちゃったかもしれないけど、少し前までは北はシベリア、東はアメリカ(ハワイ)、西はインド、南はオーストラリアまで、日本は支配してたんです。列強相手に1人で大げんかした国なんですから。
日本人の愛国心に火をつけたら大変ですよ。憲法改正まで平気で突っ走しりかねない国民性ですからね。
さて今回、「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は、『マンチュリアン・リポート』(浅田次郎著・講談社)です。詳細はこちらからどうぞ。
いや、なにがって。尖閣諸島で密漁してたならず者船長をめぐる中国の傍若無人の振る舞い。こんな娘までがカンカンなわけ?
ここ、7人くらい入ったらいっぱいの赤提灯。で、20代前半? 後半? ま、そのくらいの超ミニ履いたイケイケギャル。どっかの中年オヤジに連れられて飲んでたのね。さっきまでくだらねぇ話ばかりしてたんだけど、いきなり、「ね? ったいどういうわけ?」と絡み出した。
「え? なに?」
「だからぁ、どうして中国にへいこらしなきゃなんないわけ」
「あ、あれね。尖閣諸島ね?」
「それそれ。あたしぃ、めちゃ気にくわない。人の庭先で泥棒してたんでしょ。なんで釈放しちゃうのよ」
「船長はまだ釈放されてないよ、たしか」
「いや釈放する。ゼッタイ釈放する。日本てどうしてそんなに弱いのよ」
「軍隊ないからなぁ」
「自衛隊あんじゃん(とても軽薄に聞こえる横浜弁でスミマセン)」
「戦争なんかできるわけないよ」
「戦争しない軍隊があんのかよ(完全に絡み酒だけど、たしかに仰せの通りです)」
「自衛隊というより、政府ができないでしょ」
「どして? ボタン押せばいいんじゃないの?(核ミサイルでしょ、それは)」
「中国のほうが強いからなぁ」
「やってみなくちゃわかんないじゃん(たしかに)」
「中国、核持ってるもん」
「日本も持てばいいんだよ」
「無理でしょ、それだけは?」
「いや持てる。あたしが許す」
見直しちゃったね、このオネエちゃん。オヤジ放り出して一緒に飲みに行こうか。
それにしても、中国。胡錦涛さん、温家宝さん。ちょっと読み違えましたね。
たしかに麻生政権の時、退去命令出しても無視して、尖閣諸島で半日踏ん張った漁船がありました。温家宝さんに抗議すると、謝罪どころか逆切れされちゃった。
なにか文句いえば、日本は引っ込む。強くいえばいうほど、お土産くれる。これは中国のみならず、欧米の日本人観です。この人たち、歴史が浅い国だから人間についても深読みができない。で、致命傷になるわけ。
中国3000年? ご冗談を。あの国ができたのは1949年ですよ。
あのね、遣隋使、遣唐使(実は遣日使のほうが多かったのよ)について日本史で習ったと思います。隋も唐も1000年前の統一国家ですね。
その後、中国は宋、遼、金、元、明、清、中華民国、中華人民共和国・・・となります。さて、いまの中国=漢民族が収めていた国はどれかご存じ? 中国とひと言でいっても、いまの地理歴史で考えるから中国なんでね。
宋と明だけですよ。漢民族が支配してたのは。あとはすべて彼らが「東夷・南蛮・西戎・北狄」と非難した民族によって支配されてたんです。
たとえば、遼は契丹族、金と清は満州族、元はモンゴルですからね。西太后は清の満州族ですけど、漢民族に対してだけは弁髪を強制しました。屈辱だったでしょうね。
いま、中国はチャイナドレスが民族衣装だなどといばってますけど、これ満州族の民族衣装です。スリットが入っているのは馬に乗るため。人民服なんて、孫文が日本に亡命してたときに見た鉄道員の制服なのよ。
中華人民共和国になってから文化なんてな〜んにもありません。もしかすると「パクリ文化」。ドラえもんもびっくりの「どこでもツバ」という風習はあるかな。
それにしても、一連の振る舞いでイケイケのオネエちゃんまで怒らせちゃった。ということは、日本人すべてを敵に回したと考えるべきでしょうな。
たしかに日本人はおとなしいけど、「堪忍袋の緒が切れた」という日本語があるわけでね。どこでも騒ぐ中国人と違って、上品な日本人はしずかに怒るの。で、毒餃子事件後、だれが指導したわけでもないのに、あうんの呼吸で中国食品を静かにボイコットしたように、怒らせたら厄介なんですよ、日本人は。
忘れちゃったかもしれないけど、少し前までは北はシベリア、東はアメリカ(ハワイ)、西はインド、南はオーストラリアまで、日本は支配してたんです。列強相手に1人で大げんかした国なんですから。
日本人の愛国心に火をつけたら大変ですよ。憲法改正まで平気で突っ走しりかねない国民性ですからね。
さて今回、「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は、『マンチュリアン・リポート』(浅田次郎著・講談社)です。詳細はこちらからどうぞ。