2011年09月29日感動と情報と覚醒と行動。

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

音声による読書サイトを運営してつくづく感じることがあります。
 それは読書の中身を決めるのはどれだけ深く裏読みできるか、どれだけ広くいろんな情報を吸い取ることができるかにある、と思うんです。

 1冊の本を読む。その内容を正確に消化することは大切かもしれません。しかし、これではその本の中身をすり込むだけに過ぎません。0よりはいいでしょうが、「コピー機」になってもつまりません。

 やっぱり重要なことは、その本に書かれてないことも吸収する。これですよね。まして、それがビジネスに使えるヒントを提案したり暗示してくれたら最高です。

 そんなことできるのか! もちろん1人ではできません。できるわけがありません。読書は活字(著書)との対話ですが、結局、自問自答です。情報はあなた次第で決まります。

「この本はこういう内容です」という梗概だけで終わらせず、「ほかの著者はこう指摘しています」「こんな情報がもっと重要です」。。。このように深読み、裏読み、広がりができてこそ価値ある読書といえるのです。

 私は読書に「生産性」を求めています。梗概(あらすじ)をインプットするのは「点」に過ぎません。点のままでは使えません。たんなる一口ミニ知識です。一口ミニ知識を複眼的な理解や洞察、経験や体験、強い問題意識でとらえ直すと、一点から線に、線から面へと立体化できるのです。

「中島孝志の 聴く!通勤快読」は読書を、点から線、面、立体へと展開する「インテリジェンス」です。だから「たんなる書評サイトではありません」と自負しているわけです。

「1日気づきが遅れれば1日の損ではなく一生の損だ」
「一生勉強というけれども、勉強には旬がある。いま勉強しないでいつするのか」
「知性よりも感性の衰えに危機感を抱こう。この感性の中心は好奇心と向上心だ」
 ・・・中島孝志

 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『証券会社が売りたがらない米国債を買え!』(林敬一著・ダイヤモンド社)です。詳細はこちらからどうぞ。