2011年01月19日日露戦争記念菓「日本海」(風流堂)

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 渋谷で打ち合わせ。昔の勤務先から本を出すことになった。つうか、いままでプロデュースは何冊もあんだけど、自著ははじめて。
 どうやら、元社長が私にだけは本を出版させないよういろいろ圧力をかけてたようで、新人が企画を提案するとすべて却下だったとか。
「乱脈経営で解任されたので自由に依頼ができるようになりました」・・・だと。ありがたいことですなあ。

 で、打ち合わせのあと、デパ内をぶらりぶらり。
 あれ、島根の物産展やってんの?
 ふ〜ん、昔、松江、安来、出雲・・いきましたなあ。足立美術館、何回も行った。横山大観、河井寛次郎、北王子魯山人、平櫛田中・・・。

 で、こんなの見つけちゃった。「復刻 日本海」というお菓子。つうか、おしるこ。
 

1個158円の即席しるこ。

上と下があるんです!間違えないように。

ほら、日の丸とロシア国旗が出てきた出てきた。

 なんかパッケージもレトロなんよお。なんでも、このお菓子を開発した風流堂の2代目隆平という方が日露戦争に出征。幸い無事生還できたそうな。で、日本大勝利を記念してつくったのがこのお菓子ちゅうわけ。

 つくり方は簡単なんよお。お椀に容れるだけ。上下さえ間違えなければええんよ。すると日の丸とロシア国旗がぷか〜と浮いてくる。

 100年前のオリジナル商品は、日の丸(せんべい製)はずっと浮いてて、ロシアの旗(もち製)は水分を吸ってすぐに底に沈んじゃう・・・という仕掛けだったそうな。いまは友好を祈念してどちらもプカプカ浮く素材でつくってるんだと。

 なかなかアイデアマンですな。いまなら「尖閣諸島しるこ」とかできるんでないかい?

 味? う〜ん、よくある粉系のおしるこの味ですな。ま、いいじゃん。

 さて今回「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は、『日米同盟VS中国・北朝鮮』(アーミテージ&ジョセフ・ナイ著・文藝春秋)です。23分間しゃべり倒しております。詳細はこちらからどうぞ。