2012年01月22日辛口ソースたっぷりの焼きそば「磯村屋(横浜)」

カテゴリー中島孝志のB級グルメ探検隊」

 「B級グルメ」とは「格安の値段で超一級の味を提供する料理、すなわち、お買い得、お食べ得の料理」という意味です。高くて美味いのは当たり前。安くても、「こんなに美味いの? こんな値段で食べちゃっていいの?」と腰を抜かしてしまう店。それを紹介するのが本ブログの使命です(ちょっとオーバーか)。

 昨日の「ぶらり途中下車」(日テレ)は根岸線。本牧の街をぶらり。知り合いの店があちこち。厚生省出身のT医院隣にあるメリーゴーランド研究所(T先生の親戚が営んでる)とかも紹介されてました。

 ま、ちょっと離れてるけど、ここもよく紹介されてる店ですね。とんねるずの番組もそうだし、年末年始にも登場してましたなあ。

 御年86歳のばあさまの店。バイト2人もそんな年代。もうめちゃ昭和のにおいがぷんぷんですねん。年金もらって悠々自適のはずだけどね。

 客がいないんで新聞読んでましたよ。ばあさまたち。

 売りは「焼きそば」。これが辛口にブレンドされたソースたっぷりでね。昔の屋台の味なんです。「屋台味」って宣伝する店とかメーカーも多いんだけど、違うんだよなあ。やっぱ。屋台は強烈な熱さの鉄板でつくるからね、デレっとしてたらあかんねん。「強火でっせ〜」というもんじゃないとね。

 だから、おばあの焼きそばは貴重ですねん。ちょいと辛いから玉子入れるのがコツ。するとちょいとマイルドになるっつうわけ。

 ただでさえ毎日200食は出てるらしいよ。とんねるずの番組で紹介されたときは長蛇の列で腕がぱんぱんに腫れ上がったとか。

 働いてる老人は若いですな。このおばあ、物腰がとても上品。昔、ええとこの人やったんとちゃうかな。シニアなんて失礼でいえません。「えらい昔のヤングレディ」って感じ。
 やっば引退はしない、定年なし。死ぬまで働く。働きながら死ぬ。これがベストですな。

♪遊びを せんとや〜 うまれけ〜ん(梁塵秘抄)


焼きそば。隠し味はおでんのジャガイモ。

鍋もっていけば入れてくれる。

ばあさまが懸命につくっちょるんよお。

こんな店。

「きたなトラン」石田部長トロフィーですな。

・店名:磯村屋
・価格:安い。子供価格。
・価格:南区八幡町(三吉演芸場の先の橋を渡ってちょい奥)。

 ま、美味いんよお。ラムネとかサイダーとかあるんだけど、ビールがないんよお。